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【イングランド】カンタベリー大聖堂|初めてでも楽しめるイングランド国教会総本山

イングランドで、特別な畏敬の念をもって扱われているのがカンタベリー大聖堂です。イングランド国教会の総本山として、国の歴史の流れを支えてきたところです。この記事では、カンタベリー大聖堂の見どころを紹介し、訪れる際のポイントを解説していきます。

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更新日: 2024年5月5日

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カンタベリー大聖堂は世界遺産

カンタベリー大聖堂は、ロンドンの南東約100キロのところに位置し、ロンドンからドーバー海峡へ向かう道の途上にある街カンタベリーにあります。大聖堂の建物だけでなく、広大な敷地を持っていて、カンタベリーの街の5分の1ほどの面積は、カンタベリー大聖堂の敷地内ということになります。カンタベリー大聖堂は、1988年に世界遺産として「聖オーガスティン修道院」「聖マーティン教会」とともに登録されました。

ローマカトリックの拠点だったのがイングランド国教会の総本山に

カンタベリー大聖堂は、もともとは、ローマカトリックが、イングランド内で布教をするための拠点として6世紀に建てられたもので、現代にいたるまで、1400年ほどの歴史を持ちます。カトリックの拠点として順調に機能していたものの、12世紀に火事により焼失してしまいました。その後、再建された建物が、現在のカンタベリー大聖堂となっているのです。フランス人の建築家による設計で建てられたので、イングランドで最初のゴシック様式の建物としての文化的な価値があります。16世紀に、イングランド国王ヘンリ8世がローマ教皇と対立することになったときに、イングランド国王をトップとする、イングランド国教会を設立することになり、そのときから、このカンタベリー大聖堂がイングランド国教会の総本山として機能するようになったのです。

カンタベリー大聖堂の正門でチケットを購入

カンタベリー大聖堂への入場には、チケットが必要です。大聖堂の正門でチケットが購入できます。大人料金は12.50ポンドで、17歳以下は8.50ポンドです。通常のチケットのほかに、家族チケットが存在します。2種類の家族チケットがあり、33.00ポンドの家族チケットは大人2名と子ども3名が入場できます。23.00ポンドの家族チケットなら、大人1名と子ども2名までが入場でき、とてもリーズナブルに使えます。見学をより楽しむために、オーディオガイドの貸し出しも行われています。日本語版のオーディオガイドもあり、4.00ポンドで借りられます。通常はこのような入場料が必要ですが、礼拝のときは、フリーで入れるようになります。

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カンタベリー大聖堂の4大みどころ

天使がイエスキリストを囲むクライストチャーチゲート

最初のみどころは、正門のファサードの部分の彫刻です。これは、16世紀のバロック時代につくられたもので、クライストチャーチゲートと呼ばれていて、イエスキリストをたくさんの天使たちが囲んでいる様子を描いています。イエスキリストが手を差し出して、招いてくれているような構図です。下の段に、イングランド国王にまつわる紋章がたくさん施されているのも観ることができます。

聖書の物語をモチーフにしたステンドグラス

大聖堂の一番奥の部分にあるのは、大きなステンドグラス。このステンドグラスの見どころは、聖書の物語をモチーフとした作品になっているところです。印刷機のない時代の中世の庶民たちは、聖書を直接手に取って読む機会がなかったり、ラテン語の聖書しか出回ってなかったりなどして、聖書に何が書かれているかを知る機会が限られていました。そんななかで、このステンドグラスは、聖書を解説した絵本のような感じで、庶民たちに聖書のメッセージを伝える役割を果たしたという歴史があります。この大きなステンドグラス以外にも、聖書の物語が描かれたステンドグラスは建物のあらゆるところにあり、さまざまな聖書の内容を現代でも知ることができます。

荘厳なデザインの身廓

メインの礼拝堂へとつづく、身廊(シンロウ)の部分にもカンタベリー大聖堂の魅力がいっぱいあります。160メートルの長さにもなる身廊は、ゴシック建築の特徴であるパーペンディキュラー様式。パーペンディキュラー様式とは、垂直線を強く表現する様式の建築で、細い柱と高い天井が特徴になっていて、この身廊もとても細い柱がたくさん並んで、高い天井まで伸びてアーチ状につながっており、とても美しく荘厳で、神聖な雰囲気を醸し出しています。

聖歌隊の歌を聞く

カンタベリー大聖堂には、聖歌隊があります。聖歌隊は、聖歌隊になるための特別な訓練を受けていて、コンサートのような美しい合唱をきかせてくれます。大聖堂の雰囲気に合った歌声で、大人による美しいハーモニーの合唱プログラムもあれば、子どもたちによる心をあらわれるような美しい合唱もあります。プログラムは毎日ことなっており、公式サイトや現地のお知らせで確認して計画することがおすすめです。

数時間で総本山の魅力を満喫

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カンタベリー大聖堂の見学は、合唱をきいたり建築物を眺めたりするだけのコースなので、オーディオガイドを聴いて楽しんでいる場合でもそんなに時間はかかりません。ステンドグラスの聖書の物語を、聖書を読み返しながら観たいという場合は、じっくり観るために、前もってどのポイントのステンドグラスを観たいと思っているかを調べておきましょう。

ロンドンから近く日帰りでも楽しめる

カンタベリー大聖堂へのアクセスは、バスでも鉄道でも自動車でも可能です。ロンドンから、バスなら2時間程度で着きます。ロンドン中心部に、ナショナルレールとロンドン地下鉄の「ビクトリア駅」に、長距離バスターミナルがあり、カンタベリー行きのバスを探しましょう。15ポンド程度の運賃なので、とてもリーズナブルにアクセスできます。

鉄道でのアクセスなら、もっと早く1時間程度で到着します。最速で行きたい場合の選択肢はこれです。ロンドンの長距離鉄道のターミナル「セント・パンクラス駅」から、サウスイースタン鉄道に乗り、カンタベリーに向かいましょう。1時間に1本ほど運行されているので、便利に使えそうです。

自動車を運転してカンタベリーに行くことも可能です。国際免許証を持っているなら、レンタカーを借りてドライブの旅にしてみましょう。1時間30分程度の旅で、簡単に移動できます。自由度の高い旅を楽しめますよ。

カンタベリー大聖堂

イギリス / カンタベリー

The Precincts, Canterbury, CT1, United Kingdom

カンタベリーに来たら寄っておきたい世界遺産

カンタベリーにカンタベリー大聖堂を見学しに行くなら、ついでに他の世界遺産も周っておきましょう。

聖オーガスティン大修道院の遺跡

はじめに紹介するのは、「聖オーガスティン大修道院」です。この修道院へは、カンタベリー大聖堂から徒歩5分で行けます。現在は、この修道院は廃墟になっていますが、入り口の部分が遺跡として、当時の建築様式のまま残っています。修道院の入り口にあるビジターセンターには、この修道院で発掘されたものがたくさん展示されており、歴史を垣間見ることも。日本語を含むオーディオガイドのサービスもあり、発掘品についての解説も詳しく聴けます。

聖オーガスティン修道院

イギリス / カンタベリー

St. Augustines Abbey Longport | Winter opening hours- only open Saturday and Sunday 10am - 4pm, Canterbury CT1 1PF, England
日 - 土 10:00 - 18:00

イングランド最古の教会 聖マーテイン教会

聖オーガスティン大修道院からさらに5分ほど行くと、別の世界遺産「聖マーティン教会」に行けます。聖マーティン教会は、入場料は不要です。現在でも実際に教会として使われている世界遺産として親しまれています。もともとは、フランスから嫁いできたこの地域の王の妃のための私的なカトリック礼拝堂であったものを、後に教会として使うようになったという歴史があり、素朴な雰囲気がとても印象的です。

聖マーティン教会

イギリス / カンタベリー

St. Martins Court North Holmes Road, Canterbury CT1 1QS, England
火 11:00 - 15:00 / 木 - 金 11:00 - 15:00 / 土 11:00 - 16:00
日曜日・月曜日
http://www.martinpaul.org/

カンタベリー大聖堂へはツアーで南イングランド丸ごと楽しむ

ツアーで行けば、ガイドの詳しい解説を聴きながら、南イングランドの魅力を存分に楽しめます。カンタベリーにある大聖堂や他の世界遺産だけでなく、その周辺にある美しい城として有名になっているリーズ城や、ドーバーの海岸などの観光を含めて、すべて1日のツアーとして周遊できてしまうプランもあり、お得にイングランドの名勝をたくさん楽しめるのが人気です。

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