宇都宮動物園：触れる・学べる、アットホームな動物園

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ギョーザと雷で有名な栃木県の県庁所在地・宇都宮市は、食材も豊富に手に入り、住みやすい町です。そんな宇都宮の北部に、自然に囲まれた「宇都宮動物園」はあります。

「宇都宮動物園」では、檻に入った動物をただ眺めるだけでなく、触れ合ったり、どうやって付き合っていけばいいのか学べる、体験型の動物園です。また、動物園の一部には遊具がおかれ、小さなテーマパークのようになっています。動物を見て歩くのに疲れたら、気分を変えて遊びまわれるので、ちっとも飽きることがありません。

定例のイベントも開催しているので、何度も訪れたくなる場所です。普段はなかなかできない貴重な体験がたくさんでき、一日中楽しめる「宇都宮動物園」を、今回はじっくりと紹介します。

「宇都宮動物園」ってどんなところ？

「宇都宮動物園」1967年に創業し、歴史のある動物園です。動物園の園長は、猫の「さんた」。クリスマスの日にスタッフに拾われたので、そう名付けられたそうです。ちなみに副園長も、猫の「にーにー」と言います。

4.9ヘクタールの敷地は、広すぎず、子どもと回るにはちょうどいい大きさです。全国でも珍しい私立の動物園ですが、長い間、地元の人たちに憩いの場として愛されています。園内にはプールや遊園地、宇都宮城を再現した建物まであり、ちょっと不思議な雰囲気を感じられる場所です。

95種400点の動物たちがお迎えしてくれる「宇都宮動物園」のコンセプトは、「自然とどうぶつとこどもたち」のふれあいテーマパーク。動物との距離が近くて、触れ合うこともできます。ほかでは体験できない、大きな動物へのエサやりもできるんです。園内のいたるところに緑が生い茂り、なごんでしまいます。イベントもたくさん開催されているので、何度も足を運びたくなる場所です。

「宇都宮動物園」の見どころ

「宇都宮動物園」には、楽しみかたがいく通りもあります。ほかの動物園では、なかなかできない体験や、貴重な動物のこと、それからあまり知られていないサービスなどもあるんです。その中のいくつかを紹介しましょう。

エサやり体験をしてみよう

「宇都宮動物園」を訪れたら、ぜひ体験してほしいのが、エサやりです。水鳥やヤギや羊はもちろん、ほかではなかなか体験できないサルやゾウ、キリンにだってエサやりできます。

エサをあげていい動物の目印は、檻についている「エサやりOK」のマークです。エサは、エサをあげられる動物の近くに販売機があるので、そちらで購入しましょう。一日限定10人ですが、ライオンやトラなどの猛獣にもエサやり体験ができます。

こちらは入園の際に入り口で申し込みしましょう。普段は遠くから眺めるだけの動物たちですが、目の前に近付いてくるキリンの顔や、ゾウの鼻など、迫力満点の大きさや温もりを感じられます。そのほかにも、乗馬コーナーもあったりと、「宇都宮動物園」ではたくさん動物と触れ合えるんです。

ホワイトタイガーとホワイトライオン

アフリカでは神様の使いで、神聖なものとしてあがめられてきた、ホワイトタイガーやホワイトライオンが、「宇都宮動物園」で見られるんです！

ホワイトタイガーは2015年の4月22日に東武動物公園からやって来たベンガルトラの白変種・アースくん。来園してたちまち人気者になりました。ホワイトライオンは南アフリカからやって来た2016年生まれのステルクくんとアルマルちゃんといいます。
ステルクくんとアルマルちゃんはどちらも2016年の4月生まれで、誕生日も5日違いの仲良しです。そんな貴重で珍しいホワイトタイガーやホワイトライオンを、一度に目にできる「宇都宮動物園」を、思いっきり楽しみましょう。

移動動物園

会社や学校のイベントに、「宇都宮動物園」の動物たちを呼ぶことができます。ヤギやモルモット、うさぎなどの小動物が中心で、たくさん触れ合うことができます。ふわふわで暖かな動物たちを抱っこするのは、至福の時間です。

それだけでなく、「ミニSL」などの遊具や、「わんわんショー」、「大道芸人」などのショーも出張してくれます。小さな子どもはもちろん、普段なかなか動物と触れ合う機会のない大人も童心にかえって楽しみましょう。地域や保育園、幼稚園、会社のイベントなどに来てもらえば、盛り上がること間違いなしです！

ペットホテル

ペットと一緒に暮らしていると、旅行に行くのにハードルがありますよね。家を空ける間のお世話はどうするのか、それとも連れて行けるのか。ペット同伴が大丈夫な宿も増えてきましたが、それでもまだまだ一緒に旅行に行くのは難しいのが現実です。ペットホテルを利用している人も多いでしょう。

そんな「ペットホテル」に、「宇都宮動物園」を選んではいかがでしょうか。じつは、動物園なのにペットホテルも併設しているのが「宇都宮動物園」なんです。犬や猫、小動物の預かりが可能で、予約制なので1週間以上前には電話を入れておきましょう。
動物の専門家が預かってくれるので、安心感がありますよね。預けられるのは、ワクチン接種をしている子に限られるので、事前にきちんと接種しておきましょう。

「宇都宮遊園地」

「宇都宮動物園」内にある遊園地には、たくさんの遊具があります。定番のジェットコースターや観覧車、メリーゴーランドをはじめ、小さな子どもから楽しめる遊具もいっぱいそろっています。フリーパスはないので、たくさん楽しみたい人は、回数券を購入しましょう。大きなテーマパークと違って、並ぶことなく遊べるのも魅力です。

「宇都宮遊園地」内にはあちこちに動物のオブジェがちらばり、遊具もレトロな雰囲気のものも多く、どこか懐かしい気分を味わえます。ウルトラマンや仮面ライダーのオブジェもあり、昭和の雰囲気です。遊具の案内板も手書きで、ほっこりできますよ。

「宇都宮動物園」でご飯を食べるなら

「宇都宮動物園」内には、レストランが3つと、売店が5つあります。「軽食堂ポニー」ではその名のとおり軽食を食べられます。なぜか動物園内にあるお城の前、「城前大休憩所」も、焼きそばやラーメンなどのメニューです。昭和をほうふつとさせる売店などが立ち並んでいて、懐かしい気分にひたれます。

動物園内のレストランで食べるのも、もちろん大丈夫ですが、おすすめはお弁当を持参することです。「宇都宮動物園」の中には、広々とした「お弁当広場」が2カ所にあり、ピクニック気分でお弁当を食べられます。場所は動物園の中央と、お城のそばです。せっかくなので、遠足に行くつもりでお弁当を用意して、レジャーシートを広げ、開放的な気分で食事をしていかがでしょうか。

「宇都宮動物園」のイベント

犬のしつけ教室やドッグショー

「宇都宮動物園」では、土日祝日に「わんわんショー」を開催しています。場所は遊園地内の観覧車下のステージです。かわいい犬たちがスタッフの指示でステージいっぱい駆け回ります。出番がないときは、自分の名前の貼られた台の上で、おとなしく順番を待っているんです。観客参加型のショーなので、小さな子どもたちがステージにあがり、お手伝いをします。思い出作りにも最適ですね。

そのほか、同じく土日祝日の11：30から11：50まで、遊園地内の観覧車下のステージで、犬のしつけ教室があります。正しいしつけの方法を学び、愛犬と信頼関係を作りあげていきましょう。毎月学べる内容が変わるので、月ごとに通ってもいいですね。しつけを通して、愛犬と、もっともっと仲良くなりましょう。

飼育体験

飼育係と一緒に、動物たちのお世話が体験できるイベントがあります。小学校3年生から参加でき、5月・7月・8月をのぞく月の第4土曜日に体験できるんです。時間は朝9：00から、夕方の16：00まで。入園料やのりもの代、実習代などをふくめて、1日3000円で体験できます。定員が先着順の30名なので、挑戦してみたい場合は、早めに動物園に連絡しましょう。

そのほか、小さな子ども向けに、土日祝日に「ちびっこ広場」で動物の紙芝居のイベントや、毎日動物の解説が聞けるガイドもあります。動物たちの誕生日には、誕生日会があったり、大道芸のイベントがあることも。入園のさいにその日のイベントをチェックして、思いっきり「宇都宮動物園」を楽しみましょう。

季節のイベント

自然がたくさんの「宇都宮動物園」では、春はお花見が楽しめます。美しく咲いた桜のなか、「宇都宮動物園」で遊びまわったり、桜の木のすぐそばにあるキリン舎でエサやりを楽しみましょう。

「宇都宮動物園」の夏といえば、プール。子どもたちの遊べる「ちびっこプール」が、毎年夏季限定でオープンします。毎年プールはすいているので、のんびり楽しみたい人にはおすすめです。フロートや浮き輪も500円から貸し出しがあります。売店でジュースやからあげ、フランクフルトやラーメンなど、プールらしいメニューも販売しているんです。

七夕の笹飾り(イメージ)

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七夕の時期、「宇都宮動物園」では、象のウ○チで作ったたんざくを使い、願い事を書くイベントがあります。「うん」がついて、願い事がかなうかも？ 興味のある人は挑戦してみましょう！

10月のなかばから、5月のゴールデンウイークまで、宇都宮動物園に釣堀が登場し、マス釣りを楽しめます。釣り竿は貸し出しがあり、釣った魚は買い取りです。そしてこの時期、釣堀の隣にある「軽食堂ポニー」では、釣った魚を焼いて食べられます。釣りたてを炭火で焼いて食べるのは、絶品です。

「宇都宮動物園」の基本情報&アクセス

基本情報

「宇都宮動物園」と「宇都宮遊園地」共通の入場料は、大人が1200円、子どもが600円です。夏場のプールの入場料は別で、大人が700円、子ども(2歳から)350円。プールも動物園も遊園地も楽しみたい場合は、共通券があり、それぞれ大人が1400円、子どもが700円です。

小さな子どもがいても訪れやすく、ベビーカーも200円でレンタルできます。必要な場合は、入園口で尋ねてみましょう。また、遊園地ゾーンのそばに、授乳スペースが1カ所と、オムツ替え用のシートが園内に2台あります。雨が降ってきた場合は、「雨天休憩所」が園内のいたるところにあるので、そちらで休憩しましょう。

アクセス

車で「宇都宮動物園」を訪れる場合、東北自動車道を利用すると、「宇都宮インター」で降りて、約5分で到着します。動物園のそばに1000台分の無料駐車場があるので、そちらに駐車しましょう。

公共交通を使う場合は、「JR宇都宮駅」から、バスを利用しましょう。「JR宇都宮駅」の西口、「8番線」の「山王団地行・日光方面行・石那田行・船生行」に乗車して、どの行先であっても「下金井町」で降ります。バスの進行方向から1つ目の信号を右折すれば、徒歩約5分で「宇都宮動物園」に到着です。

路線バス情報

「宇都宮動物園」のまとめ

アットホームでどこか懐かしい「宇都宮動物園」は、いかがでしたか？ イベントが盛りだくさんで、動物との距離がとっても近い、「宇都宮動物園」では、動物たちものびのびと生活しています。まだ行ったことがない人は、ぜひ一度行ってみて、とびっきりの思い出をつくりましょう。

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