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【沖縄・読谷村】戦争の教訓を今に伝える「忠魂碑」とは?慰霊碑との違いについても解説!

戦争の教訓を現在に伝えている「忠魂碑」について、具体例として沖縄県読谷村にある忠魂碑を紹介していきます。忠魂碑は戦争でなくなった兵士の魂を地方ごとに英霊として称えるために建立されたもので、国や天皇陛下に対する忠義心を高める目的がありました。戦争で亡くなられた方々たちを弔う「慰霊碑」とは違って、忠魂碑には戦争を大義とする思想が込められています。日本の負の遺産として、これからも残しておかなければならない場所であると言えます。時間があれば一度沖縄県読谷村にある「忠魂碑」を訪れて、戦争についていろいろと考察してみてください。

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更新日: 2024年4月26日

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戦没者を祀る「忠魂碑」とは?慰霊碑との違いは何?

「忠魂碑」は、明治時代以降に戦争で死んだ地元の兵士を記念するために全国各地に建てられた碑です。天皇への忠義をほめたたえる意味があって、死んだ兵士の魂を英霊としてたたえていました。戦争で亡くなった人たちの霊を弔う「慰霊碑」とは意味が異なります。「忠魂碑」は戦争を大義としてとらえる具体的な例のひとつで、戦前の天皇主権を象徴しています。

現在沖縄本島に残されている忠魂碑は一つのみ

現在、沖縄本島には読谷村(よみたんそん)に唯一忠魂碑が残されています。読谷村運動広場の北角にあって、昭和10年10月ごろ建立されたことが分かっています。元々この辺りには読谷山国民学校(読谷山尋常高等小学校)があって、学校の敷地内に忠魂碑は建てられていました。手摺り付き台座の上に今でも忠魂碑は建っていて、当時の面影を残しています。

かつて忠魂碑が持っていた政治的役割とは?

忠魂碑には、生徒たちに軍国主義思想を学ばせる政治的役割があったとされています。国のため、天皇陛下のために戦争に出て死んでいった兵士たちの忠義の魂を顕彰することが目的で、戦争を大義として捉えています。国や天皇陛下に対して果たすべき道として戦争への従事が奨励されていました。そのような教育方針によって、多くの若者が戦争に駆り出されていました。

読谷村の忠魂碑が受け継ぐメッセージとは?

忠魂碑は日本の侵略戦争を正当化するために作られたもので、多くの若者が国家や天皇陛下への忠義を強制させられていたことを象徴する太平洋戦争時における負の遺産とされています。当時の日本の風潮を良く示している忠魂碑を現在でも残すことによって、過去の過ちを再び繰り返すことのないようにする「戒め」が具体的に表現されています。

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読谷村の忠魂碑への行き方は?

読谷村にある忠魂碑は、沖縄空港から北東に30kmほどの場所にあります。那覇バスターミナルの3番のりばから琉球バス交通と沖縄バスが運行している29番・読谷線(喜名経由)に乗り、1時間ほど乗車してからバス停「座喜味」で下車すると徒歩5分ほどで到着します。ちなみにバスは、土曜日・日曜日・祝日には一日に6本ほどが運行されています。

周辺のおすすめ観光スポット1:約一千人の命運を救った二人の記念碑に注目「シムクガマ」

「シムクガマ」は、忠魂碑が建っている読谷村運動広場から西に2kmほどの場所にあるガマ(自然壕)です。シム=下、ク=向く、という意味で、谷の下にガマがあることから名付けられました。アメリカ軍が沖縄に上陸した時にこのガマには1000人ほどが避難していましたが、ハワイから帰国した2人の日本人が避難民を説得して無事に投降に導いた美談が残っています。洞窟内には2人を記念する記念碑が建てられています。

シムクガマ

日本 / 沖縄 / 本島中部(恩納・沖縄市)

沖縄県中頭郡読谷村波平438

静かに祈りを捧げたい。戦争の悲惨さを今に伝える「チビチリガマ」

「チビチリガマ」は、「シムクガマ」から北西に800mほどの場所にあるガマ(自然壕)です。チビ=尻、チリ=切る、という意味で、浅い谷の底にあるこのガマに流れている細い川はどこに流れ着くのか分からないということから名付けられました。アメリカ軍の沖縄上陸の翌日に避難民が集団自決をした場所として知られています。ちなみに「チビチリガマ」への入壕は禁じられています。

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チビチリガマ

沖縄県中頭郡読谷村波平1153
忠魂碑から車で約7分

世界遺産にも選ばれた美しい建築「座喜味城跡」

「座喜味城跡」は、忠魂碑が建っている読谷村運動広場から北西に1.2kmほどの小高い丘にある標高120mほどの城跡です。琉球王国が繁栄していた15世紀初めに建設されていて、曲線状の城壁などが今でも保存されています。ここでは沖縄グスク(御城)で使用されている様々な石積みの技術を発見することができます。2000年には「首里城跡」などと共に世界遺産に登録されています。

座喜味城跡

沖縄県中頭郡読谷村座喜味708−6
098-958-3141
忠魂碑から車で約4分

沖縄戦を戦った特攻隊の慰霊碑「義烈空挺隊玉砕の地碑」

「義烈空挺隊玉砕の地碑」は、忠魂碑が建っている読谷村運動広場から北西に100mほどの場所にある慰霊碑です。「義烈空挺隊」は大日本帝国陸軍に属している空挺部隊で編成された特殊部隊で、沖縄戦の1945年5月24日に連合軍に占領されていた飛行場に攻撃を仕掛けて玉砕した記録が残されています。戦争関係者たちが時折訪れて、線香などを供えています。

義烈空挺隊玉砕の地碑

沖縄県中頭郡読谷村座喜味2079
忠魂碑から徒歩約1分

周辺のおすすめ宿泊施設1:気軽なステイを叶える素泊まり宿「ゲストハウス琉球庵」

「ゲストハウス琉球庵」は、忠魂碑が建っている読谷村運動広場から北に300mほどの場所にある素泊まりゲストハウスです。2012年3月にオープンしました。素泊まり一泊が2000円と、とてもリーズナブルな価格です。部屋は全部で3室で、沖縄観光・合宿・ダイビングなど様々な用途に利用することができます。テレビや扇風機などもそろっています。

ゲストハウス琉球庵

沖縄県中頭郡読谷村字座喜味67番地
090-7586-1237
忠魂碑から徒歩約6分

周辺のおすすめ宿泊施設2:観光&長期滞在のニーズに応える「ローヤルホテル」

「ローヤルホテル」は、忠魂碑が建っている読谷村運動広場から南西に2kmほどの場所にあるホテルです。コンドミニアムタイプとホテルタイプの二種類が用意されていて、観光にも長期滞在にも利用することができます。部屋は全部で40室で、すべての部屋にテレビ・DVDプレイヤー・無料Wifiなどが完備されています。レストランも豊富なメニューを用意しています。

ローヤルホテル

沖縄県中頭郡読谷村楚辺1315番地
098-956-2743
車で約5分

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