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【伝統芸能】琉歌入門!日本文化のひとつを知ろう

更新日: 2023年11月22日

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ご存知の方も多いかと思いますが、昨今、日本の伝統芸能が、国内外においてじわじわとブームになっています。
日本の中でも沖縄には「琉歌」と呼ばれる沖縄独自の伝統的な歌謡があります。「琉歌」という言葉を聞いたことのある方はあまり多くないかもしれませんが、「島唄」といえばどうでしょうか。奄美群島において「琉歌」は「島唄」と呼ばれています。
ここでは、そんな琉歌の魅力に迫ってみたいと思います。琉歌に関する基本的な情報から楽しみ方、おすすめの参考書籍などを初心者にも分かりやすく総合的にご紹介します。
沖縄の伝統芸能に興味のある方や、俳句を嗜まれている方などに琉歌はおすすめです!
この機会に、琉歌にも挑戦してみてくださいね。きっと、楽しい世界が見つかりますよ。

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琉歌とは?意外に知らない基本情報を見てみよう!

琉歌(りゅうか)とは、沖縄の伝統的な歌謡で、その土地の方言で歌われる詩歌です。基本的には「八八八六」の4句、計30音から成り、前半の「八八」と後半の「八六」に分けて歌うのが特徴です。この他にも、「七五八六」・「五五八六」・「五七八六」・「七七八六」の「中風」、「八八八六」の連続で末句が「六」になる「長歌」、「八八…」の連続を基調に長歌よりも長く、末句が「六」の「つらね」、「八八…」の連続で間にハヤシが入る「木遣り」、「七五」の連続で和歌に似た「口説」といったいくつかの形式があります。

琉歌を広めた人って?気になる「恩納なべ」について

沖縄各地で自然発生的に生まれた琉歌は、その創始者を特定することは難しく、民謡形式の一つだといわれています。
琉歌の作者は、王、首里の貴族や士族から農民に至るまで、性別や階層を問わず老若男女幅広く、中でも自由奔放に、かつ大胆に、数多くの琉歌を残した「恩納なべ」(読み方:おんななべ、琉球語:うんななびー)は琉歌を万人に広めた功績者としても有名です。
18世紀、琉球王国の時代に恩納村で生まれ育った農民の娘、恩納なべは、故郷、恩納村に歌碑も建立されるほどの実力の持ち主でした。恩納なべは、農民ならではの心情や情熱的な恋愛を包み隠さず力強く詠う作風で、知られています。

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いつからあったの?琉歌の歴史をたどってみた!

琉歌の特徴である8音と6音は、奈良時代以前の音の特徴とよく似ています。その起源は古くから沖縄諸島に伝わる叙事的な古謡の「オモロ」、「ウムイ」、「クェーナ」などに由来し、心情を的確に表現する手段として人々は生活の中で日常的に琉歌を歌っていました。
琉歌は大和歌(和歌)の影響と、中国から14世紀末に伝えられたとされる三線(サンシン)の伴奏によって盛んになり、15世紀から16世紀頃にかけて成立したと推測されます。17世紀に入ると、叙情短詩型の歌謡が主流となり、組踊りをはじめとする琉球文化が成熟しました。

いま有名な上原直彦さんてどんな人?

毎週月曜日から金曜日の午後4時から放送される琉球放送(RBCi)のラジオ番組「民謡で今日拝なびら(みんようで ちゅう うがなびら)」のプロデューサーである上原直彦さん。ラジオの中では、作者がはっきりしているものから詠み人しらずのものまで、先人たちが詠み残した琉歌を、今日的解釈を加えて紹介するコーナーがあります。
そんな上原さんですが、著書に『琉歌百景-綾なす言葉たち』というものがあります。一つ一つの琉歌に対する感性と上原流の解釈を添えて記したもので、後半で詳しくご紹介します。

これであなたも琉歌マスター!注目の琉歌をご紹介

俳句とは一味違った沖縄の伝統的な歌謡、琉歌。ここでは、琉歌の最高峰ともいわれている歌をご紹介します。
うらうらぬ ふかさ なぐうらぬ ふかさ なぐぬ みやらびぬ うむい ふかさ
現代語訳としては、「深く入りこんだ美しい浦はたくさんあるけれど、その中でも名護浦が一番美しい。しかし、それにもまして、名護の娘たちの愛情は深い」といった感じになります。
歌碑にもなっているこちらの歌は、沖縄の民謡「今帰仁ミャークニー」や「国頭ジントヨー」に織り込まれていたりと、琉歌の中でも非常に有名な歌です。

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