【沖縄】慶留間島でケラマブルーを体感！見るだけじゃもったいない島全体を徹底調査

ケラマブルーを満喫できる慶留間島はどんな所？

慶留間島（げるまじま）は、沖縄本島から西に40kmほど離れた慶良間諸島（けらましょとう）に位置している人口81人の小さな有人島です。沖縄県島尻郡座間味村にある3つの有人島のひとつです。他の2つの有人島である阿嘉島（あかしま）や外地島（ふかじしま）とは、それぞれ橋で繋がっています。東シナ海に浮かぶ小島で、天然記念物であるケラマジカも生息しています。

慶留間島の宝！いつでも入れる島民プライベートビーチ

慶留間島には海水浴場が営業していなくて、海辺はほとんど手つかずの状態になっています。島民が泳ぎたい時にいつでも泳ぐことができて、海辺はほとんどプライベートビーチ状態です。もちろん観光客でも利用することができます。波も穏やかな場所が多く、小さな子どもでも安全です。ビーチにはシャワーなどの設備はありませんが、ちょっとした気晴らしなどに海辺で過ごすことができます。

慶留間島の生き字引！武次郎おじぃに会いに行こう

慶留間島の最南部には、国の重要文化財に指定されている「高良家（たからけ）住宅」があります。琉球王府時代末期に中国貿易で儲けた船頭によって建設された旧家で、現在は中村武次郎さんが番人をしています。中村武次郎さんは「武次郎おじぃ」と呼ばれていて、島の生き字引として慶留間島に関する様々な出来事を語ってくれます。「安里屋ユンタ」などの島唄も三線で披露してくれています。

ケラマブルーを見下ろせる阿嘉大橋

慶良間諸島には「ケラマブルー」と呼ばれる透明度の高い美しい海があることで知られています。特に、阿嘉島と慶留間島を繋いでいる「阿嘉大橋（あかおおはし）」からの眺めは言葉にできないほどの景観です。ケラマブルーを実際に体験しようと、毎年多くのダイバーやシュノーケラーたちが慶良間諸島の阿嘉島や慶留間島などに集まっています。

島唯一の展望台、アザナムイ展望台

「アザナムイ展望台」は、慶留間島の南東部にある島で唯一の展望台です。ここからは慶留間島と外地島を繋いでいる「慶留間橋（げるまばし）」を一望することができます。慶良間諸島で面積の大きな「渡嘉敷島（とかしきじま）」や「座間味島（ざまみじま）」などの島々も眺められます。吹き抜ける風が快適で、休憩にも利用可能です。

慶留間橋からの絶景、海の中の学校

「慶留間橋（げるまばし）」は、慶留間島と外地島を繋ぐ1989年に完成した長さ240mの橋です。橋の上からはケラマブルーの海と、慶留間橋近くに建っている「慶留間小中学校」の眺めを楽しむことができます。橋の上からは、小中学校がまるで海の中に建っているような印象を受けます。ちなみに、外地島には「慶留間空港」が設置されています。

理想のロケーション、慶留間小中学校

人口わずか81人の慶留間島ですが、「慶留間小中学校」は2015年に創立100周年を迎えた歴史のある学校です。この小中学校は海のすぐそばにあります。しかも、ただ海がそばにあるだけではなく、その海が世界的に見てもトップレベルの透明度を誇る美しい海であることが重要なポイントです。このような理想的な環境で学べる学校は、とても貴重な学校であると言えます。

理想の学校に通える?!慶留間小中学校の留学制度

「慶留間小中学校」には、2016年時点で合わせて16人の生徒が学んでいます。この学校には「慶留間島留学制度」が適応されていて、小学4年生から中学2年生までの生徒を島の外部から募集しています。期間は1年間です。秋には体験留学も実施していて、気軽に参加することができます。公式ホームページも設置されているので、気になる人はチェックしてみてください。

慶留間島へのアクセスは?

慶留間島にアクセスするには、まず那覇にある泊港から阿嘉島までのフェリーまたは高速船を利用する必要があります。所要時間は、フェリーだと1時間30分・高速船だと1時間10分ほどです。阿嘉島からはタクシーやレンタカーなどは利用することができません。慶留間島にはレンタサイクルを利用できます。徒歩で慶留間島に向かうには1時間ほどかかります。