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もつ鍋

福岡を代表する郷土料理の一つ、もつ鍋。浅いステンレス製の鍋に牛や豚のホルモンとキャベツやニラをたっぷり入れて、にんにくや唐辛子と一緒に煮込みます。味付けは醤油味が一般的。あっさりとした味わいで、野菜もたくさん摂れる鍋料理です。

明太子

スケトウダラの卵巣を唐辛子などが入った調味液に浸して作る、明太子。第二次世界大戦後に博多で生まれた一品で、福岡には明太子を販売している会社が数多くあります。冷蔵品だけでなく冷凍品もあるので、おみやげにもおすすめです。

博多水炊き

博多水炊きは、骨付きの鶏肉を使うのが特徴。鶏肉の旨みがしっかりと溶け出した濁ったスープのなかに、旬や好みの野菜・豆腐などを入れて煮込み、ポン酢で食べます。家庭料理として親しまれているだけでなく、水炊き専門店もたくさんあります。

がめ煮

鶏もも肉・人参・じゃがいもなどが入った、具沢山の煮物のこと。博多弁で「寄せ集める」という意味を持つ「がめくりこむ」という言葉が由来といわれています。全国的には筑前煮と呼ばれていますが、福岡では骨付きの鶏肉が使われることもあるのが特徴。お祝い事やお祭りで振る舞われる料理でもあります。

かしわ飯

かしわ飯とは、鶏肉・ごぼう・人参などを醤油や酒などで煮込み、お米と一緒に炊き込んだご飯のことを言います。九州地方では鶏肉のことを「かしわ」と呼ぶことから、この名がつけられました。福岡では広く親しまれており、家庭料理としてだけでなく飲食店・スーパー・駅などで販売もされています。

焼きカレー

焼きカレーは、九州最北端の玄関口・門司港で生まれたご当地グルメです。耐熱皿にご飯・カレー・卵・チーズをのせてオーブンで焼いた料理で、濃厚かつまろやかな味わいが楽しめます。門司港レトロ地区にある30以上の飲食店で提供されており、味だけでなく見た目もさまざまなので、食べ比べもおすすめです。

博多うどん

博多うどん最大の特徴は、柔らかい麺。水分をたくさん含んでおり、茹で時間を長くとることも多いため、ふわふわとした食感に仕上がっています。トッピングには丸天やかしわ（鶏肉）などがあり、サイドメニューにはかしわ飯のおにぎりが用意されているのが一般的。福岡ではお酒を飲んだ後のシメにも人気です。

うなぎ

福岡のうなぎと言えば、筑後地方・柳川の「せいろ蒸し」。蒲焼にしたうなぎとタレを絡めたご飯、そして錦糸卵をのせたものを、せいろで蒸して作ります。ふっくらとしたうなぎと、うなぎの旨みや燻製の香りが染み込んだご飯と、どちらも絶品。江戸時代から親しまれている、郷土料理の一つです。

ごまさば

ごまさばとは、サバの刺身をいりごま・醤油・みりんなどで和えたもの。福岡では昔から新鮮なサバが手に入ることから、サバの刺身を使った郷土料理が生まれました。熱いご飯にのせたり、お茶漬けにしたり、酒のつまみにしたりと、さまざまな食べ方ができる一品です。

酢もつ

博多発祥の料理・酢もつ。牛や豚、鶏などのホルモンを湯通ししてポン酢と一緒に食べる料理で、刻みネギやゆず胡椒、唐辛子などを加えることもあります。湯通しすることでホルモン特有の脂や臭いが落ち、コリコリとした食感のホルモンをサッパリと食べられる一品です。

鉄なべ餃子

北九州市発祥の鉄なべ餃子は、一般的な餃子よりも小さい一口サイズ。パリッと仕上がった皮が特徴で、具には肉とキャベツや玉ねぎなどの野菜が入っているのが一般的です。鉄鍋で餃子を提供しているお店もあり、最後の一つまでアツアツの餃子が食べられます。

博多ラーメン

福岡グルメの代表格・博多ラーメン。豚骨ベースの白く濁ったスープと細い麺が特徴で、ネギ・チャーシュー・のりなどがトッピングされています。卓上には紅生姜やゴマ、高菜が置かれていることが多く、途中で味を変えながら食べることが可能。麺の固さも粉を落としただけの粉落としから柔らかめまで、好きなものを選べます。