【メキシコ】ユカタン半島の魅力とは？注目のリゾート地のアクセス方法や観光スポットを紹介します

更新日: 2023年12月4日

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■死ぬまでに行きたい場所に選ばれた観光地

メキシコのリゾート地として知られるユカタン半島は、死ぬまでに行きたい場所に選ばれた美しく歴史ある観光スポット。世界中からセレブが訪れるカンクン・ビーチや鍾乳洞、世界遺産になっているマヤ文明の遺跡なども数々残されており、登れるピラミッドもあります。絶景や重厚な歴史文明を感じられる壮大なリゾート地で、日本からも多くのツアーが出ています。

ユカタン半島はどこにあるの？

ユタカン半島は中米のメキシコ南東部にあるリゾート地。西のメキシコ湾と東のカリブ海の間に突き出した半島です。北部はメキシコのカンペチェ州，ユカタン州，キンタナ･ロー州に属し、半島の南東部はベリーズとグアマテラにの国土となっています。中心地はメリダで、カリブ海側は美しいカンクン・ビーチなど近年開発が進み観光リゾートとなっています。

ユカタン半島には山や川がない？

ユカタン半島は石灰岩からなる台地で、雨は地面にしみこむため山や川はありません。地下水脈を流れた水がいくつもの美しい鍾乳洞を形成しています。また、北西端チクシュルーブの地底に隕石の落下によってできた巨大なクレーターがあります。また、ユカタン半島は8～12世紀に栄えたマヤ帝国の中心地で、多くのマヤ文明の遺跡が残されています。

マヤ文明とは

マヤ文明は、紀元前2000年～16世紀にメキシコ・グアマテラなどで栄えた文明です。早くから様々な形の大型ピラミッド、天文学、20進法、マヤ文字など高度な文明を持っていました。800年代に一度消滅しましたが、その原因は謎とされています。その後は中心地がユカタン半島北部に移り、チチェン・イッツァなどが栄えましたが、16世紀にスペイン人の侵略により滅亡しました。

マヤ人はすごかった

マヤ人は高度な文明をもっていたことで有名です。なかでも今と変わらない天文学の知恵をすでに持っていたとされています。古来より方位を認識し、天体観測を行って太陽や金星の周期を算出していました。その証にマヤ文明の古代ピラミッドは春分や秋分の日に特別な現象が起きるよう造られています。また、早くからマヤ文字も開発し碑文などを残しています。

■ユカタン半島の魅力①マヤ文明の遺跡「カラコル（旧チチェン）」

ユカタン半島にある、世界遺産のチチェン・イッツァ遺跡はマヤ文明の遺跡です。そのひとつがドーム型の天井を持つ高さ13メートルのカラコル。これは当時の人々が使用していた天文台です。望遠鏡のない時代、肉眼で天体観測をしていました。このカラコルは、太陽と月の位置を正確にとらえるため、秋分の日と春分の日に観測窓に太陽の光が差し込む仕掛けです。

ユカタン半島の魅力2マヤ文明の遺跡「エルカスティージョ（新チチェン」

世界遺産チチェン・イッツァ遺跡の中でもシンボル的存在が、マヤの最高神ククルカン(羽を持つ蛇)を祀るエルカスティージョです。4面に各91段の階段を持つピラミッドで、春分の日と秋分の日には9段のテラスの影が大地に蛇の胴体を映し出します。91段×4面で364になりますが、頂上を合わせ1年の日数と同じ365。マヤ人にとってこのピラミッドは1年の暦でもありました。

ユカタン半島の魅力3カンクン・ビーチ

ユカタン半島のカリブ海沿岸のカンクンにあるビーチは、コバルトブルーの美しい海と真っ白な砂浜が絵画のような美しさ。ユカタン半島のリゾートの中心地で、世界中のセレブがバカンスに訪れます。沿岸にはラクジュアリーなホテルも多く、ホテルの目の前がビーチなので海にすぐ出て行くことができます。またこの海でシュノーケリンクやダイビングなども楽しめます。

ユカタン半島の魅力4セノーテ　

ユカタン半島には無数のセノーテが存在しています。セノーテとは雨で石灰岩が陥没してできた穴に地下水がたまってできた天然の井戸、泉のこと。セノーテは、その神秘的なたたずまいと水の透明度の高さから海とはまた違った魅力が楽しめるダイビングスポットとしても人気です。セノーテは形も様々で、光のカーテンと呼ばれる神秘的な光景にも出会えます。

ユカタン半島の魅力5エクスプロールパーク

エクスプロールパークは、広大なジャングル地帯で冒険アトラクションが堪能できるテーマパーク。標高45メートルから滑り降り、セノーテにダイブするジップライン、密林の中や洞窟を走りぬける水陸両用ジープ、セノーテで筏下りなどスリル満点。刺激的なアドベンチャーを体験できます。とくに人気のジップラインは複数のコースがあり、最長は1・5時間のコースもあります。

ユカタン半島の魅力7シカレエコテーマパーク

エクスプロールパークの横にあるシカレエコテーマパークは、大自然や伝統を感じられるテーマパーク。50以上のアクティビティや観光スポットがあり1日中楽しめます。目玉は地下河川での川下りツアーやシュノーケリンク。ジャングルや川に生息するこの地域特有の動植物も生息し、自然動物園さながら鑑賞できます。夜は伝統舞踊などのショーが人気です。

ユカタン半島の魅力83Dミュージアムワンダー

3Dトリックアート美術館「3D ミュージアム・オブ・ワンダー」があります。これはその名のとおり3Dアートを展示している博物館。かなりレベルの高い3Dアートが展示されており、米国の著名なトリックアート作家カート・ウェナーさんの作品が展示されたこともあります。展示作品と一緒に写真をとれば、絵画の中に閉じ込められるなど驚きのフォトジェニックな一枚が仕上がります。

ユカタン半島の魅力8ウシュマル寺院

ウシュマル寺院の入口にある魔法使いのピラミッドと呼ばれる楕円形の建物は高さは36.5m、直径が73m、幅が36.5m。正面には頂上の神殿へといたる横に幅広い急傾斜の階段があります。隣接して細長い尼僧院などの建物があります。また、敷地内にあるグランピラミッドに登ると、ウシュマル遺跡やピラミッドをも見渡せる360度の絶景が広がります。

ユカタン半島のおすすめ料理

ユカタン半島を訪れたら、メキシコ料理のほかにもマヤ料理やユカタン地方の郷土料理もおすすめです。ユカタン地方の料理は、この地方独特の調味料のアチョテを使った蒸し焼き料理のムクビル・ポージョやコチニータ・ピビルが有名。ほかにもティキン・シクと呼ばれる切り身魚の料理、グリルした鶏肉に豆やチーズをのせたポージョ・モトゥレーニョなどがあります。

■ユカタン半島ヘのアクセス方法

日本からユカタン半島へは、直行便が出ていません。まずは成田空港からメキシコの首都にあるメキシコシティ空港まで行きます。所要時間は約12時間15分。そこで国内便に乗り換えて、ユカタン半島のカンクンまでは約2時間10分のフライトです。アメリカからカンクンへのアクセスも可能ですが、手続き等が増えるので日本から直接メキシコに行くのが良いでしょう。

まとめ

ユカタン半島について紹介しました。ユカタン半島はここでしか出会うことができない壮大な自然の絶景や、はるか古代から続く独特の文明の遺跡や歴史、家族で思いっきり遊べるアクティビティなど楽しめる魅力がいっぱいです。メキシコを訪れる際にはぜひ一度は見てみたい絶景とうたわれたユカタン半島にも足を伸ばして、その魅力を実感してみてください。

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