名古屋千種区は古くから名古屋の繁華街として今池を中心ににぎわっていました。そんな千種区の東武に東山動植物園はあります。その起源は1890年であり、今の東山公園内へと移転されたのは1937年のことです。当時は「東洋一の動物園」と呼ばれていました。今でも日本国内有数の動物園として知られ、扱っている動物の種類数は日本の動物園の中でトップです。
東山動植物園はどうしても動物園ばかり注目が集まりますが、その名の通り植物園も併設されています。大都会・名古屋のど真ん中で自然を感じられるスポットは多くはないでしょう。そのほかにも遊園地であったり、東山のシンボルとして君臨する東山スカイタワーとあらゆる施設が併設されています。
小さな子供たちだけでなく、大人からお年寄りまで幅広い世代に楽しんでもらえる、それが東山動植物園なのです。
今回はそんな老若男女問わず楽しめる東山動植物園を紹介していきます。
目次
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「東山動植物園」観光の魅力
東山動植物園の魅力は何といっても老若男女問わず楽しめるという点です。動物園ということで家族連れはもちろん大人でも楽しめるようなワクワクする動物たちがたくさんいます。子供たちはただ動物たちを見るだけでなく、実際に触れ合うことでより一層動物に興味関心を持つのではないでしょうか。
植物園は動物園とは異なり落ち着いた雰囲気を堪能できます。どこか懐かしい古き良き日本の自然はお年寄りにも喜んでもらえることでしょう。
東山動植物園はデートスポットとしても適しています。動物園は定番ですが植物園内にあるバラ園はその美しさでどこかゴージャスでおしゃれなひと時おを演出してくれます。東山スカイタワーからの夜景もおすすめです。
このように子供だけでなく、友人同士やカップル、3世代でのレジャーにも適しています。一つのレジャースポットで幅広い世代が楽しめ心通わせられるスポットはそう多くはありません。この点が東山動植物園の大いなる威力です。
東山動物園
「東山動植物園」観光の見どころ
東山動物園本園
東山動物園では約500種もの動物たちに会えることができます。これは日本国内の動物園の中で最も種類数が多く、今まで出会ったことのない動物たちに出会える可能性が高いです。
中でもおすすめなのがアジアゾウ舎「ゾージアム」です。ゾウを観察できるだけでなくゾウの生態をまるまる勉強できる展示スペースも設けられています。
東山動植物園には「スカイビュートレイン」というモノレールが走っています。一周約2kmを20分かけてまわり、東山動植物と東山植物園とを結ぶお客さんの足として機能しています。車椅子を利用されている方やベビーカーを連れて来場されている方にも乗車してもらえるようにエレベーターもしっかり備わっています。
中学生以上であれば片道300円・1周500円、2歳以上の子供は片道150円・1周250円となっています。
東山動物園北園
東山動物園の名を一躍全国にとどろかせたのが何を隠そうイケメンゴリラの「シャバーニ」です。一時期シャバーニはメスだという説が流れましたが、オスだそうです。シャバーニは群れのボスとして暮らしており、シルバーバックと呼ばれる銀色に色づいた背中が特徴です。
あまりの人気に写真集まで発売されています。そんな人気のイケメンゴリラにぜひ一度会いに行ってみてください。
最近世間を沸かせているサルがこの東山動物園にいることも忘れてはいけません。フクロテナガザルの「ケイジ君」です。ケイジ君は「アァ～！」と絶叫しそれが面白すぎるとネットで話題になりました。ただなかなか叫んでくれないそうで、何時間もケイジ君の前でその絶叫を待っているお客さんも現れたほどでした。
ケイジ君の叫びを聞けば抱腹絶倒間違いなしです！ぜひ一度その叫びを聞きに行ってみてください。
「東山スカイタワー」はまさに東山動植物園のシンボルともいえる存在です。約80mの丘の上に位置し、その展望台は地上100mであるため名古屋のテレビ塔やナゴヤドームといった名古屋市の名所だけでなく、名古屋市そのものを一望できます。夜景にも定評がある「夜景百選」にも選ばれています。東山動植物園に訪れた際には必ずチェックしてもらいたいスポットとなっています。
東山スカイタワー
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東山こども動物園
東山こども動物園では動物たちとのふれあい体験や餌やり体験が楽しめます。ヤギやうさぎ、モルモットといった動物たちがおり、幼児でも楽しめるようになっています。
ただ柵の外から動物を見るだけでなく、実際に触って触れ合うことで子供たちにとって実りある時間になるのではないでしょうか。
授乳室や休憩室、ベビーベッド付きトイレもしっかりあるので小さなお子さんと安心して遊べる動物園という点が大きな魅力の一つです。
東山こども動物園
東山植物園・バラ園
東山植物園には約7000種の植物が植えられています。また自然だけでなく、世界遺産にも認定された白川郷から移築した「合掌造り」の家や国指定重要文化財の「温室」といった日本古来の建造物も楽しめます。
特にこの東山植物園は丘陵地の特徴的な地形や自然林をいじらずにそのまま活かした展示形態になっており、名古屋という都会にありながらその自然を目一杯楽しめるような散策コースが用意されています。特に紅葉シーズンは木々が美しく色づき、その鮮やかさをふんだんに楽しめることから、有数の人気スポットとしても名高いです。
日々の都会での生活からいったん離れ、自然あふれる植物園で心癒されに来てみてはいかがでしょう。
東山植物園
バラ園も東山動植物園に来たら絶対に行くべきおすすめのスポットです。約100種、およそ1000株ものバラが植えられており、視界一面をバラが埋め尽くします。そのゴージャスかつ圧巻の景色に心奪われること間違いありません。特にカップルで遊びに来られた方たちにとってマストといっても過言ではないほど素敵な場所となっています。
東山遊園地
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15種類のアトラクションがあり、多くのアトラクションが3歳以上であれば遊べるものなので小さなお子さんでも十二分に楽しめる遊園地になっています。どこか昔懐かしい遊園地となっており子供だけでなく保護者の方も自身の幼少期を思い出しながらお子さんと楽しめるスポットです。
「東山動植物園」でのレストラン情報
ZOOASIS（ゾアシス）
ウエストやイーストに分かれた、全7店舗が入っているフードコートです。ピザやラーメンといった定番メニューからスイーツまで、加えて名古屋名物のきしめんまでバラエティーに富んだラインナップとなっています。
ガーデンテラス東山
世界中の美しい花に囲まれた植物園の中で食事を楽しむことができるガーデンレストランです、忘れられないひと時となることは間違いありません。。ディナーには東山動植物園をイメージしたオリジナルメニューを楽しむこともできます。
ランチ、ディナーともに事前の予約が必要なため注意してください。
スカイレストランNAGOYA東山
東山スカイタワー最上階に位置する展望レストランです。ランチにはピザやパスタがメインのバイキングが楽しめ、ディナーにはは旬の食材を使った本格的なフルコース料理を、夜景を眺めながら楽しめます。本格フルコース以外にも家族で楽しめるようなカジュアルなイタリアンなども用意されているため気軽に来店できます。
「東山動植物園」観光の基本情報
基本情報
「東山動植物園」は午前9時から午後4時50分までの営業となっています。しかし動物園に関しては動物収容の都合上、午後4時前後から一部の動物は見られなくなるため注意が必要です。また植物園の観覧時間は午後4時45分までとなっています。
入園料は高校生以上が500円、中学生以下は無料となっています。また65歳以上の名古屋市民の方は100円で入園できます。
スカイタワー共通券の場合は高校生以上で640円、65歳以上の名古屋市民の方は160円となっています。
「東山動植物園」を何度も訪れて楽しみたい方には年間パスポートがおすすめです。高校生以上で2,000円、65歳以上の名古屋市民の方は600円で購入時より1年間有効です。
春まつり／秋まつりやゴールデンウィーク、夏休み期間中は大変混雑します。入園券は「東山動植物園」の窓口だけでなくファミリーマート、サークルKサンクス、ローソン及びミニストップ、セブンイレブンでの購入が可能なので事前に購入されることをおすすめします。
「東山動植物園」へのアクセス
「東山動植物園」の最寄り駅は名古屋市営地下鉄・東山公園駅です。東山公園駅より徒歩3分のアクセスとなっています。名古屋市営地下鉄・星ヶ丘駅より徒歩7分で行くこともできます。東山植物園へ行かれる人は星が丘駅からのアクセスが便利です。
東山公園駅／星が丘駅はいずれも地下鉄東山線の駅で名古屋駅からは乗り換えなしの一本でいくことができます。
自動車を利用する場合は東名高速道路であれば名古屋インターより約15分、名二環（東名阪）であれば上社インター／上社南インターより約10分、名古屋高速であれば四谷出口より約10分でたどり着くことができます。
「東山動植物園」には収容台数1600台の駐車場があります。午前8時45分から午後5時までの間利用が可能で1回800円となっています。 春まつり／秋まつりやゴールデンウィーク、夏休み期間中は朝の早い段階での混雑が予想されるため池下駐車場を利用するとよいでしょう。
まとめ
ここまで東山動植物園の魅力をあらゆる側面から紹介してきました。よく取り上げられる動物園だけではなく植物園や東山スカイタワー、あるいは施設内のレストランなどまだまだ広く周知されていない魅力あふれる部分がたくさんあります。今回これらの魅力にふれた皆さんはぜひ一度東山動物園へ足を運んでみてはいかがでしょうか。
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