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普天満宮とは?
琉球王府から特別の扱いを受けた「琉球八社」の一つである普天間宮は、沖縄県宜野湾市普天間にある神社です。こちらは宜野湾市で唯一の神社であり、「普天満権現」とも呼ばれます。祭神は、熊野三山に祀られる神「熊野権現」と、ニライカナイ神やグジー神などの「琉球古神道神」。かつて、洞窟・普天満宮洞穴に琉球古神道を祀ったことが創建の由来とされています。
普天満宮の歴史
続いて普天間宮の歴史について見ていきましょう。まず、創建の由来は、洞窟・普天満宮洞穴に琉球古神道神を祀ったことだとされています。琉球王国の尚金福王から尚泰久王の時代(15世紀中)になると、熊野権現を合祀するようになります。沖縄戦があった1945年には社掌がご神体を持って一時別の場所へ避難しましたが、戦後の1949年に元の場所に戻りました。
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普天満宮へのアクセス
市街地から近くアクセスしやすい普天間宮へ行くには、車かバスを使うのが便利です。車の場合、沖縄自動車道・北中城ICから一般道経由で約20分。境内に約55台収容可の無料駐車場があります。バスの場合は、那覇空港・那覇バスターミナル・おもろまち駅などを起点にした琉球バス交通や沖縄バスなどの多くの路線バスが停車する「普天間バス停」から徒歩約5分です。
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境内にある名勝「普天満宮洞穴」を見学しよう
普天間宮の境内の本殿横には、鍾乳洞でできた全長約280mの洞穴「普天間宮洞穴」があります(現在公開されているのはその一部、距離にして約50m程度)。こちらは宜野湾市指定文化財の「名勝」に指定されており、内部には奥宮が祀られています。その非日常的で神聖な佇まいには驚きと感動を覚える人が多く、パワースポットとして静かな人気を集めています。
洞窟だけじゃない!普天満宮の見どころ
普天間宮には名勝の洞窟以外にも、いくつかの見どころがあります。例えば1つ目には「シーサー」。沖縄の神社らしく、本殿前には「狛犬」ではなく沖縄の守り神である「シーサー」が置かれています。2つ目には、これまた沖縄の神社の特徴である「沖縄赤瓦」が本殿の屋根に使われていること。赤瓦は、沖縄にしか存在しない泥岩「クチャ」と赤土とを混ぜて造られます。
沖縄ならではの桜「緋寒桜(ひかんざくら)」を愛でよう
普天間宮の鳥居の脇には、沖縄特有の桜「緋寒桜」の木があります。緋寒桜は本州ではなかなか見られない品種で、一般的な桜の開花時期よりだいぶ早い1月から2月にかけて濃い桃色の花を咲かせます。新春に普天間宮を訪れたらまず目にするこの桜のある風景は、沖縄ならではのもの。この時期の沖縄観光の楽しみの一つといえるでしょう。