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■大龍峒保安宮の見どころ
保生大帝
最初に紹介する大龍峒保安宮の見どころは「保生大帝」。保生大帝とは、大龍峒保安宮の主神です。幼少の頃から優秀で、宋の時代には名医として名をはせたといわれる実在の人物です。疫病の流行った際に、この地に祀られるようになりました。西王母から授かった秘術を用いて龍の目や虎の喉を治療したなど、数々の神話も伝えられており、長きにわたり医学の神様として人々に信仰されてきました。
神農大帝
次に紹介する大龍峒保安宮の見どころは「神農大帝」。頭は牛、体は人という変わった容貌を持った農業の神様です。農具を発明し、人々を狩猟から農耕へと導いた神として、この地に祀られています。かつて台湾が干ばつに見舞われた際、人々が神農大帝に祈りを捧げると日照りや凶作を免れるようになったという言い伝えも残っています。薬草にも精通していることから、医薬の神としても信仰されています。
註生娘娘
3番目に紹介する大龍峒保安宮の見どころは「註生娘娘」。子宝・安産の神様で、左手には出生簿、右手には筆を持って出産を管理しているといわれています。日々多くの女性が祈願に訪れており、ご利益通り無事に出産を終えて子宝に恵まれた際には、出産100日後に、男の子だったらおこわ、女の子だったらケーキを持って再びここを訪れ、お礼参りをするという風習があります。
多くの神様
4番目に紹介する大龍峒保安宮の見どころは「多くの神様」。大龍峒保安宮には、主神である保正大帝や副神の神農大帝や註生娘娘だけでなく、航海と漁業の神様・天上聖母、学問の神様・孔聖夫子(孔子)、さらに商売・財運の神様・開聖夫子(関羽)など、数多くの神様が祀られています。それぞれの祠のかたわらには、神様の名前とともに説明(中国語)もていねいに書かれているので、お参りをする際に役立ちます。
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大龍峒保安宮の建築様式と装飾
5番目に紹介する大龍峒保安宮の見どころは「大龍峒保安宮の建築様式と装飾」。大龍峒保安宮は、1742年の建立で、荘厳なたたずまいが印象的です。伝統的な木造構造の三川脊式屋根やその棟、さらに壁面の幅広で扁平な赤レンガや赤瓦などは、建立者たちの故郷である福建省の影響を強く受けた様式になっています。木彫り、石刻をはじめ、細やかな彩色画、さらに、粘土の像・泥塑、陶磁器の一種である交趾焼(こうちやき)、粘土の焼き物・剪粘といった見ごたえのある色鮮やかな芸術的装飾は、主に歴史、神話、伝説故事、文学などが典拠の人物画像が表現されています。
■大龍峒保安宮の観光シーズン
6番目に紹介する大龍峒保安宮の情報は「観光シーズン」。保生大帝の生誕日である旧暦の3月15日には、現在も保生文化祭が行われています。にぎやかなパレードや伝統的な祭典式のほか、台湾の大衆民芸・家姓戯や伝統パフォーマンスなどで、毎年盛大に祝われます。なかでも必見なのは、神輿を担ぎ火のついた炭の道を歩く「火渡り儀式」で、これは今や台北エリアではわずかしか残っていない伝統儀式のひとつです。医学の神・保生大帝にちなんで、漢方医による無料の診察・漢方講座も開かれています。
■大龍峒保安宮で知っておきたいポイント
保生大帝について
7番目に紹介する大龍峒保安宮の情報は「保生大帝について」。保生大帝(979-1036)は、幼い頃から聡明で多くの書物を広く読み漁り、特に医術に優れていたという実在の人物です。優秀な医者として、世の多くの人々の命を救い、亡くなる際には鶴が迎えに来たと伝えられています。医虎喉(龍の目に薬をさし、虎の喉の痛みを癒した)をはじめとする数々の伝説が残っており、亡くなってからも人々の前に姿を現し、病に苦しむ人々を治療し続けたといわれています。そして、今なお、医学の神様として信仰されているのです。
日本語
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8番目に紹介する大龍峒保安宮の情報は「日本語」。大龍峒保安宮については日本語のホームページがあるので、事前に情報を得ることができます。保安宮に置かれているパンフレットにも日本語版があるので、便利です。また、日本語のガイドさんは、5名以上で公式ホームページから予約可能です。予約の際は、中国語ページの「導覧服務」をクリックしてください。
■大龍峒保安宮のアクセス情報
9番目に紹介する大龍峒保安宮の情報は「アクセス」。台北駅から電車で大龍峒保安宮へ行く場合は、最寄りのMRT・圓山駅まで約6分です。圓山駅に着いたら庫倫街出口から15分ほど歩きます。庫倫街をまっすぐ行き、その後に大龍街、さらに哈蜜街へと進んだら到着です。バスを利用する場合は、大龍峒保安宮、庫倫街、または酒泉街で下車すると、アクセスも良好です。
■大龍峒保安宮の周辺観光スポット
孔子廟
10番目に紹介する大龍峒保安宮の周辺観光スポットは「孔子廟」。学問の神様として有名な孔子が祀られている廟です。お参りをしたり見学したりするだけでなく、マルチメディア常設館があり、映像や音、タッチパネルなどを使った体験型展示で、遊びながら儒学について学ぶこともできます。
鄰聖苑(保安宮花園)
最後に紹介する大龍峒保安宮の周辺観光スポットは「鄰聖苑(保安宮花園)」。大龍峒保安宮の正面にある、中国風の美しい庭園です。緑豊かな園内の池の周りや東屋では、地元の人々が胡弓を演奏したり、体操したり、井戸端会議を楽しんだりと、のどかに過ごしており、穏やかな光景に心が和みます。
■まとめ
主神である医学の神様をはじめ、あらゆる神様が祀られている大龍峒保安宮は、のんびりと穏やかな雰囲気のなかで様々な願いごとをしたり、美術鑑賞、緑爽やかな敷地内の散策を楽しんだりと、とても素敵な時間が過ごせる観光スポットです。ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。