【イタリア】イタリアのモータースポーツの聖地モンツァで熱狂体験！モンツァサーキットの見どころや周辺スポットをご紹介

イタリアのモータースポーツの聖地ともいわれるモンツァサーキットとは？

モンツァサーキットは、イタリアのモータースポーツの聖地ともいわれる歴史あるサーキットです。イタリア北部の都市、モンツァにあるサーキットで、1922年に建設されてから100年近くも経ち、世界でも有数の歴史を誇ります。特に有名なのが、イタリアに本拠を置くフェラーリが参加する「F1グランプリ」。「ティフォシ」と呼ばれるフェラーリの熱狂的なファンがスタンドを赤く染め、モンツァは一気に熱狂の渦と化します。

そのほかにも、2輪レースの最高峰のひとつである「スーパーバイク世界選手権」が開かれており、世界トップクラスのドライバーやライダーの卓越した技術が見られるのもポイントです。世界でも類を見ない超高速域でのバトルは必見。抜きつ抜かれつの熱いデッドヒートが目の前で繰り広げられ、熱狂すること間違いなしです。4本の長いストレート・シケイン・高速コーナーと見どころ満載のレイアウトで、見応えのあるレースが楽しめますよ。

モンツァサーキットの入場料や当日の服装などは？

モンツァサーキットは、レース開催日にはチケット代が必要です。レースの種類によってもチケット代が異なるため、基本的にレース主催者に確認をします。モンツァグランプリで開催されるF1グランプリのチケット代を例に挙げると、予選や本選など3日間通しのチケットで、4万円～12万円までと価格に幅があります。これは、座席によって価格が異なるためです。

パドックガイドツアーやトロフィーとの写真撮影などが付いたパック料金だと、20万円以上となるケースもあります。レースの開催がない日は、入場料5ユーロで入ることができます。モンツァにほど近いミラノは、北海道の稚内市と同じ経度。モンツァサーキットでF1が開催される9月の平均最高気温は24℃、平均最低気温は16℃です。東京の9月の場合は、平均最高気温が27℃、平均最低気温が20℃ですから、日本の初秋よりも肌寒いイメージで訪れましょう。薄手の長袖と、上に1枚羽織れるものがあると安心です。

モンツァサーキットで熱狂体験をしよう！

モンツァサーキットは、世界でも類を見ないハイスピードバトルが魅力です。ほかでは味わえない熱狂体験を楽しみましょう。

モータースポーツの頂点であるF1の観戦

モンツァサーキットの真骨頂は、モータースポーツの頂点に立つF1グランプリの開催です。現地イタリアのファンからは「ラ・ピスタ・マジカ（魔法のトラック）」の愛称で呼ばれ、親しまれています。スピードが出やすく特徴的なレイアウトは、昔から多くのファンを引きつけてやみません。

白熱のオーバーテイクポイント「ロッジアシケイン」

「ロッジアシケイン」は、モンツァサーキット内でも観客を盛り上げるポイントのひとつです。シケイン前の緩い右カーブで各車が加速し、ロッジアシケインへと一気に飛び込む景色は圧巻の一言。白熱のオーバーテイクが見られますよ。スピードが出すぎて曲がり切れないマシンが飛び出すこともあり、映画のような大迫力の光景が広がります。

F1随一の超高速バトル「4本のストレート」

モンツァサーキットといえば「ハイスピードバトル」といわれるほど、超高速バトルは必見です。4本の長いストレートがあることで、エンジンを轟かせて稲妻のように走る、圧倒的な速さのF1マシンが見られます。2018年の予選では、キミ・ライコネンが14年ぶりにコースレコードを更新しました。その際の平均速度は、263.587km/hと圧倒的な速度であり、モンツァサーキットがどれだけ超高速サーキットであるかを物語っています。

パドック・ピットレーン・コースを歩いてモンツァを肌で感じよう

レースが開催されていない日に、パドック・ピットレーンなどを歩いて回るツアーがあります。「Autodromo Tour」を予約すると、10ユーロほどでパドック・ピットレーン・ポディウムを案内してくれますよ。さらに5ユーロ追加すると、自転車やミニバンでコースを1周できるサービスも。F1マシンが実際に走行している場所を走行し、肌で感じることが可能です。運がよければ、レーシングカーの勇ましいエキゾーストノートを堪能できることもありますよ。

憧れのスーパーカーでモンツァを快走！気分はまるでレーシングドライバー

1000万円を超える憧れのスーパーカーを運転できる、夢のようなアクティビティもあります。スーパーカーを貸してくれる会社がいくつかあるので、ラインナップされた自分の好きなスーパーカーを選んでモンツァをドライブしてみましょう。フェラーリ・GT-R・ランボルギーニ・マクラーレン・ポルシェなど、数多くの車種があり、夢を叶えることが可能です。戦闘機のようなコックピットに座り、勇ましいエキゾーストノートを聞いていれば、気分はまるでレーシングドライバー。日常では不可能な極上の体験ができますよ。

モンツァサーキット観光の所要時間

モンツァサーキットで開かれるイベントによって、必要な時間は異なります。F1開催日の所要時間を解説すると、F1観戦は3時間ほどで終了します。F1では、規定周回数を完了していない状態でも、スタートから2時間経過した時点の周回がファイナルラップになるという規定があるためです。ただし、事故などでレースが一時中断した場合は、スタートから4時間経過した時点での終了となります。早いうちに到着してゆっくりした場合、1日がかりの観光となるでしょう。

モンツァサーキットへの行き方

モンツァサーキットへ行く際は、ミラノからいくのが最も分かりやすく簡単です。ミラノから約1時間ですから、移動に多くの時間を要することはありません。ミラノからの行き方としては、まずはドゥオーモ駅から地下鉄でミラノ中央駅まで向かいます。ミラノ中央駅からはイタリア鉄道に乗り、モンツァ駅へと向かいましょう。モンツァ駅前から「Z221」のバスに乗り、「Via Cesare Battisti」の最初の停留所を下車したら、徒歩15分ほどでモンツァサーキットに到着です。ミラノから1時間30分~2時間見ておくと安心です。

モンツァサーキット周辺のおすすめスポット

モンツァサーキット周辺には、歴史ロマンや癒しの空間などの魅力的なスポットが満載。時間が許す限り、モンツァ周辺を思い切り楽しみましょう。

緑あふれる癒しの避暑地「モンツァ公園」

モンツァサーキットを訪れたのなら、「モンツァ公園」はマストスポットです。モンツァ公園内にモンツァサーキットがあるので、サーキットを出てから移動時間なしで行けますよ。モンツァ公園は、周囲14km、735haの広さでヨーロッパ最大級の公園です。乗馬クラブやゴルフクラブ、ピクニックなどが楽しめ、思い切り体を動かせます。池や深い森があり、神秘的な雰囲気で心を落ち着かせられるのもイチ押しポイント。のんびり散歩したり寝っ転がったりと、思い思いに時間を過ごせるスポットです。

優美で豪華な大邸宅「レアーレ邸」

優美で豪華な佇まいの大邸宅である「レアーレ邸」は、18世紀のオーストリア統治時代、ハプスブルグ家によって建設されました。外から見ているだけでも感慨深いものがありますが、美術館・レストラン・バー・書店などがあり、中からも美しさを堪能できます。夜にはライトアップされ、昼間とは異なる壮麗さを見ることが可能です。

ヨーロッパ最古の王冠が眠る「モンツァ大聖堂」

「モンツァ大聖堂」は、美しいバロック建築が魅力的な聖堂であり、14世紀に設計がされました。その後、17世紀～18世紀にバロック様式の手が加わり、現在の姿になっています。モンツァ大聖堂は、ヨーロッパ最古の王冠が眠ることでも有名。6世紀にテオドリンダ女王が所持していたのが最も古い記録ですが、実際はそれより前にも使用されていたというかなりの歴史を持つ王冠です。歴史の重さをひしひしと感じ取ることができますよ。

圧巻の美しさを誇る「モンツァ王宮」

「モンツァ王宮」は、モンツァ駅から徒歩25分ほどで行けるスポットです。レアーレ邸と同様に、18世紀にハプスブルク家によって建てられ、ヨーロッパで最も美しいとされる王宮のひとつとして数えられています。予約すれば内部を見学可能で、思わず壮大さと豪華絢爛さに圧倒されてしまいます。最上階からは美しい庭園風景が見られ、チャペルや宮廷劇場などもあり、まるでタイムスリップをしたかのような感覚になりますよ。

美しいバラが咲き誇る「Roseto Niso Fumagalli」

「Roseto Niso Fumagalli」は、モンツァ王宮前のレジーナ・マルゲリータ通り沿いにあるローズガーデンです。1万平方mの非常に広大な敷地内に、1100種類ものバラが咲き誇ります。オレンジやアプリコット色の「クラウンプリンセスマルガリータ」、淡く優しい黄色調の「ティージングジョージア」などが有名で、さまざまな色合いが心を癒してくれる魅力的なローズガーデンです。

モンツァサーキットを楽しむならツアーがおすすめ！

モンツァサーキットでは、非日常的な熱狂体験ができます。憧れのスーパーカーを運転できれば、一生涯の思い出となるかもしれません。
モンツァサーキット周辺にも、魅力的なスポットは満載です。オプショナルツアーに参加すれば、時間を無駄にすることなく、モンツァを思う存分満喫できます。ツアーを予約して、モンツァサーキットとその周辺スポットを思い切り楽しみましょう。

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