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「箱根ガラスの森美術館」の概要&魅力
「箱根ガラスの森美術館」は、1996年に開館しました。
運営母体は八王子市に創業店がある、飲食業経営の「株式会社うかい」で、館内にあるレストランも本格的なものです。館内で美しい美術品を見て回ったあとは、レストランやカフェでひといきをつき、周囲に広がる庭園を眺めましょう。
ヴェネチア風の美しい庭園のあちこちには、オブジェや作品があふれていて、存分に散策を楽しめます。ロマンティックな雰囲気で、ヨーロッパ旅行をしている気分にもひたれるんです。
2007年にはリニューアルして、イタリア語でfontana(フォンターナ)というガラスの滝や、飾りがガラスでできたフラッシュツリーなどもつくられました。また、アンティークショップも併設されているので、お買い物も楽しみましょう。
たくさんの見どころがあり、1日中飽きることなく滞在できます。そんなさまざまな楽しみ方ができる場所が「箱根ガラスの森美術館」なのです。
「箱根ガラスの森美術館」のミュージアム
「箱根ガラスの森美術館」のミュージアムでは、ヴェネチアングラスの歴史と、その年や時期限定で企画展などを見られます。
ヴェネチアングラスの歴史は、古代ローマ帝国時代に始まり、歴史の変遷とともにガラス文化の中心がムラノ島へ移り、さらにガラス業界が盛り上がってきたころにできたサン・マルコ大聖堂など、歴史を順にたどることができるんです。
最後は近代化したヴェネチアングラスまで、歴史を追いましょう。季節や企画展によって展示作品や館内のレイアウトが変わることもあるので、何度訪れても飽きることがありません。
「箱根ガラスの森美術館」のヴェネチアングラス美術館
ヴェネチアングラスは、北イタリアにある水の都・ヴェネチアに由来します。古代ローマ時代のローマン・グラスが起源とも言われていますが、その正確な起源はいまだ謎のままです。
古くからイタリア半島の全域に、たくさんのガラス工房がありました。その中心となったのが、ムラノ島という場所です。というのも、現在のヴェネチア共和国が、1291年にガラスの製造業者やその関係者すべてをムラノ島に移住させ、厳重に管理していたからです。
そんなヴェネチアングラスはたいへん美しく、多くの人を魅了してきました。
「箱根ガラスの森美術館」にあるヴェネチアングラス美術館の主な展示物は、点彩花文ふた付ゴブレットやレース・グラスふた付ゴブレット、ヴァンジェリスティ家紋章文コンポート、ミルフィオリ・グラス花器、ドルフィン形脚赤色コンポート、マーブル・グラス・デカンターなどです。1500年頃のゴブレットをはじめ、16世紀から19世紀頃の展示品が並んでいます。
歴史に思いをはせながら、繊細なつくりの美術品をじっくりと味わいましょう。
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「箱根ガラスの森美術館」の現代ガラス美術館
13世紀には政府の保護のもと、貴族たちの間で高値で取引され、最盛期を迎えていたヴェネチアングラスでしたが、17世紀に入ると他の地域でさまざまなグラス製品がはやり、陰りが見えはじめます。
18世紀に入ると状況はさらに厳しくなり、新しい産業が興ったことで、ヨーロッパの各国では自分の国の産業を守るために、輸入品に高い関税がかけられたのです。ムラノ島ではさまざまな策が施されたのですが、結局500年続いたガラス協会は解散してしまいます。
しかしその後、19世紀後半にヴェネチアングラスが息を吹き返しました。
それから20世紀に入ると、第一次、第二次世界大戦の影響で打撃を受けたヴェネチアのガラス工房ですが、芸術家たちと共同で作品を作り、今度は造形芸術としてのヴェネチアングラスとして復活したのです。
現代ガラス美術館では、そんな復活したヴェネチアングラスの数々を見られます。斬新な現代のデザインと、脈々と引き継がれてきたヴェネチアのガラス職人の技がひとつになった、美しい作品を楽しみましょう。
「箱根ガラスの森美術館」の庭園
「箱根ガラスの森美術館」の庭園はとても美しく、訪れたさいはぜひ散策してみましょう。庭園からは大涌谷も見渡せ、季節の花々や植物の中に、現代ガラスやクリスタルガラスのオブジェがたくさんあるんです。
庭園からエントランスまでは全長が約10m、高さが約9mあるクリスタルガラスのアーチがでむかえてくれます。庭園にはマガモもいて、その姿にいやされましょう。
野外展示の作品は、季節の花々や植物に合わせたものもたくさんあります。桜やアジサイやすすき、そしてなんといってもクリスタルガラスでできたクリスマスツリーなど、息をのむ美しさです。
昼の自然光にきらきらと輝くガラスや、夜のライトアップされた幻想的な輝きまで楽しめます。噴水や樹木などの作品でいろどられた庭園で、ロマンティックな空間をたっぷりと味わいながら、散策してみましょう。
「箱根ガラスの森美術館」のミュージアムショップ
「箱根ガラスの森美術館」のミュージアムショップは、まるで作品の展示室のようです。ヴェネチアングラスをはじめとして、クリスタルガラス、アクセサリー、ワイングラスやガラス食器、ガラス小物と雑貨、オーナメントなど、ガラス製品やガラス細工がたくさんあります。
ありとあらゆるガラス製品を手にとって、自分用のお土産や贈り物を選びましょう。
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また、水車小屋にはメープル・シロップとジャムの店「アチェロ」があり、カナダ産のメープルシロップなどが並んでいます。メープルクッキー、チョコレートなどもあるので、ちょっとしたお土産にもいいですね。
ずらりと並んだジャムの瓶がとてもかわいらしく迎えてくれます。「箱根ガラスの森美術館」を訪れたら、充実したミュージアムショップにもぜひ立ち寄ってみましょう。
「箱根ガラスの森美術館」での食事情報
「箱根ガラスの森美術館」には、オープンテラスのカフェレストラン「ラ・カンツォーネ」があります。イタリアのヴェネチアがテーマとなっているだけに、本格的なパスタを味わうことができるんです。
そのほかにも、ステーキやビーフシチュー、ハンバーグなど、メニューは多彩。気候のいいシーズンは、オープンテラスできらめく庭園を見ながら、おいしい食事に舌鼓をうつのがおすすめです。
季節に合わせたメニューがあるので、食事を楽しみに行くだけでも価値があります。焼きたての大きめクロワッサンも人気があります。また、子ども用のメニューもあるので、お母さんたちには安心ですね。
料理だけでなく、スイーツも充実しています。春と秋の年に2回開催され、箱根のシェフやパティシエ、和菓子職人が腕を競い合う、創作スイーツの祭典「箱根スイーツコレクション」にも、「ラ・カンツォーネ」は出品しているんです。味はもちろんのこと、見た目にも美しいスイーツを味わいましょう。
庭園を散策してちょっと疲れた時には、見た目も鮮やかな「フルーツティ」を飲んで休憩しましょう。生のフルーツがたっぷり入ったフルーツティは、2人で飲んでちょうどいい量です。
そのほかにも、コーヒーや紅茶、ソフトドリンクからビールやワインまで、ドリンクメニューも充実しています。豊富なメニューで目にもおいしいカフェレストラン「ラ・カンツォーネ」の営業時間は、10:00から17:30までです。
さらに、毎日6回「ラ・カンツォーネ」では、本場イタリア人歌手によるカンツォーネの生演奏を聞くチャンスがあります!
「箱根ガラスの森美術館」のガラスの体験工房
「箱根ガラスの森美術館」にはガラスの体験工房があります。「サンドブラスト体験工房」ではガラスに好きな絵柄を彫ることができます。その名前のとおり、砂(研磨材)を使って表面をスリガラスにすることで、絵柄を浮かび上がらせるのです。
季節ごとの絵柄があります。また、グラスもシーズンごとに違うので、何度も訪れ、さまざまな形のグラスをそろえるのもいいですね。体験料金は1300円からで、体験の時間は約30分から40分ほどかかります。
もうひとつの「フュージング体験工房」では、色とりどりのガラスを好きなように組み合わせ、熱で溶かし合わせる”フュージング”という技法でアクセサリー作りを体験できます。金具もキーホルダーやネックレス、あるいはスプーンやフォークなど、14種類から選べるんです。
体験料金は1700円からで、体験の時間は約15分から20分ほどかかります。
ただ、ガラスを焼いて冷まし、金具を取り付ける時間がかかるので、受け取れるのは体験が終ってから1時間ほどしてから。体験をした後に館内や庭園を見て回るのもいいですね。待てないときは、作品を発送してもらうこともできます。
体験工房の受付時間は両方とも10:00から16:00で、当日、工房に直接行って受付を済ませましょう。7名より多い人数で訪れる場合は、事前に問い合わせが必要です。自分だけのオリジナル作品ができれば、思い出に残りますよね。
「箱根ガラスの森美術館」の基本情報&アクセス
「箱根ガラスの森美術館」の開館時間は10:00から17:30までで、入館は17:00までです。
料金は大人が1500円、大高生が1100円小中生が600円です。65歳をこえたシニアは、1400円で入館できます。
また、障がい者手帳を提示すれば、本人と付添いの1名まで、それぞれ料金が800円です。
館内は一部バリアフリー設備がないので、注意しましょう。インターネットで値引きになるチケットもあります。年始は1月9日から1月19日ころまで休館します。
公共交通機関を使って「箱根ガラスの森美術館」を訪れる場合は、「東海道新幹線」を利用する場合、「小田原駅」で「箱根登山バス(湖尻桃源台行)」に乗り換えて約40分、「箱根ガラスの森」で降ります。
「小田急ロマンスカー」の場合は、「箱根湯本駅」から「箱根登山バス(湖尻桃源台行)」を使って約25分、「箱根ガラスの森」で下車です。
「箱根湯本駅」から「箱根登山電車」を利用する場合は、約40分で「強羅駅」で乗り換え、「観光施設めぐりバス(SまたはM路線)」で約20分すれば、「箱根ガラスの森」の停留所に到着します。
「新宿高速バスターミナル(バスタ新宿)」から「小田急高速バス」を使えば、約120分で「箱根ガラスの森」です。 車の場合は、「東名御殿場I.C」で降り、国道138号線で箱根方面へ行けば約20分で到着します。駐車場は150台分あり、1日300円です。
「箱根ガラスの森美術館」のまとめ
「箱根ガラスの森美術館」はいかがでしたか? 見て散策して、体験して、おいしい料理まで食べられる、内容が盛りだくさんの美術館です。きらめく美しいガラスをながめ、ロマンティックな気分にひたれます。箱根をおとずれるさいは、ぜひ「箱根ガラスの森美術館」に行ってみましょう。
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