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リオのカーニバルの概要&魅力
カーニバルは本来、キリスト教のイースター前のレント(四旬節)という食事を節制する期間を前に、食べ納めをするお祭りです。リオのカーニバルは18世紀ごろに始まり、サンバを中心に徐々に規模を拡大していきました。もともとはキリスト教のイベントであったカーニバルが、異教徒のアフリカ系奴隷が生み出したサンバを中心に発展したのがこちらのユニークなポイントと言えます。
現在では、毎年100万人以上の人が参加や観覧のために訪れるブラジルの観光の目玉です。
通常、2月から3月初めの週末を中心に、金曜から月曜まで4日間にわたって開催されます。その年の開催日情報などは下記のオフィシャルサイトから確認できます。
リオのカーニバル(英語)
公式ガイド&チケット販売サイト
●決定している開幕日(すべて金曜)
2018年 2月9日
2019年 3月1日
2020年 2月21日
2021年 2月12日
期間中は街中が熱狂に包まれ、大小のパレードやストリートバンドがあちこちの通りで見られます。自分も踊ってみたいという人は、ボールと呼ばれるサンバパーティに参加するのもおすすめです。
メインは審査員によるコンテストが行われるサンボドロモ(サンボードロモ)でのパレードです。コンテストはブラジル中のサンバチームの頂点を決定するもので、参加者たちはこの日のために一年をかけて準備しています。その情熱と力をすべて注いだパレードはまさに圧巻で、リオのカーニバルを世界的に有名にした原動力と言えます。
リオのカーニバルの見どころ①〜サンボドロモのパレード
リオのカーニバルの一番の見どころは、やはり国内トップクラスのサンバ・スクールによるサンボドロモのパレードです。デザインから建設まで一年かけて準備されるという豪奢な山車を中心に、ダンサーやミュージシャンによる華麗なパフォーマンスが繰り広げられます。
メインパレードが行われるサンボドロモ(Sambodromo Marques de Sapucai)は、1984に建設された、サンバのためのスタジアムです。2016年のリオ・オリンピックの際にはアーチェリーの会場や、マラソンコースの一部としても使われました。カーニバル時には幅13m,長さ700mのセンターステージが合計数万人にもおよぶダンサーや山車で埋め尽くされます。
観覧席はセクター1から13まであり、見やすい位置やパレードが盛り上がる位置、参加者の気合が入る審査員の側、また外国人専用セクターはチケット代が高価になります。反面、立ち見席や後列になるほど安価で、またカーニバルに先駆けて行われる子供たちのパレードは入場無料(一部、前列の席など除く)です。
ちなみにチケット代は日によっても変わるため、50〜1000USドル程度と幅があり、さらに人気日程のラグジュアリースイートは1,700ドルなど高値になります。
【サンボドロモのパレードの日程】
金・土 Aグループ
日・月 スペシャルグループ
時間は夜9時からスタートし、翌日の明け方まで続きます。さらに、カーニバル後には「チャンピオンズ・パレード」という上位入賞したチームのお披露目パレードが行われる日があります。カーニバルの最中よりは観覧客が減り、チケットも安価になるので、少し落ち着いて見たいという人にはこちらも狙い目です。
【サンボドロモへのアクセス】
サンボドロモは最寄りの地下鉄の駅から徒歩で20〜30分かかり、通常のバスはカーニバル中運休になります。夜であることも考慮すると、タクシーを使うのが最も便利で安全な方法ですが、カーニバルの間はタクシー料金も値上げされるためコストは余計にかかることを覚悟しておきましょう。
また、一般のタクシーはサンボドロモの入り口まで近づけないため、会場から離れた場所で降ろされてしまいます。そのため、入り口まで行ける特別なライセンスを持っているタクシーを旅行会社やホテルに手配してもらうのがおすすめです。
※写真は開催前のサンボドロモ
安くて便利な移動方法をお探しなら、主要ホテルを回るシャトルバスもあります。コパカバーナやイパネマなどにあるホテルを巡回して会場入口まで届けてくれるので、観光客狙いのスリや強盗が会場周辺をウロウロしている合間を歩く必要もありません。価格も30ドル台から(公式サイトの価格なので、ホテルやエージェントを通すと変わる可能性があります)とお得ですが、その分人気なので予約は早めにしてください。
サンボドロモ シャトルバス(英語)
Sambodromo Round Transfer
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リオのカーニバルの見どころ②〜サンバ・スクールとパレードについて
この「サンバ学校」はブラジル各地にあるサンバチームのことで、なかでもMangueira(マンゲイラ)は古い歴史と高い実力を誇る人気スクールです。リオのカーニバルの際はスペシャルグループを筆頭にA〜Eグループまでランク分けされます。この全部で70〜80あるチームの中から、サンボドロモのパレードに出られるのはスペシャルグループ12組とAグループ14組だけです。もちろん、最も人気があるのはスペシャルグループのパレードで、こちらは日曜と月曜に開催されます。
各チームはそれぞれ数千人にもおよぶ参加者と、数台の山車で構成されます。人数の多さと規模の大きさにはそれだけで圧倒されますが、演者・ダンサーにはそれぞれ役割と意味があるので、そういった点にも注意して見学するとさらに楽しめます。
まず、カーニバルのキングと、チームの中から美しさで選ばれるクイーンがいます。クイーンの次点だった女性たちはプリンセスになります。チームの先頭には12〜15人のグループが個性的な衣装と振り付けで観客の目を引きつけ、山車の周辺では同じ衣装で揃えた20〜100人のグループが踊ります。また、チームの大事な旗を持つ女性と彼女を守る男性のペアはエレガントなダンスが魅力です。
さらに200人からなる打楽器隊(バテリア)も、サンバの重要なポイントであるリズムを力強く演奏する姿が見逃せません。
サンバを踊るのは若くてスタイル抜群の女性たちというイメージが強いですが、パレードには老若男女が参加しています。なかでも、スペシャルグループでは80人以上必要とされるバイアーナという役割があり、こちらは年配の女性たちによって構成されています。彼女たちは伝統的な衣装を身に着けてサンバの歴史を表すとともに、長くスクールに貢献してきたことで尊敬を集める重要な存在です。
リオのカーニバルで気をつけたいポイント
残念ながら、リオデジャネイロは世界でも最も治安の悪い都市のひとつです。ファベーラというスラム街が点在しているのは有名ですが、普通の観光地を歩いているだけでも強盗被害にあう人が後を絶ちません。さらに近年ではギャングによる犯罪もデジタル化してきて、カードのスキミングも多発しています。せっかくカーニバルを楽しみに行ったのに、事件の被害にあっては台無しです。100%とは言えませんが、少しでも安全に過ごすための方法をまとめましたので、参考にしてください。
ファベーラに近づかない
当然ですが、危ないところには立ち入らないのが鉄則です。しかし、レンタカーを借りる人は、カーナビの道案内に頼るとうっかりファベーラに入り込んでしまう可能性があります。常に周囲の状況を確認しながら運転し、渋滞しているから抜け道を探そうなどとは思わない方が安心です。特に夜は、道を確認したくても迂闊に車を停められません。たとえ街中であっても危険なので、地理に不案内な人は避けたほうが良いでしょう。
現金以外の貴重品を持ち歩かない
バッグ、時計、アクセサリーといったものはできるだけ持ち歩かないのが最も安心な方法と言えます。しかし、銃を突きつけられた時にすぐに渡せる現金を常に持っておくことは非常に重要です。銃には弾が込められており、相手はためらいなく撃ってきますから、決して抵抗しないようにしましょう。
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カードの使用にも注意する
市内やホテルでクレジット・デビットカードを使用する際にも注意が必要です。暗証番号を打ち込む際に手でしっかりと隠すのはもちろん、ウェイターなどに手渡すことがあったら相手の動きにも注意を払いましょう。もし使わなくても、四つ星ホテルの部屋に置いておいたカードを従業員にスキミングされたという話もありますから、帰国後は明細をしっかりチェックすることも大切です。
リオのカーニバルへのアクセス・基本情報
●日本からリオへのフライト
日本〜ブラジル間は直行便がないため、北アメリカやヨーロッパなどを経由して行くのが一般的です。時間は短くて1日+数時間で、長いと30時間以上かかります。しかし、飛行機会社は日系・欧州系・アメリカ系とメジャーなものが揃っているため、マイルを貯めている会社など好きなところを選ぶことが可能です。
●日本とリオの時差
広大な国土を有するブラジルは国内でも時差があるので、リオに行く前に他の場所を経由する場合は注意しましょう。リオと日本の時差は、冬時間はー12時間、夏時間はー11時間と日本のほうが進んでいます。夏時間と冬時間の切り替えは2月の第3日曜日に行われますが、その日がカーニバルにあたる場合は1週ずらされる決まりです。そのため、カーニバル後のチャンピオン・パレードを見る人は、年によっては時間の切り替えにあたるかもしれません。
リオのカーニバルのまとめ
世界最大のパーティと言われるリオのカーニバルは、ブラジルの人たちのパワーと情熱を間近で感じる体験ができるお祭りです。その魅力にハマり、一生に一度のはずがリピーターになってしまったという人が続出しています。リオを訪れる際には安全に細心の注意を払いつつ、思い切り羽根を伸ばして楽しんでください。
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