【アメリカ】ニューヨークのメトロポリタンへ行くには！？本場のオペラ鑑賞をしたい！

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魅惑的なオペラはこうして生まれた！オペラ起源の秘密

17世紀初頭にイタリア・フィレンツェで生まれたオペラ。バルディ家のジョヴァンニ伯爵が芸術家や学者たちを集結させ、理想の芸術を作りだそうとしており、役者が朗唱する合間に心理描写や状況などを、合唱隊が歌う古代ギリシャ劇を復刻しようとしたのが始まりで、音楽と文学が融合された劇としてオペラの道が開かれることとなりました。

二つのオペラ！これを知ればあなたもオペラ通になれる？！

オペラには2つの種類があり、まず一つ目は、ヨーロッパで高貴かつシリアスなオペラ「オペラ・セリア」。盛期バロック時代の音楽による劇の慣習で、A~B~Aという3部形式を発展させる形となります。二つ目は、18世紀前半にナポリで生まれた「オペラ・ブッファ」。それまでのオペラの様式に反動するのがこのオペラの特徴で、市民的かつ身近な問題を扱うものとなります。

グルックがもたらしたオペラの新たな世界がスゴイ！

作曲家であるクリストフ・ヴィリバルト・フォン・グルック。様々なオペラを経験したのち、イタリア語のオペラを改革。フランスのオペラでは、フランスのオペラ事情をふまえて、新しい世界を切り開きました。話の筋から序曲をドラマと結び、劇へのプロローグとし、レチタティーヴォ・アコンパニャートを多く使用し、レチタティーヴォとアリアのつなぎを自然にメロディや合唱を重用し一体化あるものとしたのがオペラ改革の概要となります。

現存する最古のオペラ！「エウリディーチェ」

最初期のオペラの一つでもあるカッチーニの「エウリディーチェ」。アンリ4世とマリア・デ・メディチの結婚式でも上演されており、その際にはカッチーニの曲が数曲含まれていました。現存する最古のオペラとして知られており、単調でありながら、音楽が豊かな合わさったオペラとなっています。アレッサンドリーニが録音したものもあります。

グルックオペラの中で最も有名な作品「オルフェオとエウリディーチェ」が知りたい！

グルックオペラの中で最も有名な作品「オルフェオとエウリディーチェ」。中でも劇中の間奏曲である「精霊たちの踊り」は知られています。オルフェオの妻エウリディーチェは毒蛇に噛まれて死亡。妻を取り戻すため、オルフェオがあの世に向かうことから物語が始まります。愛の神・アモーレが「この世に連れ戻すまでは、妻の顔を見てはいけない。」という条件で連れ戻すことを許可しますが・・・・・。といった様々な展開が詰まった愛の物語です。

ココが違う！イタリアオペラとアメリカオペラ魅力の相違点

イタリア発祥のオペラですが、現時点で有名な歌手が集まるのはアメリカにあるメトロポリタン歌劇場となっています。19世紀前半にイタリアからオペラが入ってきたことが始まりで、現在に至ります。厳格なイタリアオペラとは違いアメリカオペラは、ポピュラーな楽曲やミュージカルの曲を手掛けた作曲家が多く、アメリカらしいオペラが楽しめます。

アメリカオペラの歴史が面白い！イタリアオペラの引っ越し公演

19世紀前半にオペラが入ってきたと前項で述べていますが、その当時、イタリアからオペラの一座がアメリカに訪れて公演をしたのが始まりとなります。現在で言うところの引っ越し公演で、飛行機も飛んでいない時代にヨーロッパからアメリカへ行き、文化や音楽が広まっていることから、言葉は伝わらずとも音楽の力が感じられます。