今話題の図書館"武蔵野プレイス"の魅力まとめ

武蔵野プレイスとは？

武蔵野プレイスとは、正式名称を『ひと・まち・情報 創造館　武蔵野プレイス』といい、武蔵境のまちづくり推進の一環として、西部図書館を移転拡充してできた施設です。図書館機能が中心ではありますが、正確には図書館という位置づけではなく、「図書館」「生涯学習支援」「市民活動支援」「青少年活動支援」といった機能を併せ持つ複合施設です。

各階に子供向け、小中学生向け、社会活動向け、勉強や仕事をする人向けといったエリアに分かれています。図書館というと私語厳禁というイメージもありますが、子どもがおしゃべりをしたり、社会活動の話し合いなどに利用することも可能です。同施設のＨＰには、”複数の機能を積極的に融合させ、図書 や活動を通して、人とひとが出会い、それぞれが持っている情報（知識や経験）を共有・交換しながら、知的な創造や交流を生み出し、地域社会（まち）の活性 化を深められるような活動支援型の公共施設をめざしています。 ”と記載がありますが、何か活動をしようとする人に対して活動の場を提供したいという願いが感じ取れる施設の作りになっています。

施設の内部は、本を捜したり、勉強したり、知的活動にとって心地いい空間になるようにと工夫されて作られており、それぞれの空間が壁と天井がつながったシェル状の形になり、身体的な心地よさを感じられるデザインになっています。また、図書館とすると珍しいのですが、館内には心地よい音楽が流れています。図書館の静まり返った緊張感のある空間というよりも、過ごしやすい雰囲気になっています。

武蔵野プレイスの魅力

1．豊富な蔵書

蔵書数は図書14万5000冊、雑誌600タイトルと充実しています。絵本も数多く置かれています。マニアックな専門書などもそろえられており、調べものなどには最適です。

2．ワーキングエリア

落ち着いて仕事や勉強ができるワーキングスペースは、有料エリアとなりますが、その値段に劣らない快適さです。PCの持ち込みができる席が32席、持ち込み不可の席が8席あります。各席で電源が使用でき、Wi-Fiも完備されています。料金は4時間で400円です。また、年間24,000円で利用できる年間契約の会員制度（武蔵野市在住在勤に限る）もあります。

3．子育てママにもうれしい

小さな子供向けに絵本をそろえた図書館、子ども専用のエリアがある図書館は珍しくはありませんが、武蔵野プレイスの託児エリアには、木のおもちゃやぬいぐるみ、クッションなども置いてあります。また、授乳室やおむつ替えもできる多目的トイレも完備され、ベビーカーで移動するのにも狭くないような設計になっています。また毎週金曜日には乳幼児向け、児童向けのおはなしの会も実施されています。

4．緑もたくさん

建物の前には広々とした緑の広場は、勉強や仕事のリフレッシュにちょうどいいエリアです。読書を楽しんだ後の子供たちの遊び場としても使用されています。芝生や周りにおかれている椅子のフォルムも、建物の窓や館内の天井部などと同じ円形になっています。

5．快適な空間演出

窓が大きくとられ、明るく温かい雰囲気の館内はとにかく心地いいと評判です。地下1階～地上3階までは吹き抜けで開放的に、4階のワーキングスペースや地下2階の勉強エリアなどは静かに集中できる空間となっています。人々が交流する場、従来の図書館のように集中できる場がきっちりと分かれて作られています。

さりげなく置かれている椅子やソファもすわり心地がよく、適度な間隔に置かれて、快適な空間演出となっています。

ちょっと変わった施設も

地下2階のティーンズスタジオには、ボルダリングウォールや卓球台が設置されたオープンスタジオもあります。無料で利用できるのもうれしいですね。

施設の中にはカフェも併設されています。書籍や雑誌の持ち込みも可能ですのでゆっくりとコーヒーを飲みながら読書というのにも最適です。コーヒーは、豆を500日寝かせたエイジングコーヒーを使用し、丹念に入れられた深い味わいです。また、ふわふわのパンケーキもおいしいと評判なのだそうです。

このほかにも、市民活動で必要なチラシなどを印刷できるプリント工房や、ダンスや音楽に使用できるスタジオなど、幅広い活動に利用できるような設備が整っています。夜10時まで（一部設備を除く）利用できるというのもうれしいですね。

平成23年にオープンしたばかりの新しい施設ですが、年間約150万人の利用がある人気のスポットです。武蔵野市在住でなくても一度訪れてみる価値があるのではないでしょうか？

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