【東京】外国人観光客に大人気！新宿ゴールデン街の魅力

「新宿ゴールデン街」とは

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もともとは新宿駅東口にあった闇市が起こりで、1950年ごろ東京都が駅前の闇市を撤去した際の替地として、現地に移転してきた、東京都新宿区歌舞伎町一丁目にある飲食店街です。第二次世界大戦後に建てられた木造長屋建ての店舗が、狭い路地を挟んでマッチ箱のように所狭しと並んでいるのが大きな特徴です。また、映画や演劇関係者、作家、ジャーナリストが多く集まる街としても知られていて、老舗から新店まで200軒以上の店が集まっています。

文化人も通った街

昭和40年頃から、作家や映画人、演劇関係者にカメラマン、 編集者が多く訪れるようになり「ゴールデン街」という名で街が知られるようになっていきます。昭和51年頃、作家の佐木隆三が直木賞、中上健次が芥川賞の受賞者に決定し、2人がゴールデン街の常連だったためメディアで頻繁に取り上げられ、ゴールデン街は一躍脚光を浴びると同時に文化人が集う場所として強く印象付けられました。今もミュージシャンや映画関係者、アーティストなどが多く訪れます。

海外でガイドブックに掲載

フランスの有名ガイドブック「ルタード」と「ミシュラン」にも紹介されていて、2009年には「ミシュラン日本版観光ガイド」で「新宿ゴールデン街」が二つ星を獲得、アメリカではテレビでも穴場観光スポットとして紹介されるほど、世界的に有名な観光スポットとなりつつあります。ロンリープラネット、トリップアドバイザーやYelpといった観光口コミサイト、ネットニュースでも高評価を得ています。

昭和の風情が人気

再開発の標的になったことも何度もありつつ、あまりにも複雑な権利関係や地回りの縄張りなどといった問題のおかげで、現在のように昔のままの姿が残っています。 この「昔のまま存在し続けている」ことが大きな魅力で、ブランディングとなっているのです。40年以上も営業する老舗もありますが、現在は定期借家制を活かして、若い世代が店舗を借り受けてオープンしたお店が増えています。雰囲気はそのままに、一見でも立ち寄りやすいお店が増えています。

人情味あふれる接客

「いかにも観光地」ではなく、風変わりな街並みはもちろんですが、昔から有名人が多く訪れ、気軽に酒を酌み交わすことができた酒場街のため、言葉の壁を乗り越えて交流しようとするフレンドリーな雰囲気が魅力だそう。また、お酒が入って、日本人や他の外国人観光客と気軽に話す機会があるという点も人気の理由で、客の6～7割が外国人という店も。数日間、日本に滞在した中で、「新宿ゴールデン街」を訪れた一晩が最も日本の文化を体験できたという観光客もいます。

女性が夜歩きできる安全さ

多くの海外の街では、夜間に観光客が出歩くのは大変危険なことですが、「新宿ゴールデン街」のような飲み屋街でも深夜に女性でも飲み歩くことができるという治安の良さも、外国人観光客に人気のポイントです。最近では、女性のおひとりさまもOKの、本格イタリアンが手軽に楽しめるお店や、立ち飲みもできるカジュアルなビストロ＆バー、店内に入ると雑多な街の雰囲気から切り離されたような閑静な小料理屋もあります。

いかがでしたか？オリンピックが開催されることになり、区画整理で「新宿ゴールデン街」が無くなってしまうかもしれないという噂に対し「こんなクールな東京のスポットは絶対に残すべき」と声をあげる「新宿ゴールデン街」好きな外国人も多くいます。古き良き昭和の風情が残る「新宿ゴールデン街」は、まるでトリップしたかのような気分を味わえる不思議な街です。個性あふれるたくさんの魅力的なお店を楽しみに、訪れてみませんか？

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