【世界遺産】アルルの魅力、ローマ遺跡とロマネスク様式建造物群

■アルルのローマ遺跡に迫る！

アルルの町は、全体が古代ローマ遺跡といっても過言ではなく、見どころは尽きることがありません。1番は「円形闘技場」です。アルルに現存する古代ローマ遺跡のなかでは最大で、1世紀末頃に建造されています。19世紀に現在の形に復元された「古代劇場」は、紀元前1世紀に劇場として造られたものの、中世には採石場になったり、要塞に転用されたりさまざまな歴史をもっています。

ほかにも、「地下回廊とフォルム」や「公衆浴場」、市内2カ所に残る「ローマの城壁」、ローマ時代から存在する大墓地「アリスカン」とすべてが見逃せません。

■アルルのロマネスク建造物を見る

©UNESCO/Jean-Jacques Gelbart

アルルに残されたロマネスク様式の建造物には「サン・トロフィーム教会」があります。もともと敷地内にあったのはバジリカ式教会堂でした。11世紀から12世紀にかけて、当時アリスカンに眠っていたアルルの聖人トロフィムスの遺体を安置し直すために、大聖堂に改築されました。これが現在の教会の原型となっています。

正面入り口のポルタイユや回廊の柱には、ロマネスク様式の美しい彫刻が見られます。また、アルラタン博物館内にある「小集会場」もロマネスク様式の遺構で、2世紀の石畳と腰掛けが、今もなお残されています。

■パリからアルルへのアクセス

難易度：★★★☆☆（町まで行けば何とかなります）

高速鉄道TGV＋在来線TER、またはTGV＋バス
所要時間：約4～5時間
運賃：TGVとTER（またはバス）約€50～100

パリ・リヨン（Paris Gare de Lyon）駅からアヴィニョン（Avignon）駅まで約3時間です。アヴィニョン駅からTERに乗り換えて約5分、アヴィニョン中央（AVIGNON CENTRE）駅へ向かいます。アヴィニョン中央駅から約20分、アルル（Arles）駅で下車します。

バスの場合は、アヴィニョン駅から、バスに乗り換えて、約1時間、アルル（Arles）下車です。

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ローマ遺跡最大の水道橋ポン・デュ・ガールを訪れます。古代遺跡が多く残るアルルでは、ゴッホの跳ね橋にも立ち寄ります。