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■普信閣の見どころ
除夜の鐘つきイベント
普信閣では1953年から毎年大晦日に、ソウル市が運営する除夜の鐘つきイベントが開催されています。年が明ける20秒前からカウントダウンが始まり、ソウル市長など市民が選ぶ市民代表が鐘を33回つくのです。このイベントには多くの人が集まり、お祭りムードで賑わいます。新年を告げる0時の鐘と同時に打ち上げ花火が上がり、ソウルの空に彩りを添えます。
鐘つき体験
普信閣の鐘つきは、観光客も体験可能です。鐘つき体験は月曜日以外の毎日正午に行われ、予約不要なので気軽に参加できます。開催曜日の11時半までに普信閣のスタッフに声をかけて受付票に記入し、11時50分頃に普信閣の2階に移動し説明を聞いてから打鐘します。鐘に触ったり、韓服や朝鮮時代の軍服を着て鐘の前で記念写真を撮ったりもできます。
歴史が詰まった土地
普信閣は歴史的なランドマークでもあり、敷地内にはいくつかの記念碑があります。20世紀の初めに起きた、3.1独立運動は普信閣が中心地となりました。現在、3月1日には普信閣からソウル劇場までの、800メートルの区間は歩行者天国になり、さまざまなイベントが行われています。また、普信閣は漢城政府設立の宣布式が行われた場所でもあります。
数100年の間、韓国の時を刻んだ鐘
現在、普信閣にある鐘は2代目であり、1985年ソウル市によって復元されたものです。1代目の鐘は1395年、朝鮮時代の初め頃に建築されました。場所は現在の普信閣とは違い、仁寺洞(インサドン)通りの入口付近にあったのです。1代目の鐘は4度も火災にあったうえに朝鮮戦争でも酷く破壊されました。1代目の鐘は国立中央博物館に宝物2号として保存されています。
■普信閣の観光シーズン
普信閣で除夜の鐘つきイベントが行われるのは冬真です。ソウルの冬は日本と比べると寒く、12月下旬には平均気温がマイナスになります。夜は特に冷え込みが厳しくなるので、厚手の上着とヒートテックなどの温かい肌着でしっかり防寒していきましょう。また、ソウルは6月下旬から7月にかけては梅雨、7月中旬から8月中旬までは地表熱による上昇気流が原因でにわか雨が多くなります。普信閣観光は4月~5月と10月がベストシーズンです。
■知っておきたいポイント
年末年始は大混雑
韓国の年越しイベントである普信閣の除夜の鐘つきは規模が大きく、毎年15万人もの人々が集まります。特にカウントダウン直前には身動きも取れないほど混雑するので、スリに注意しましょう。年明け後にはメインストリートで花火が舞い、その日に限り地下鉄が午前2時まで運行しています。
「普信閣」の名の由来
「普信閣」という名前は、1895年に第26第王の高宗が「普信閣」と書かれた扁額(門などに掲げられる額)を下賜(かし)したことに由来しています。また、「普信閣」という言葉には「信じる心が広く行き渡るように」という意味がこめられています。
■普信閣のアクセス情報
「普信閣」の最寄り駅は、地下鉄一号線の「鐘閣(チョンガッ)駅」です。鐘閣駅4番出口のすぐ目の前にあり、徒歩約1分なので迷わず行くことができるでしょう。ソウル駅から鐘閣駅までの所要時間は約5分、片道運賃は1350ウォンです。
■普信閣の周辺観光スポット
光化門広場(クァンファムンクァンジャン)
光化門広場は、景福宮(キョンボックン)の正門にある「光化門(クァンファムン)」から、市庁(シチョン)にかけて広がる、市民の憩いの場です。18mもの高さまで吹き上げる約200個の噴水と約100個の床噴水があり、爽快感のある風景が見どころです。
アルムダウン茶博物館
仁寺洞(インサドン)にある有名なお茶の博物館です。韓国の伝統家屋である韓屋(ハノッ)造りの館内には、カフェ、ギャラリー、ショップを兼ね備えています。カフェでは伝統茶やハーブティーなど種類豊富なお茶とスイーツが楽しめます。
鍾路タワー(チョンノタウォ)
鐘路(チョンノ)のランドマークビルとして知られる33階建てのタワーです。最上階にはソウルで5本の指に入ると有名なレストランがあるほか、地下にも人気の書店やレストランがあります。サイバーチックな見た目も印象的です。
■まとめ
鍾路のランドマークとして知られる普信閣。普段は街角にひっそりと佇む鐘楼ですが、賑やかな除夜の鐘つきイベントは、一度は訪れたいソウルの風物詩です! また、鐘つき体験で普信閣の歴史を肌で感じてみるのもおすすめですよ。