マンチェスター・ユナイテッドの本拠地「オールド・トラフォード」とは？

■”赤い悪魔”マンチェスター・ユナイテッドFCのホームスタジアム

ヨーロッパのみならずアジアやアメリカなど、世界一ファンが多いクラブとしても知られる"赤い悪魔"マンチェスター・ユナイテッドFC。同じマンチェスターに本拠地を置くマンチェスター・シティFCとの一戦は「マンチェスター・ダービー」と呼ばれ、試合の日は街全体がチームカラーである赤と青に二分されます。

戦いの舞台となるオールド・トラフォードは因縁深い両クラブのサポーターたちが織り成すチャントの応酬！試合で巻き起こる迫力の大歓声と、サッカーの本場ならではの熱狂的な雰囲気が味わえます。

■アクセス

Metrolink（路面電車）

ロンドンからはマンチェスター行きの直行列車が出ています。マンチェスターのターミナル駅Piccadilly（ピカデリー）駅から、写真のメトロリンク（路面電車）でAltrincham（アルトリンシャム）行きに乗車、7駅目のOld Trafford（オールド・トラフォード）駅で下車します。駅を出て、沿道がマンU関連の露店により赤色に染まる一本道を10分も歩けばスタジアムに到着です。
この辺りのお店で売られているグッズはクラブ公認のものではないので、こだわりたい人はスタジアムの公認ストアで買いましょう。

British Rail（列車）

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ロンドンのユーストン駅からBritish Rail（列車）に乗ると、2時間半～3時間でマンチェスターピカデリー駅に到着します。改札口から下に下りたところにあるタクシー乗り場の隣のメトロリンクの駅で乗り換えてください。券売機で切符を買う際はお釣りが出ないので、小銭を準備しておきましょう。ロンドン-マンチェスターの乗車券はオンラインでも購入可能です。

■オールド・トラフォードの歴史

1910年のリヴァプール戦でこけら落としされたオールド・トラフォードは第二次世界大戦でドイツ軍の空襲により被害を受けたものの、戦後に改修を繰り返し、1966年のイングランドW杯ではメイン会場のひとつになりました。1984年にはすべてのスタンドが屋根に覆われ全天候型になりましたが、観客が将棋倒しになり90人以上が死亡したヒルズボロの悲劇で、再び改修を余儀なくされました。その結果、収容人数は4万4000人まで減少しました。
しかし1996年の欧州選手権（EURO）開催時にバックスタンドを拡張、東西に2階席を設置するなどし、現在までに7万6000人まで収容できる巨大スタジアムになりました。ファンによる確実な観客収入が見込まれるため、さらなる拡張計画があり、将来は88000人収容となる見通しです。