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■スースは、欧州人も愛する街
首都チュニスから南に約140km離れたところに、スースの街はあります。スースはチュニス・スファックスに続く、3番目に大きな都市で、地中海をはさんだ対岸はイタリアです。真っ青な海が広がる美しいリゾート地には、その美しさにひかれて、ヨーロッパから毎年多くの人が訪れています。
地中海地方ならではの突き抜けるような青空の下、海辺のリゾートとともに、古代のフェニキア人が造った歴史あるスース旧市街の観光も魅力的です。
■破壊をまぬがれた街、スース
フェニキア人が造ったカルタゴは、ポエニ戦争で古代ローマに敗れたことにより滅亡しましたが、スースはローマ軍と同盟を結んでいたため破壊を免れました。ほかのカルタゴの街などは破壊されているため、スースは当時の街並みを知るうえで貴重な場所となっています。
7世紀頃には、アラブ人が街を支配して「スーサ」と名を改め、防衛都市としての機能を持つようになります。街は、高さ約8mの堅牢な城壁に囲まれ、高さ38mほどの見張り台であるリバトの塔が造られました。この塔の2階には住まいがありましたが、弓矢や銃を撃つための小窓などもあり、礼拝と防衛のふたつの機能を持っていたことがわかります。このリバトの塔に登れば、町や港を一望することができます。
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■城壁に囲まれた迷宮
ほかにも、訪れたい観光スポットとして、今も灯台として使われているカスバがあります。古代においても、のろしや松明を焚くことで、周囲との連絡をとるのに使われていました。スースの旧市街は、迷路のような路地に人々の暮らしが息づき、エキゾチックな雰囲気が溢れています。モスクからはアザーンが聞こえ、見渡すものすべてが絵になるような街並みが続きます。リーズナブルな宿から高級リゾートまで、アコモデーション(宿泊設備)も豊富です。地中海リゾートを満喫しつつ、古代の歴史を訪ね歩くのもおすすめです。
■チュニスからスースへのアクセス
難易度:★★☆☆☆(公共交通機関で行けます)
チュニジア鉄道(SNCFT)
所要時間:約2時間
旧市街へはスース駅から徒歩8分です。
■スースの街を満喫するツアー
【チュニジア 現地発着ツアー 3泊】世界遺産都市ケロアン、スース、エルジェム巡り日帰りツアー
チュニス発着で、1日でチュニジア中部にあるスース、エルジェム、ケアロンの街を巡ります。スースでは旧市街を散策し、リバトの塔を見学するほか、ショッピングもできます。
【チュニジア 現地発着ツアー 3泊】世界遺産都市ケロアン、スース、エルジェム巡り日帰りツアー
- 216-71-795-434(チュニジア)
- 催行日:毎日/料金:140€(3名で利用の1人料金)~/催行会社:Travel Sun S.A.R.L /日本語:OK
スース旧市街/Medina of Sousse
- Sousse Tunisia
- 店舗・施設により異なる
- 店舗・施設により異なる
- 料金:無料(施設により入場料あり)/※名称は、データ部分のみユネスコ日本サイトの表記に合わせています
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北アフリカに位置するチュニジア共和国。最近では、2010〜2011年にかけての民主化運動「ジャスミン革命」の成功と、2015年3月の、国立博物館で日本人3人を含む外国人観光客ら20人以上が死亡した銃乱射事件など、明るいニュースと暗いニュースの両面で耳にすることが増えています。2016年7月現在でも、外務省が渡航中止を勧告しているエリアもあります。 チュニジアは、多くのユネスコ世界遺産を有し、豊かな歴史と芸術文化を誇る、観光客に人気の国です。首都チュニスでも、さまざまな芸術作品を目にすることができます。ここではチュニスの芸術と文化に触れ合うことができる定番観光地を紹介します。世界最大級のモザイクやタイル画を目にすることができる博物館やモスク、地区全体が世界文化遺産に指定されている旧市街エリアなど、初めてチュニスを訪れる人に参考にしてほしいスポットを選びました。