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イギリスのお金事情は?現金は1日にどのくらい必要?
イギリスの物価は日本より高めです。イギリスのお金はスターリング・ポンドで表され、1ポンドが150円程度です。イギリスは嗜好品は消費税が20%と日本の倍近くで、宿泊先も普通のホテルを選んでも都心部だと1泊1万5千円以上かかるケースが多くあります。ドミトリータイプなどのユースホステルは1泊数千円ですが、ゆっくりとくつろぎたい場合はやはり通常のホテルがおすすめです。そして外食に関しても普通のレストランでは日本の倍はします。しかしファストフード店などの軽食は比較的日本と同じくらいで、さらにスーパーなどで食料品を購入すると日用品は非課税なので日本より安く購入できる可能性もあります。また、観光するとなると必要なのは観光スポットへの入場料です。ロンドン塔は約3000円、バッキンガム宮殿は3450円ほどかかります。このようにホテルや食事、どこに行くかにより予算はかなり変わります。
イギリスのおすすめグルメは? 現地のマナーにも気をつけよう!
イギリスの名物グルメといえば「フィッシュ&チップス」です。その名の通り、白身魚のフライとフライドポテトで、日本のフライと異なり天ぷらのような衣でフワッとした食感です。また、朝食として有名なのが「イングリッシュ・ブレックファースト」です。トーストとワンプレートに卵料理、グリルドトマト、白いんげんのトマト煮などがのっており、ボリュームがあります。お手頃価格でパブでも食べられるので一度は食べてみるといいでしょう。そしてイギリス料理でおすすめなのがサンデーローストというローストビーフです。日曜限定のメニューでジューシーな肉料理にグレイビーソースがかかっています。どの店でもおいしいのでメニューに悩んだらおすすめです。そんなイギリスの飲食店ではアルコールを飲む際は身分証明書が必要なのでパスポートを携帯するようにして下さい。
イギリスの気候は?季節に合わせて服装を選ぼう!
イギリスは日本に比べると北に位置するため寒いイメージがありますが、そうでもありません。確かに冬の気温はかなり低めですが、年間の気温の移り変わりは日本の方が気温差が激しく四季がはっきりしています。ただ、夏場でも冬場でも1日の天候が変わりやすく、カラッと晴れていても急に雨が降って気温が下がることがあるため、雨具や羽織物は持っていった方がいいです。また、天候が良くなって気温が上がる場合もあるため、重ね着をして脱いだり羽織ったりがすんなりできる服装をすると便利です。例えば冬は長袖セーターにダウンベストなどを、夏場はノースリーブに半袖シャツなどを着ておけば天候に合わせて着たり脱いだりがすぐにできます。
ファン必見!イギリスでハリーポッター聖地巡り!
イギリスを訪れる観光客に人気のスポットといえば映画「ハリー・ポッター」のロケ地です。中でも有名なのは「キングスクロス駅」です。ハリーやロンがロンドンからホグワーツに向かう列車に乗るための駅で、9と4分の3番線には荷物を乗せたカートが壁にめり込んだような状態になっており、撮影スポットになっています。また、ホグワーツのロケ地として有名なのが「オックスフォード大学」です。外観、内装共に映画に使われていますが特に有名なのがグレートホールという食堂です。ハリーやロンたちの食事シーンで使われた有名な場所で、現在も教授や学生たちが食事する場所です。そのためお昼は見学ができませんが、ホグワーツのロケ地を巡るならおすすめです。
イギリス英語の注意点| アメリカ英語と単語が違う!?
イギリスの言葉というと英語をイメージしますが、日本の学校で習った英語を使うと通じない場合もあります。というのも、日本の教育で教えているのは主にアメリカ英語で、イギリスで話されているのはイギリス英語だからです。そしてイギリス英語はアメリカ英語と違って子音をはっきり発音するので、アメリカのネイティブが話すような話し方より日本語英語のような話し方のほうが通じる可能性があります。また、単語や表現の仕方も多少異なります。1階、2階などフロアを表す場合、アメリカは日本と同じですが、イギリスは1階は「Ground floor」、2階は「First floor」と表します。さらにお会計は「Check」ではなく「Bill」を、地下鉄は「Subway」ではなく「Underground」を使います。イギリス観光の前に簡単な単語だけおさらいをしていくと便利です。
イギリスの治安は大丈夫?気をつけるべきエリアは?
海外観光で気になるのは治安やテロです。イギリスの治安はどうなのかというと、日本より軽犯罪が多く、主にスリや置き引き、デートレイプなどがあります。特にイギリスに観光に来ると現地のパブに行ってみたいという方が多くいますが、その際、荷物は肌身離さずにしっかり管理するようにしてください。また、日本と違い置き引きもよくあるので場所取りに荷物を置くなんてのはもってのほかです。また、パブなどで知らない人からお酒を勧められても飲まないようにしてください。薬が入っていてあとで襲われるという可能性もあります。また、人気のない夜道や誰も乗っていないバスには乗らないようにして下さい。エリア的にはオックスフォードやケンブリッジは比較的治安が良いですが、マンチェスターやリバプールはあまり良くないと言われているので注意してください。
イギリス観光の移動手段は目的別で使い分けよう!
イギリスの交通事情は発達しており、国内はもちろん、ヨーロッパ各国に気軽に移動ができます。国内を長距離移動するなら鉄道がおすすめです。いくつか種類がありますが主要都市に行くなら「インターシティ」という鉄道がおすすめです。ロンドンからエジンバラやストーンヘンジなど有名スポットに直接行けるので便利です。また、パリなどヨーロッパ各国に移動するならLCCや鉄道の「ユーロスター」が便利で、「ユーロスター」ならロンドンからパリまで最短2時間15分で移動できます。そしてロンドン市内の移動に便利なのが地下鉄やバスです。地下鉄は市内の至る所に網羅しており、市内観光を満喫するなら1日乗り放題カードを購入しておくと便利です。他にも「ブラックキャブ」というタクシーやレンタカーもあるので目的地別に上手く利用してみて下さい。
ロンドンを拠点としたイギリス周遊旅行
初めてイギリスに旅行する人はロンドンに訪れる人がほとんどだと思いますが、リピーターさんでもロンドンを旅の拠点として、他の街に足を運ぶと便利です。ロンドンから日帰りで旅行できる街はたくさんあります。
例えば温泉(バス)の語源になったイングランド西部のバースは、18世紀に作られた街並みが続き、カフェや雑貨巡りに最適です。イギリス南部に位置するブライトンはシーフードのおいしい港町。ロンドンから西に近く、有名大学があることで知られるオックスフォードは学生が集まる活気ある街です。どこも電車で片道2時間以内で行くことができ、観光地としてもおすすめです。
ロンドンだけなら最短2泊、それ以外の場所に行くなら+1泊を目安に旅行中の滞在日数を決めましょう。
ロンドン“以外”を拠点とするイギリス旅行
イギリスはヒースロー空港から他都市へのアクセスも便利なので、ロンドン以外を旅行の拠点とすることも可能です。例えばサッカー好きならマンチェスターまでは飛行機で1時間、ビートルズファンならリバプールまで電車で3時間半~4時間で到着します。最初にロンドンを観光して、他都市に旅行することもいいですし、ロンドンはスルーして他都市に向かうことも可能です。
その都市で何を目的にするかにもよりますが、2~3泊あればだいたいは見られます。ただし、ロンドンからの移動を1日分はみておきましょう。
■やっぱり高い? イギリスの物価事情
費用を抑えるなら夜行バス
各都市を周遊するなら高速列車を使いますが、イギリスの高速列車の運賃は高めです。目安は飛行機と同じくらいの値段で時間はその倍なので、車窓から景色を見たいか時間を節約したいかを天秤にかけて考えましょう。
市内は、ロンドンならば、オイスターカード(Oyster Card)を持っていると、バスや地下鉄の切符が半額近くになります。オイスターカードは、ロンドン市内の地下鉄駅や空港で買えるので、観光前に手に入れておくと便利です。
■オイスターカードの詳細はこちらから
ホテル費用の目安は東京の2倍
物価の中でも最も多くの割合を占めるものに宿泊費が挙げられます。ロンドンに限って言えば、はっきり言ってかなり高く、東京の2倍ほどだと思ってください。ビジネスホテルでだいたい100ポンド(約1万5000円)くらいからです。
ただし、もし宿泊費を抑えたいのであれば、ベッド&ブレックファストで知られる「B&B」を選ぶといいでしょう。B&Bはイギリスが発祥の民泊で、1泊50ポンド(約7500円)ほどです。現在はほとんどが部屋にトイレとシャワーが完備されていますが、昔の名残から共同である場合もあるので、事前に確認するようにしてください。
郊外でも観光地であるとそこまで安いわけではありませんが、ギリギリの清潔感でただ眠れるというラインなら35ポンド(約5000円)から見つけることもできます。しかしそれはシーズンオフの期間で、夏などはやはりロンドン並みに高くなります。
※1ポンド約150円で計算(2017年10月時点)
イギリスのレストランは高め
イギリスで外食をするとやはり高くつきます。ピザのような簡単な夕食でも20ポンド+チップ(約3000円+)なので、少しだけ痛い出費となりそうです。それなりのお店だと、通常は前菜、メインディッシュ、デザートの順でオーダーするのがスタンダードとなっているので、飲み物を含め安くても35ポンド(約5000円)はするでしょう。
スーパーはレストランよりは比較的安めです。各スーパーが展開するプライベートブランドも多いので、そういった商品はさらに安くなります。イギリスにも日本のようなお惣菜コーナー、デリカッセンがあるのでパンと合わせておいしい食事が完成しそうです。
■イギリスの料理がまずいのはひと昔前の話?
旅行の楽しみの一つに食があると思いますが、残念ながらイギリスの食べ物は昔からまずいと言われています。しかし果たして本当にそうなのでしょうか。最近の現地の声を聞くと実はそこまででもありません。
イギリス料理が「まずい!」と言われてしまうのは味付けが単調で、薄いからだそうです。が、最近ではそれに気づいて(?)か、テーブルにセルフでソースを置く店が増えました。今ではあの伝統料理、フィッシュアンドチップスもおいしく食べられます。
また、イギリスは多様な人種の人々が暮らしているので、本格的な多国籍料理にも出会えます。特に人気なのがインド料理店で、「イギリスのインドレストランはレベルが高い!」とはよく聞く話です。郷土料理にこだわらないならば、食事でも楽しい旅行の思い出ができるでしょう。
■博物館が無料? 上手に旅行費用を抑えるコツ
物価が高いイギリスですが、費用を抑えながらも楽しい旅行プランを立てることもできます。まず、博物館や美術館は無料のところが多く、毎日行っても飽きないほどです。さらに公園も多いので、散歩をして時間を贅沢に使って過ごすのもおすすめです。レストランならカフェやパブのお得セットやお店で食べるのではなく、テイクアウトにすると少々安くなります。
■無料美術館の情報はこちらから
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また、旅行中は急な天候の変更などで洋服が必要になる場合もあるかと思いますが、その時はイギリスのしまむら的存在の「プライマーク(PRIMARK)」が激安です。街を歩けばどこでも見掛け、洋服のセンスもシンプルなものが多く使いやすいので、自分へのお土産にもおすすめできます。
■イギリス旅行中の夜はパブに出かけよう!
イギリスの街中を歩いていると、いたるとこにパブを見つけます。パブの起源は中世以前で、巡礼者に宿を提供する場としても使われていたそうです。パブ=お酒というイメージもありますが、ジュースやコーヒーなども提供されているので、お酒が苦手な人でも見学も兼ねて足を運んでみましょう。
パブの基本は立ち飲みで、カウンター席のみというお店も珍しくはありません。長居は足腰が疲れてしまうかもしれませんが、色々な人に話しかけられ、時間はあっという間に過ぎてしまうと思います。それにサッカー観戦やダーツが置いてあるところもあるので、お酒だけではなくそれらも合わせて楽しみましょう。
お酒が好きなら地ビールをボトルでグイッと飲むのが味があります。女性にはリンゴ酒やレモネード酒のサイダー割りが人気です。パブの中にはランチ営業をしているところもあるので、まずはそこで雰囲気を下見してもいいでしょう。
■センスがいいイギリスのお土産リスト
イギリスは食べ物も雑貨も幅広いお土産が手に入ります。まず多くの人に喜ばれるのはイギリス王室御用達の「フォートナム&メイソン(Fortnum & Mason)」で、外せません。
食べ物なら日本でもおなじみの「ウォーカー(Walkers)」のショートブレッド、オレンジの形がかわいい「テリーズ(TERRY’S)」のチョコレート、「タノックス(Tunnock's)」のキャラメルウェハースがばらまき土産に向いています。
女性なら英国王室御用達のコスメ「モルトンブラウン(moltonbrown)」のハンドクリームや、意外にも「ティレルズ(Tyrrell's)」のポテトチップスがグルテンフリーでヘルシーと喜ばれます。雑貨ならテディベアやイギリス国旗がデザインされた雑貨、それにかわいらしいアヒルの置物「ラバーダックス(rubberducks)」もイギリスならでは。
■イギリス旅行の注意点
イギリスの天気はほぼイメージ通りで曇りの日が多いです。しかし年間降水量を見てみると東京のほうが多く、そこまで雨が降り続くというわけではありません。太陽が照る日も結構あります。とは言え、常に折りたためる軽量の傘は持っていたほうが賢明です。ベストシーズンは暖かい日が多い夏ですが、寒さは厳しいもののイギリスの雪景色も素敵です。
治安に関して言えば、スリや置き引きへの注意はもちろんですが、パブでも注意が必要です。ごくまれに飲み物に目を離したすきに、何かを混ぜられることもあるので、トイレに行くときは友達に見てもらうか、一人ならトイレまで持っていくようにしましょう。またイギリスには地下道も多いですが、夜中の独り歩きは避けてください。
■イギリス以外の国も一緒に旅行したい!
イギリスはヨーロッパ大陸からは離れていますが、意外にも各国へ簡単に行けます。例えばフランスのパリやユーロスターを使えばロンドンから約2時間、50ポンド(約7500円)ほどで行けます。ベルギーのブリュッセルまでも同じくユーロスターで約2時間、50ポンドほどです。他にはアイルランドやアムステルダムもおすすめです。
■ユーロスターの詳細はこちらから
ユーロスターは安くて本数も多いのでそちらを使うと便利ですが、費用を抑えるなら高速バスも多く出ています。バスは時間も長くおすすめできませんが、夜行バスならホテル代も節約できるので、物価が高いイギリスに限っては選択肢に入れてもいいでしょう。
■高速バスの詳細はこちらから
まとめ
このようにイギリスには様々な観光スポットがあります。首都のロンドンはもちろん、ロンドン近郊にも見所の多い観光地があり、鉄道なども発達しているので国内はもちろん、ヨーロッパ各国に簡単にアクセスできます。さらにハリー・ポッターの聖地としても知られており、世界的に有名な世界遺産ストーンヘンジもあります。さらにおいしいイギリスグルメも豊富なので、ぜひイギリス観光を満喫してみてはいかがでしょうか。
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