【沖縄】福地(ふくじ)ダムの楽しみ方は無限大！？やんばるのダムで遊ぼう！

沖縄最大のダム・福地ダムってどんな所？

「福地ダム（ふくじダム）」は、沖縄県国頭郡（くにがみぐん）東村（ひがしそん）にある1974年に完成されたダムです。高さ91.7メートルのロックフィルダム（岩石や土砂を積み上げて建設されたダム）で、沖縄県で最大の規模を持っているダムです。「福上湖（ふくがみこ）」と呼ばれる人造湖が形成されていて、それは「沖縄本島の水がめ」としてとても重要です。

福地ダムの楽しみ方1:北部ダム統合管理事務所

「北部ダム統合管理事務所」は、1983年（昭和58年）に設立されたダムの管理事務所です。北部5ダム（福地ダム・新川ダム・安波ダム・普久川ダム・辺野喜ダム）の統合管理や、漢那ダム・羽地ダム・大保ダム・金武ダムの管理を行っています。「北部ダム統合管理事務所」は福地ダムの近くにあって、辺りには遊歩道などが整備されています。

福地ダムの楽しみ方2:高台から見下ろす

北部ダム統合管理事務所の近くには昔使われていた建物があって、そこから小高い丘を登って高台に出ることができます。高台からは福地ダムを見下ろすことができます。高台から眺めると、福上湖も普段よりコンパクトな感じで、しっかりと福地ダムの全体像を眺めることが可能です。周辺にある森も、いっそう綺麗に感じることができます。

福地ダムの楽しみ方3:放水スポット

福地ダムは、洪水などが発生した場合にはダム湖の水を放水路を利用して海に直接放流することができるように設計されています。放水路は急勾配になっています。「福上湖出水口停車場」から放水路を眺めることができますが、その時に放水路から続いている海を見下ろすことができます。福地ダムの放水スポットは、海へと続く絶景スポットとして有名になっています。

福地ダムの楽しみ方4:福地ダム日米承継記念碑

福地ダムは、当初は琉球列島米国民政府が計画していて、1969年（昭和44年）に米国陸軍工兵隊によって着工されましたが、そして1972年（昭和47年）の沖縄祖国復帰の際に工事途中で日本政府に承継されました。結局、福地ダムは日本政府によって1974年（昭和49年）に完成しています。「福地ダム日米承継記念碑」には、このような経緯が細かく刻まれています。

福地ダムの楽しみ方5:夏休み自然体験会

福地ダムでは、「森と湖に親しむ旬間」の関連イベントとして「夏休み自然体験会」が開催されています。2018年は7月15日（日曜日）の10:00～16:00に実施されました。ダム施設の見学の他にカヌー体験・自然観察船乗船・ザリガニ釣り体験など、様々なイベントが用意されています。なお、カヌー体験や自然観察船乗船は先着順に受け付けていて、定員になり次第終了します。

福地ダムの楽しみ方6:福地ダム自然観察船

「福地ダム自然観察船」は、福地ダムのダム湖を50分かけて巡る観察船です。「ゴンミキ号」という名前が付けられています。ダム湖周辺のやんばる（山原）を間近に観察することができます。出港時間は10:00・13:00・15:00で、5人以上の予約があれば運行されています。料金は大人1020円・小人820円です。定休日は月曜日になっています。

福地ダムの楽しみ方7:福上湖

福上湖（ふくがみこ）は、沖縄県で最大の人造湖（淡水湖）です。湖内には、国の天然記念物に指定されている「リュウキュウヤマガメ」など様々な動物が生息しています。1991年からは「リュウキュウアユ」の放流も行われています。北側にはスダジイなどの森が広がっていて自然を肌で感じることができます。毎年春には「東村つつじ祭り」が開催されています。

福地ダムへの行き方は？

福地ダムは、那覇空港から北東に100kmほどの場所にあります。途中まで高速道路を利用することが可能です。路線バスの場合は、まず那覇空港から名護バスターミナルに向かって（1時間30分ほど）、名護バスターミナルから白浜入口まで（35分ほど）、さらに白浜入口から東村役場まで（25分ほど）バスを乗り継ぐ必要があります。東村役場からは徒歩で40分ほどで到着します。

周辺のおすすめグルメ1:看板猫がお出迎え「ヒロコーヒーファーム」

「ヒロコーヒーファーム」は、福地ダム資料館から東に10kmほどの場所にある1993年にオープンしたカフェです。人目を引くピンク色の小屋で営業しています。 店の裏側にはコーヒー農園があって、100％沖縄県産のコーヒー豆を使用したコーヒーが提供されています。コーヒーゼリーやコーヒープリンなどのスイーツも用意されています。コーヒー農園は見学することも可能です。