【バルセロナ】サッカー界のスター軍団FCバルセロナのホームスタジアム「カンプノウ」とは？

■スーパースター軍団「FCバルセロナ」の本拠地

世界屈指のレベルの高さを誇るスペインリーグで過去24回の優勝を果たしている名門で、メッシ選手らスター選手を何人も擁しています。ライバルは、首都マドリードを本拠地とするレアル・マドリード。ほぼ無敵状態のFCバルセロナにとって、唯一の難敵と言える相手です。両チームによる伝統の一戦「El Clasico（エル クラシコ）」が開催される日のカンプノウは、いつも以上の熱気でむせ返り、日本では決して味わうことのできない興奮を体験できます。

■アクセス

Metro（地下鉄）

バルセロナの地下鉄は1〜5号線までがあり、カンプノウまでは3番線か5番線が便利です。3番線はPalau Reial（パラウ レイアル）駅かLes Corts（レス コルツ）駅が最寄りで、5番線はCollblanc（コイブラン）駅かBadal（バダル）駅です。スタジアムが大きいので、電車を降りて地上に出ればすぐに場所は分かるでしょう。人の流れについていけば、そのまま入場ゲートまで行くことができます。またFCバルセロナの公式ウェブサイトで現在地を入力すればカンプノウまでの適切なアクセス方法を提示してくれます。

バス

まずはインフォメーションセンターなどでバス路線図を入手しておくといいでしょう。便利なのは43、56、59番線です。43番線はカンプノウのすぐ近くに停車します。56番線はコイブラン駅、59番線はMaria Christina（マリア クリスティーナ）駅の近くにそれぞれ停車してくれます。切符は全路線一律1ユーロです。バス停には路線番号しか書かれていないので、困ったら周囲の人に聞いてみるのが一番です。市内観光バスでカンプノウに行けるものもあります。

タクシー

バルセロナの市街地は、流しのタクシーがたくさん走っているので、通常は捕まえるのは容易です。初乗り料金はだいたい2ユーロと安いので、使い勝手がいいです。黒と黄の車体は正規タクシーなので安心して使ってください。しかし試合直前や直後はなかなかタクシーがなかったり、渋滞に巻き込まれたりするので、時間にはゆとりを持っておきましょう。

徒歩

■カンプノウの歴史

https://commons.wikimedia.org

カンプノウとは、「新しいスタジアム」という意味です。1954年に6万人のサポーターが見守る中で定礎式が行われ、1957年に完成しました。1982年にはFIFAワールドカップの会場としても使われ、開会式も行われました。ワールドカップの年には、収容人数を12万人にまで拡大したにもかかわらず、立ち見が出ていたといいます。しかし完成から約60年が過ぎ、「バリアフリーの席が少ない」、「雨天時の屋根がない」など、さまざまな問題点を指摘され、改修が決定しました。収容人数は10万人以上にされ、飲食施設なども増築されます。設計は、日本企業の日建が、バルセロナの地元カタルーニャの企業と手を組んで行うので、日本人ファンにとっても新たなスタジアムのお披露目が楽しみですね。