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【世界遺産】メキシコの古代都市テオティワカン、中米最大の宗教都市遺跡

古代都市テオティワカンは、紀元前2世紀から6世紀にわたって栄えた宗教都市国家です。世界で3番目に大きい太陽のピラミッドをはじめ、月のピラミッド、ケツァルコアトルの神殿など、メキシコの遺跡の中でも群を抜くスケールの宗教的建造物が立ち並んでいます。 最盛期には20万人以上の人々が暮らしていたといわれていますが、高度な文明を築いた統治者は誰であったのか、いつ、なぜ滅んでしまったのか、いまだ解明されていない、謎に包まれた巨大遺跡です。メキシコ文化の源流としての価値が認められ、1987年に文化遺産に登録されました。

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更新日: 2023年11月21日

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■神々が集う地テオティワカン

テオティワカンは、すべての政事を司る神官を中心に、戦士、商人、農民、職人、奴隷と階級分けされた神権政治社会で、整然と計画的に整備された都市が広がっていました。14世紀に侵入してきたアステカ人たちは、すでに廃墟となっていた荘厳なピラミッド群を見て、神々が建てた都市と信じ、“テオティワカン”(神々が集う地)とよび、聖地としまて大切にしてきました。

©UNESCO/Frédéric Letullier

■宇宙や生命のシンボル

テオティワカンのピラミッドの特徴は、王墓としてではなく、宗教儀礼のために建造されたということです。なかでも最も大きなものが太陽のピラミッドです。底辺が216m×228m、高さ65mで、体積はエジプト・ギザのクフ王のピラミッドを超え、なんと世界最大です。

©UNESCO/Vincent Ko Hon Chiu

夏至の日に太陽が正面真向いに沈むことから、太陽の軌道を計算して建てられたと考えられています。メキシコ・シティの北東約50kmに位置する、古代都市テオティワカンへの行き方は、メキシコ・シティからバスか、車がおすすめです。

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■宗教儀礼の舞台

テオティワカンは、南北を5kmにわたって貫く死者の大通りを中心に、都市が造られています。周辺には、2番目に大きい月のピラミッドや、神々のレリーフで覆われたケツァルコアトルの神殿など、壮大な遺跡が立ち並び、いずれも重要な宗教的儀式に使われていたと考えられています。

■メキシコ・シティから古代都市テオティワカンへのアクセス

難易度:★★★☆☆(町まで行けば何とかなります)

所要時間:約1時間
運賃:M$42

メキシコ・シティ(Mexico City)からテオティワカンまで、バスで約1時間です。

テオティワカンの情報をGET!

テオティワカンの情報は下記でチェックしましょう。

メキシコ・シティ政府観光局/Ciudad de Mexico

http://www.mexicocity.gob.mx/

■古代都市テオティワカンを大満喫できるツアー!

3つの世界遺産を巡る!テオティワカン遺跡&市内歴史地区&人類学博物館ツアー<日本語ガイド/メキシコシティ発>

©UNESCO/Sacred sites/Martin Gray

メキシコ歴史地区のソカロ広場やカテドラル大聖堂をはじめとする市内観光から始まり、サント・ドミンゴ広場やテオティワカン遺跡などを巡ります。

3つの世界遺産を巡る!テオティワカン遺跡&市内歴史地区&人類学博物館ツアー<日本語ガイド/メキシコシティ発>

催行:毎日/料金:USD69~/問い合わせ:VELTRA/日本語:OK

古代都市テオティワカン/Pre-Hispanic City of Teotihuacan

Teotihuacan México
7:00~17:30
料金:入場料M$59(ビデオカメラの持ち込みは別途M$45)/※名称は、データ部分のみユネスコ日本サイトの表記に合わせています
http://www.visitmexico.com/

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