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【伝統芸能】落語入門!初心者向け基礎知識をご紹介

更新日: 2023年11月21日

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日本の伝統芸能の代表格・落語。1人の落語家が扇子と手ぬぐいを用いつつ、様々な物語を披露する話芸です。話の最後の「オチ」がつくことから落語と名付けられました。
落語は江戸時代に現在の様式が定着。以来、日本の代表的な伝統芸能の1つとして多くの人に親しまれてきました。現在では落語家は寄席(よせ)以外にもテレビや新聞などにしばしば登場し、落語を身近なものにしてくれています。
しかし、いざ興味を持ってもどこから始めればいいのか難しいもの。この記事ではそんな落語初心者の人のために落語の基本的な情報から鑑賞する際のマナー、参考書籍まで気になる情報をたっぷりとまとめました。これを知ればすぐに落語が楽しめるようになる情報が満載です。

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落語とは?意外に知らない基本情報を見てみよう!

落語とは日本の伝統的な話芸の1つです。落語家(噺家)が舞台上で1人で様々な噺(はなし)を披露します。落語家が使用する道具は基本的に扇子と手拭いとシンプル。江戸時代に現在の形となり、大衆芸能として日本で親しまれてきました。
噺は主にマクラ(導入部分)、本題、オチ(噺を締めるセリフ)の3つの部分で構成されます。どの噺にもオチがあるため落語との名がつきました。噺の内容は滑稽話、人情話、怪談話に大別され、古典的な噺から新作落語まで幅広い演目が披露されています。
落語が演じられる場所を寄席と言い、東京や大阪を中心に毎日落語を鑑賞することができます。

落語を広めた人って?気になる「安楽庵策伝(あんらくあんさくでん)」について

安楽庵策伝とは戦国時代後期から江戸時代にかけて活躍した浄土宗の僧です。落語の祖とも呼ばれます。策伝は弟子や信者に対して面白い小噺を交えてながら説法を行っていました。
その様子を見た京都所司代(江戸時代の京都の役所)に務める板倉重宗(いたくらしげむね)から依頼され、策伝は9年をかけ『醒睡笑(せいすいしょう)』を執筆しました。『醒睡笑』には策伝による小噺が1039話も収録されています。この『醒睡笑』に収録された小噺は後の時代、落語の噺が作られる際に参考にされたため、策伝は落語の祖と呼ばれるようになりました。

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いつからあったの? 落語の歴史をたどってみた!

落語の起源は室町時代後期から戦国時代にかけて武将に仕えた「御伽衆(おとぎしゅう)」と呼ばれる人たち。御伽衆が武将の前で披露した世情を滑稽に披露したのが落語の原型と言われています。
江戸時代に入ると噺家と呼ばれる人が現れ、現在の落語のスタイルが確立します。18世紀後半になると寄席が登場し、落語が日常的に公演され始めました。この頃から大衆芸能としての地位を確立します。以降、三遊亭圓朝(さんゆうていえんちょう)など名人と呼ばれる噺家も登場し、落語界を盛りあげてきました。
平成に入ると寄席以外でも落語が披露される場所が増え、落語の裾野が広がりを見せています。

いま有名な「10代目柳家小三治(やなぎや こさんじ)」さんてどんな人?

10代目柳家小三治さんは落語家として3人目の人間国宝に指名された落語家です。1939年生まれの現在80歳。1959年に3代目柳家小さん(やなぎや こさん)に弟子入りし、落語界に入ります。1969年には真打ち(後述)に抜擢され、以降、滑稽話を得意演目として活躍しました。
特に噺の導入部分でもある「マクラ」が面白いことで知られ、「マクラの小三治」との異名を持ちます。無表情で淡々と噺を進める芸風で笑いを取っていくのが特徴的です。
人間国宝以外にも紫綬褒章などの勲章を受賞しており、落語会を牽引する存在として現在でも舞台に上がり続けています。

これであなたも落語マスター!注目の真打ち(しんうち)をご紹介

落語家には独特の階級の名前が与えられますが、中でも真打ちは落語家の中でも最高位の階級の名前です。寄席で一番最後に落語を披露する権利が与えられます。また真打ちでなければ弟子を取ることができません。真打ちはすべての落語家が目指すとされるほど名誉ある地位です。
一般的な真打ちの起源はかつて寄席の高座に設置されていたろうそくにあるとされます。寄席の最後の出演者がこのろうそくの芯を打つ(火を消すこと)慣習から最後の出演者の人を芯打ちと呼びました。縁起を担ぎ、「芯」を「真」の字に変え、真打ちになったと言われています。なお真打制度が導入されているのは江戸落語のみです。

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