なお当サイトではユーザーのみなさまに無料コンテンツを提供する目的で、オンライン旅行代理店やレストラン予約サイトが提供するアフィリエイト・プログラムに参加し、サービス等の紹介を通じた手数料の支払いを受けています。掲載の順番はサービス等の提供会社により支払われる報酬も考慮されている場合があります。
コルコバードのキリスト像は、なぜ作られたのか
コルコバードの丘に、巨大なキリストの像が建てられた理由。それは、ブラジルの独立100周年を記念したものなのです。
ブラジルは、ポルトガルによって発見されて以来、長きにわたってポルトガルの植民地として歴史を歩んできました。長年植民地として苦しい状況にあったブラジルが、とうとうポルトガルから独立を獲得したのが1822年のことでした。
コルコバードのキリスト像が建てられたのは、そのポルトガルからの独立100周年を記念してのことで、完成は100周年から少し遅れての1931年。
だれもが知っているアメリカの自由の女神と、生い立ちが似ていますね。しかも、自由の女神との共通点はそれだけではありません。コルコバードのキリスト像は、自由の女神と同様、像そのものはフランスで制作され、その後、コルコバードに移されて先に完成していた台座に据え付けられたのです。像のデザインは、フランスの彫刻家ポール・ランドウスキが、製作の監督は地元エンジニアのエイトル・ダ・シルバ・コスタが行っています。
このようにして立てられたキリスト像は、1931年10月12日に除幕され、ブラジル人と多くの観光客に愛される像となったのです。
ブラジルコルコバードの丘、現地オプショナルツアー 売れ筋ランキング
- ブラジル旅行に行くなら、リオデジャネイロ観光の定番であるコルコバードの丘、ポン・ヂ・アスーカル、旧市街セントロなどを回るツアーがおすすめです。
巨大なキリスト像を丘の上に建てたヒミツ
コルコバードの丘の標高は710メートルです。そんな高所に高さ39.6メートル、左右30メートル、更に重さが635トンもある巨大キリスト像を建造したのには、どのようなヒミツがあるのでしょうか。そこには、コルコバードの丘のあるブラジル・リオデジャネイロとキリスト教とのつながりが隠されているのです。
ブラジルの中心都市のひとつ「リオデジャネイロ (Rio de Janeiro)」という地名はポルトガル語で、英語では"River of January(1月の川)"という意味。またブラジルの国民の多くはキリスト教徒。リオデジャネイロを一望できる丘の上にキリストの像を設置された「コルコバードの丘のキリスト像」は、「キリストの神様が見守る街」という意味と人々の信仰の深さを象徴する像となっているのです。
広告
両手を広げた独特の立ち姿のヒミツ
写真をごらんいただければお分かりいただけるように、コルコバードのキリスト像は、大きく両手を広げています。少し不思議な立ち姿ともいえるでしょう。実はこのキリストの立ち姿にも、意味があるのです。キリストが大きく両手を広げているのは、ブラジルの人々の心の温かさを表していると考えられています。確かに、大きく広げられたその腕から、包まれる優しさを感じますね。
コルコバードのキリスト像のもつ包容力のある雰囲気は、2010年には児童虐待のキャンペーンにも活用されました。そのキャンペーンでは、マッピング技術を使ってコルコバードのキリスト像があたかも大きく腕を動かしてハグしているように見えるという演出がなされました。このように、コルコバードのキリスト像の大きく広げられた両手には、世界中の人が感じる心の温かさが表されているのです。
このように、テレビで見かけるブラジルの絶景にはブラジルの歴史や人々の思いが詰まっているのです。ブラジル・リオデジャネイロを訪れる際は、ぜひキリスト像に会いに、コルコバードの丘に行ってみてください。
リオデジャネイロ観光の決定版ツアー
ブラジルコルコバードの丘、現地オプショナルツアー 売れ筋ランキング
- ブラジル旅行に行くなら、リオデジャネイロ観光の定番であるコルコバードの丘、ポン・ヂ・アスーカル、旧市街セントロなどを回るツアーがおすすめです。
■リオデジャネイロのおすすめ情報
広告