【岐阜】世界遺産とともに訪れたい！白川郷のおすすめ観光スポット５選

白川郷の観光事情について

白川郷のおすすめ観光シーズン、気候

岐阜県北部の山岳地帯にある白川郷は、冬は寒さが厳しく沢山の雪が降る豪雪地帯です。豊かな自然に囲まれているため、春・夏・秋・冬、どの季節に訪れても四季折々の美しい姿を見せてくれますが、特に、一帯がすっぽりと雪で覆われる冬季は白川郷の美しさが際立つ季節。毎年1～2月頃には期間限定でライトアップが行われ、降り積もった雪の中に合掌造りの家屋がぼんやりと浮かび上がる幻想的な光景を見られます。

白川郷の主要観光エリアとその特徴

白川郷の主な観光エリアは、世界遺産になっている合掌造り集落と白川村南部にある平瀬温泉を中心としたエリアの2つに分けることができます。そのうち、観光の中心となるのは合掌造りの家々が見られ、観光スポットが集中している「荻町地区」です。国の重要文化財にもなっている「和田家」や、白川郷での暮らしの様子が分かる「野外博物館合掌造り民家園」、観光案内所やバスターミナルも荻町地区にあります。

白川郷への観光アクセス、交通情報

白川郷へのアクセスはバスか車になります。近隣の主要鉄道駅から白川郷行のバス路線があり、所要時間はそれぞれ、JR・高山駅から約50分、JR・金沢駅から約1時間15分、名古屋駅から約3時間となっています。また、時間を気にせず観光したい場合や近隣の観光地も併せてまわりたいなら、やはり自家用車やレンタカーが便利です。高速道路を利用する場合は、東海北陸自動車道・白川郷IC／荘川ICが最寄りの出口となります。

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白川郷の歴史・文化

白川郷の世界遺産・歴史的建造物

白川郷の見どころは何と言っても合掌造りの集落です。富山県の五箇山地区と共に「白川郷・五箇山の合掌造り集落」として世界遺産に登録されており、国内外から多くの観光客が訪れます。豪雪地帯の気候に合わせ屋根を急勾配にした合掌造り家屋は、住居として以外に屋根裏で養蚕等も行える造りになっており、雪国での暮らしに対応する先人の知恵が詰まった独特の建築物です。中でも、最大規模の「和田家」は是非訪れたいスポットです。

白川郷の有名なお祭り・イベント

白川郷では季節ごとにお祭りやイベントが行われています。毎年春に行われる「田植え祭り」では、田んぼに一列に並んだ早乙女たちが田植え歌に合わせて苗を手植えする昔ながらの田植え風景が見られます。また、夏には白山白川郷ホワイトロードの開通を祝い、残雪で雪像を作るお祭り「雪おくり祭り」が行われます。さらに、秋には五穀豊穣を祈る「どぶろく祭り」、冬には期間限定のライトアップイベントも開催されています。

白川郷ゆかりのロケ地

合掌造りの家屋が並び、日本の原風景が見られる白川郷は映画やテレビ番組のロケ地として使われることもあります。元々ゲームから始まり、その後、アニメや実写映画にもなった『ひぐらしのなく頃に』もその1つで、ストーリーの舞台となっている「雛見沢村」は白川郷がモデルとされています。荻町地区にある「であい橋」や「白川八幡宮」、「展望台」など、ゆかりのスポットに足を運んでみてはいかがでしょうか？

白川郷の名物・名産品はコレ！

白川郷の郷土料理・ご当地グルメ

白川郷の郷土料理としては、「朴葉（ほおば）味噌」や「赤カブ漬け」、「川魚」など、地元の自然から採れる素朴な食品が定番です。また、ブランド牛として名高い「飛騨牛」や、飛騨のおいしい水を使って作られる「蕎麦」もまた白川郷で人気のグルメです。さらに、漬物を炒めて溶き卵でとじ、最後に鰹節をかけて食べる「漬物ステーキ」などという独特の料理もあり、ご当地ならではの味を楽しめます。

白川郷のお土産・伝統工芸

白川郷では「朴葉味噌」や「赤カブ漬け」等の郷土食品のほか、合掌造りの形をした銘菓「紫蘇もなか」や飛騨の地酒を使った「どぶろく羊羹」等のお菓子、白川郷名物の「どぶろく」や地酒が定番のお土産です。また、食べ物以外のお土産を探すなら「草木染め」や「ツル細工」等の白川郷の伝統工芸品や、飛騨地方に伝わる人形でお守りとしても人気の「さるぼぼ」グッズもおすすめです。

白川郷のおすすめ観光スポットを紹介！

■和田家

白川郷の観光スポットの最初におすすめしたいのは「和田家」。飛騨白川郷の合掌造り集落で最大規模を誇る民家。築300年にもなる代表的な茅葺合掌造り住宅で、主屋、土蔵、便所、土地が国の重要文化財に指定されています。保存状態もよく、現在でも住居として使用されており内部を見学できます。

1階には暖をとる囲炉裏があり、囲炉裏の熱や煙には家屋の防虫、防湿効果があるといわれています。荻町城趾展望台から見下ろす和田家は、のどかな田園風景の中で一際風格があり美しいです。

■野外博物館合掌造り民家園

2番目におすすめする白川郷の観光スポットは「野外博物館合掌造り民家園」。白川村にある25棟の合掌造りを保存、公開する博物館。主屋だけでなく神社やお寺本堂、水車小屋などがあり、主屋は屋根裏まで見学できます。

白川村の歴史や生活の知恵などの民族資料が展示されており、わら細工やそば打ち体験など子供も楽しめる体験メニューも用意されています。打ちたてのそばやぜんざいなど、囲炉裏を囲んで食べることができ、当時の生活の一部を感じられます。

■荻町城跡

3番目におすすめする白川郷の観光スポットは「荻町城跡」。白川村の総合案内所からバスで10分、荻町合掌造り集落を一望できる絶景ポイント。急な坂道を登って歩いて行くこともできます。

桜、新緑、紅葉、白銀の景色と四季折々の風景が楽しめ、写真愛好家にも人気の撮影スポットになっています。ポスターやガイドブックで見る景色と同じ、タイムスリップしたかのようなのどかな田園風景は白川村に来たら必見です。