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■チンクエテッレ(Cinqueterre)とは?
チンクエテッレとは、イタリア語で「5つの土地」という意味をもちます。その名の通り、西のジェノヴァ側から、「モンテロッソ・アル・マーレ」、「ヴェルナッツァ」、「コルニリア」、「マナローラ」、「リオマッジョーレ」と、5つの小さな村が寄り添うように地中海に面して並んでいます。
この5つの村すべてに、各駅停車の列車が停まります。ただ、時間と体力に余裕があれば約11時間かけ徒歩で巡るトレッキングコースを歩くのもいいでしょう。小さな入り江や断崖に建つパステルカラーの家並みを見ながら、のんびり崖沿いの道を歩くのも楽しいものです。
チンクエテッレはかつて要塞都市として使われており、その後周辺の村とは船のみで交流していた村々です。そのため独自の食文化や文化が根付いています。岩が多く平地がほとんどないことから、土地が痩せて作物はあまり育たず、唯一ブドウの栽培が盛んで、「シャケトラ(sciacchetrà)」という甘口のワインが有名です。
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■チンクエテッレ観光の出発点は?
それではチンクエテッレを観光してみます。まず出発点としておすすめなのが、周辺都市であるラスペツィアです。ここからチンクエテッレの電車が出ており、約10分で到着します。
ラ・スペツィアの港からは遊覧船も出ており、船上から美しく並ぶ5つの村の様子が望めます。険しい地形の急斜面に広がるブドウの段々畑と小集落が点在するチンクエテッレの風景は感動的ですらあります。
チンクエテッレを観光する際に持っていると便利なのが「チンクエテッレ・カード」です。これがあるとチンクエテッレ内の電車やバスが乗り放題になります。後に紹介する「愛の小道」にも無料で入場できます。チンクエテッレの各駅で買うことができます。
■チンクエテッレ内で最も大きな村:リオマッジョーレ (Riomaggiore)
ラスペツィアから電車に乗り、最初に着くのがリオマッジョーレです。ここはチンクエテッレ内で最も大きく、人口も多い村になります。村のメイン通りには数軒のレストランがあり、のんびりとした時間が流れています。村は急斜面になっており、崖にそってブドウ畑が並んでいます。村の上の方にはサン・ジョヴァンニ教会という美しい教会が建っています。
リオマッジョーレとマナローラを結ぶ「愛の小道」 (Via dell'Amore)
チンクエテッレ観光の目玉と言えるのが、リオマッジョーレとマナローラの間にある「愛の小道」という遊歩道です。ここは崖沿いを約30分かけて歩けるコースで、絶景を見ながら散歩を楽しめます。
道は歩きやすく、中間地点にはキスをしている恋人同士のオブジェや南京錠がついたスポットがある他、カフェやベンチもあるので休憩もしっかりととることができます。通常は3ユーロで入場ができますが、チンクエテッレ・カードがあれば無料で入ることができます。
■クリスマス時期はイルミネーションされる村:マナローラ (Manarola)
チンクエテッレ内で2番目に小さな村がマナローラです。ここはチンクエテッレ産のワイン「シャケトラ」を扱う博物館やサン・ロレンツォ教会があります。また、この村はクリスマス時期になると「光のプレセピオ」というイルミネーションが飾られます。プレセピオとはキリスト誕生の様子を表したジオラマのことで、イタリアのクリスマスでは良く見かけるものになります。
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