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【伝統芸能】武芸入門!独特の世界をのぞいてみよう

更新日: 2023年11月21日

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みなさんは「武芸」とはなにか知っていますか。武芸という言葉を聞いたことがあっても、どこか抽象的なイメージでがあり、具体的に説明できる人は少ないかもしれませんね。
武芸は、日本の伝統芸能で、その種類はたくさんあります。武芸の歴史は、古代の神話に出てくるほど古く、長い年月を経て武器・武具の発達とともに変化し、発達してきました。その内容は時代によって異なり、その時代の歴史的背景も大きくかかわってきます。
最近では、日本の伝統芸能である武術に興味のある外国人が増え、来日してその技を学びに来るほど人気です。
そこで、武芸について知りたいという武芸初心者のために、武芸の基礎的な知識や情報をわかりやすく紹介していきます。奥が深い武芸の世界を一緒にのぞいてみましょう。

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武芸とは?意外に知らない基本情報を見てみよう!

武芸とは、日本人が戦場で戦うために身につけた技芸のことで、武道や武術ともいいます。武者や侍、武士たちが日常的に習練し、腕を磨くことが必須とされました。
武芸のうち、近世初頭に馬、剣(兵法)、弓、鉄砲を「武芸四門」と呼びましたが、このうち鉄砲は幕府によって統制され、徐々に後退していきました。中期になると弓、馬、剣、槍(やり)の四つが重視されるようになり、これに柔、砲、兵学を加えて七芸といわれることもあり、武士のたしなみとされたようです。
現在、日本武道協議会に加盟しているもののうち、一般的に日本における武道といわれているものは、「柔道」「剣道」「弓道」「空手道」「合気道」「少林寺拳法」「相撲道」「居合道」「なぎなた」の9種類です。

武芸を広めた人って?気になる女性武芸者「 巴御前(ともえごぜん)」について

武芸を修行する人、武芸に優れた人のことを武芸者と呼びますが、日本における最初の武芸者が誰なのか、についてはいろいろな説がありまだはっきりしていません。ただ、武芸者は男性のイメージがありますが、歴史上たくさんの女性武芸者が存在しました。その中でも有名なのが巴御前です。
巴御前は平安時代末期の女性で、源義仲(木曽義仲)の側室であり、大変な美女であったそうです。巴御前は女武者でもあり、大変な弓の名手で、戦いの際は義仲とともに戦場に赴き、弓やなぎなたで相手を倒したとのこと。
宇治川の戦いで義仲軍が敗北し、敵に追いつめられたとき、義仲に逃げるよう諭されました。巴御前は仕方なく受け入れ、「最後の奉公」とし、敵の勇将である相手と馬に乗ったまま一騎打ちし、力づくで相手の首を斬ったという伝説が残っています。なんとも強い女性ですが、義仲とは公私ともに良いパートナーだったのですね。

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いつからあったの?武芸の歴史をたどってみた!

武芸の歴史は大変古く、まだ日本が倭の国だったころ、『魏志倭人伝』により、矛や盾、木弓などがすでに使われていたようです。また、日本最古の書といわれる日本書紀には「武芸」の文字が見られ、この頃には武芸が存在していたと思われます。
律令制の時代には、律令制式の武芸があり、天武天皇は武官に対し用兵・乗馬の訓練に関する令を出しました。聖武天皇の頃には、騎射(馬の上から弓を射ること)の練習などを軍兵たちにさせ、その後、文武天皇の時代には、兵士に武芸を習わせるようになりました。10世紀に武士ができ始め、乗馬や騎射の技術が伝えられたため、戦の時は騎馬戦が一般的になりました。この頃の主な武器は弓矢。他にも刀やなぎなたなどが使われました。しかし、鎌倉時代の元寇により大打撃を受け、元軍にならって徒歩兵の集団戦法に変わり、今まで補助要員であった者たちに槍や長刀を持たせ、大規模戦闘を行うようになりました。
江戸時代に入り、約250年間戦争のない安定の時代になると、武芸(弓術、剣術、柔術など)にさまざまな流派が生まれ、内容の変化とともに技術化が進み、スポーツのような位置づけとなります。明治維新後は徐々に衰えていきますが、日露戦争後に教育的価値がある武道となり、人心を育てるものとして学校教育に取り入れられるようになりました。第二次世界大戦後はいったん禁止されたものの、GHQからの独立後には再開されました。今では、現代武道として、美しく芸術の域にまで達し、愛されています。

いま有名な居合剣士「黒澤龍雲」さんてどんな人?

現在、日本武徳院 殺活自在流剣法の創始師範を務める黒澤龍雲さんは、世界で活躍する居合道の剣士です。黒澤さんは、1968年生まれの横浜市出身。6歳から剣の道を志し、1998年の30歳の時に、流派を名乗らず、連盟にも加盟せず、「型や試斬(試し斬り)、それらを貫く心の鍛錬」を軸にした自身の道場である「日本武徳院試斬居合道」を創立しました。2018年には、道場の創立20周年を機に道場名を「日本武徳院殺活自在流剣法」、剣名も「黒澤龍雲」とあらためました。
現在は、横浜に二ヶ所の道場を構え、幅広い年代の男女が通っています。黒澤さんは、道場の活動だけでなく、演武や講演などにも力を入れています。パリのカルティエ現代美術財団や、スイス・モントルーでの日本・スイス国交樹立150周年記念演武など海外での演武も積極的に行い、日本刀文化の啓もうと普及に努めています。

これであなたも武芸マスター!注目の武芸十八般(ぶげいじゅうはっぱん)をご紹介

武芸十八般とは、江戸時代中期に中国から伝わった概念ですが、十八の武芸の内容はもともと中国で行われていたものとは異なり、武人に必要とされる日本の武芸18種目をさします。18種目の呼び方や種類にはいろいろな説がありますが、概ね挙げられるものをいくつか紹介します。
柔術:素手、または短い武器を持って相手を制する日本古来の武術。打つ・投げる・蹴る・突くなど技術内容が多い。
剣術:刀剣を持って戦う武術。
弓術(きゅうじゅつ):弓で矢を射る武術。
居合術:敵と居合わせるや、腰につけた鞘からすばやく刀を抜き放ち、わが身を守り敵に一撃を与えるか、二の太刀でとどめを刺す武術のこと。
槍術(そうじゅつ):槍を使って相手を制する武術。古武術の一つ。
棒術:樫(かし)などの棒を使って戦う武術。古武術の一つ。
砲術:火砲(鉄砲)の操作、射撃、火薬の調合などを行う武術。古武術の一つ。
なぎなた術:なぎなたを使って攻撃と防御を行う武術。
馬術:馬を乗りこなす技術のこと。

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