このページではシチリア島にある世界遺産を紹介しています。ユネスコ世界遺産は「国や民族を超えて人類が共有すべき財産」と認められた遺跡や自然、景観を指します。文化遺産と自然遺産、複合遺産の3つがあります。世界遺産の多くは、地球の神秘や、人類の歴史を体感することができる観光名所になっています。ほかの地域では見られない絶景や、希少な生物が生息する自然環境、人類の歩んできた歴史・文明を知ることができる遺跡など、いずれも高い存在価値が認められたところばかりです。代表的な世界遺産には、ギリシャのメテオラ修道院群や、アメリカのイエローストーン国立公園、オマーンのバハラ城塞などがあります。日本では、法隆寺一帯の仏教建造物や、広島の原爆ドーム、“信仰の対象と芸術の源泉”として富士山などが世界遺産に登録されています。
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シチリア島 - 自然遺産
エトナ山は、イタリアの南部にあるシチリア島・カターニアにそびえる山であり、ヨーロッパ最大の成層火山です。エトナ山が噴火を始めたのは約50万年前といわれるほど、とても歴史が古く、噴火活動の記録として2,700年前のものが残されています。 エトナ山は、2013年に世界自然遺産に登録されました。理由として、2,700年に及ぶ噴火記録や、世界でも稀に見る火山活動、ギリシャ神話にも登場する、科学や研究に置ける重要性の高さなどがあげられます。同じ年に、日本の富士山も世界文化遺産に登録されました。 エトナ山には、現在4つの山頂火口があり、全て20世紀に誕生しています。噴火した際に発生する火山灰には、ミネラルが多く含まれており、山麓ではワイン用葡萄、ピスタチオ、オリーブなど数多くの農作物が栽培されています。
周辺スポット
シチリア島 - 文化遺産,城・宮殿,寺院・教会,史跡・遺跡,広場・公園,旧市街・古い町並み
ヴァルディノートの後期バロック様式の町々は、イタリアのシチリア島の東南部にある8つの街の街並みのことで、世界遺産に登録されています。 8つの街の名は、カルタジローネ、ミリテッロ・イン・ヴァル・ディ・カターニア、カターニア、モディカ、ノート、パラッツォーロ・アクレイデ、ラグーザ、シクリで、これらの街並みは中世の前半に形成されました。その後、1693年に起きた震災により町が崩壊しましたが、震災後に地元貴族の働きにより、後期バロック様式の建物で再興しました。8つの街で同時進行で街が再構築されたのは歴史的にも珍しいとされています。 今もなお地元の人が生活する生きた街として知られています。今回は、そんなヴァルディノートの後期バロック様式の町々周辺の見どころについて紹介します。
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