【沖縄】久米島のおばけ坂で不思議体験！ミステリースポットを探索しよう

おばけ坂とはどんなところ？

おばけ坂は、沖縄本島から西へ約100km、沖縄諸島のなかではもっとも西にある久米島（くめじま）の西部、沖縄県久米島町具志川にあります。テレビ番組でも取り上げられたり、観光ガイドにも掲載されていたり、観光バスが停車したりするほど、久米島でも有数の観光スポットとなっている坂であり、不思議体験ができるミステリースポットの1つです。

目の錯覚が引き起こす、不思議な現象

一見すると、何の変哲もない坂道に見えるのが、おばけ坂です。おばけ坂と呼ばれている所以は、周りの地形や坂の傾斜、道路周辺に生えている木々など、さまざまな要因が組み合わされることによって目の錯覚が起こり、おばけ坂の本来の姿ではないものが見え、不思議な現象が起きます。では目の錯覚によって、どんな不思議な現象が起きるのでしょうか。

下り坂にボールを転がすと自分の方に戻ってくる

おばけ坂で起こる不思議な現象はどんなものかというと、一見すると何の変哲もない下り坂に見えるおばけ坂に、ボールを転がしてみます。すると不思議なことに、転がしたボールが自分の方に戻ってくるという現象が起きるんです。これは目の錯覚により、本来は上り坂ですが下り坂に見えているという証拠で、この現象がおばけ坂の名前の由来となっています。

縦断勾配錯視といわれる目の錯覚が原因

一見すると何の変哲もない下り坂に見えるおばけ坂に、ボールを転がしてみると自分の方へ戻ってくるという不思議な現象は、縦断勾配錯視（じゅうだんこうばいさくし）といわれる目の錯覚が原因です。この縦断勾配錯視は、周りの地形や坂の奥の急な上り勾配、道路周辺の木々の生え方など、さまざまな要因が組み合わされることによって起こるといわれています。

怪奇現象も海外では科学的現象とも

おばけ坂はその名前からもわかる通り、久米島でも人気のミステリースポットであり、怪奇現象が体感できる場所としても有名です。しかし海外では、おばけ坂と同じ現象が起きるスポットは英語で、Magnetic Hill（磁石の丘）といわれ、科学的現象として認定されています。付けられた名前から、日本と海外の文化の違いを体感できます。

車が勝手に坂を上がる!?

このおばけ坂が発見されたのは、平成2年のことです。高校教諭がこの坂へ、車でやってきて植物採集をしていました。この坂で車のギアをニュートラルに入れ停車したところ、上り坂を車が勝手に上って行くという不思議な現象が起きたために、次第に有名になっていきました。しかし当時は原因の究明ができず心霊現象と言われ、おばけ坂という名前が付きました。

交通量も少ないので、じっくり不思議体験が楽しめる

久米島でも有名な、不思議体験ができるミステリースポットのおばけ坂。テレビ番組や観光ガイドにも紹介されたり、観光バスが停車したりするほど有名ですが、人通りも交通量も少ないため、じっくりと不思議体験が楽しめます。しかし油断をせずに、しっかりと周囲の安全を確認をしながら、不思議体験を楽しむようにしてください。

ボールを持参して不思議体験を楽しむ！

久米島で人気のミステリースポットのおばけ坂の不思議現象を、気軽に体験するにはボールの持参がおすすめです。小さなボールを持参して、おばけ坂のさまざまなところから転がしてみると、飽きることなく不思議体験が楽しめます。レンタカーで訪れているのであれば、ギアをニュートラルに入れて発見時の再現をしてみるのも良いでしょう。

坂の奥が急な上り勾配や、植物が斜めに生えていることが原因！

一見普通の下り坂に見えますが、久米島でも有名なミステリースポットのおばけ坂。おばけ坂で起こる不思議現象は、目の錯覚により起きることは説明しました。さらに詳しく説明すると、おばけ坂での錯覚が起きる要因はさまざまなことがありますが、坂の奥の急な上り勾配と道路周辺の木々が斜めに生えているという2つが、大きな原因といわれています。

お約束！ごみは必ず持ち帰る

ボールや空き缶を持参して転がすことによって、一見普通の下り坂に見えるのに自分の方へそれらが戻ってくるという、不思議な体験ができるのがおばけ坂です。転がして不思議現象を楽しんだボールや空き缶は、おばけ坂にはごみ箱がないため放置したりせず、必ず持ち帰るようにしましょう。マナーを守って楽しむことが大切です。