【イギリス】ロンドン・バッキンガム宮殿｜気品あるイギリス王室宮殿の観光まとめ

イギリス王室公式の宮殿となった歴史

1761年にジョージ3世が妻のシャーロット女王のためにバッキンガムハウスを購入し、家族の家として使用していました。その後ジョージ4世が、バッキンガムハウスを公式の儀式などが行える宮殿に変えることに決めて改造されました。1837年7月からはヴィクトリア女王が邸宅として使い始め、そこから現在まで国王や女王が居住し、王室主催の様々な行事を行うロンドンの公邸として使用されてきました。

バッキンガム宮殿を見学するには

事前に確認しておきたい、建物内部が見学できる時期

バッキンガム宮殿ステートルームの見学は、夏の10週間の一般公開と冬と春の特別な日のツアーに限られています。夏の一般入場は毎年日付が異なりますが、だいたい7月20日前後から9月末ごろまで。見学できる期間内でも開始時間や最終受付時間、閉館時間が時期によって異なります。見学期間や時間など、詳細は事前に公式サイトで確認してから旅行のプランを立てる方が安心です。公式サイトでは、チケットに記載された開始時間よりも10分早く到着することが推奨されています。冬と春の特別なエグゼクティブツアーは定員数が限られているため、事前予約が必要です。

入場料やチケット購入、予約方法について

チケットは当日現地の窓口で購入したり、事前に公式サイトから日時を指定してクレジットカードでオンライン購入することも可能。メールで受信したチケットは、プリントアウトして当日窓口に持参する必要があります。世界各国から観光客が集まるため、希望の日時が決まっている場合は事前にオンライン購入しておいた方が安心です。また、衛兵交代式を見学したい場合は、交代式の時間と重ならないようにしなければなりません。入場料は、ステートルームのチケットは大人が£25.00、60歳以上の方や学生は£22.80、17歳未満で£14.00、5歳未満は無料です。また、ステートルームと豪華な馬車が見学できるロイヤルミューズ、ロイヤルコレクションが楽しめるクイーンズギャラリーの3ヶ所への入場が可能なロイヤルデイアウトチケットや、1年間無料で再入場できるチケット、大人2人と17歳未満3人を想定した家族チケットもあるようです。（2019年10月24日時点）

冬と春のエグゼクティブツアー

冬と春のツアーは、宮殿が一般公開されていない時期に専門ガイドの会社が行なっているツアーです。バッキンガム宮殿の公式サイトで紹介されている英語のツアーは、所要時間が約2〜2.5時間で、シャンパン1杯やショップでの20％割引があるなどの特典もあるようです。チケットはバッキンガム宮殿の公式サイトから購入することができます。定員や回数に限りがあるため、この時期に見学したい方は早めに予約した方が安心です。

観光客に人気！バッキンガム宮殿の見どころ

バッキンガム宮殿に来たら見逃せない！衛兵交代式

多くの観光客が訪れる、伝統ある有名な衛兵交代式。赤い制服に黒い帽子を着用した衛兵の交代式も素晴らしいですが、行進曲を演奏するバンドも見応えがあります。無料で見学することができ、バッキンガム宮殿前の交代式は天候が許せば5月から7月までは毎日、8月から4月までは月・水・金・日曜日の隔日の午前11時頃（日曜は午前10時頃）から行われているようです。詳しいスケジュールはイギリス軍の公式サイトで確認する必要があります。バッキンガム宮殿敷地内の交代式をしっかりと見ておきたい場合は、敷地内が見られる柵の前がベストポジションです。

華やかなロイヤルコレクション

世界でも重要なアートコレクションとして位置付けられている王室コレクションは、観光の見どころの一つです。過去約500年にわたり集められた100万点以上のロイヤルコレクションは、イギリスにある13の王室邸宅などに収容され、イギリス国内外の美術館やギャラリーなどでも見ることができます。カノーヴァの彫刻やセーヴルの磁器などの豪華な展示品を優雅な空間で鑑賞できるバッキンガム宮殿の見学は、一生の思い出に残る貴重な経験になるでしょう。

庭園を見ながらガーデンカフェで過ごすティータイム

バッキンガム宮殿が一般公開される夏の間だけ、宮殿の隣にオープンするガーデンカフェ。期間限定のカフェでのティータイムは、バッキンガム宮殿の落ち着いた中庭を眺めながら紅茶などを楽しめる特別な時間です。紅茶やアイスクリーム、ケーキなどが楽しめます。観光客が多いので混雑することもありますが、時間があるならぜひオススメしたいカフェです。

観光に必要な所要時間

ステートルームの見学には一般的には2〜2時間半ぐらいあると堪能できるようです。バッキンガム宮殿前の衛兵交代式はおよそ40分程度で行われますが、観光客に人気があるため開始時間よりも早く場所を確保する必要があります。クイーンズギャラリーなども見学する場合は、展示品への関心がどれくらいなのかにもよりますが、一般的には1〜2時間程度で楽しめるようです。

ロンドンの主要駅からバッキンガム宮殿へのアクセス

ロンドンの中心地にあるバッキンガム宮殿は、ヴィクトリア駅から徒歩11分の距離にあります。観光客に人気のパディントン駅から、ハイド・パークを散策しながら歩いて通っても約40分程度で着きます。ロンドンヒースロー空港から直接向かう場合は、車で32分、地下鉄を利用すると約1時間程度で到着することが可能です。

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ロイヤルコレクションが楽しめるクイーンズギャラリー

バッキンガム宮殿に隣接しているクイーンズギャラリーは、王室所蔵のロイヤルコレクションが展示されている建物です。ステートルームが公開されている夏季とそれ以外の期間では営業時間が異なるので、公式サイトで調べる必要がありますが、チケットはオンラインで購入できます。家族で一緒に展示物の歴史や芸術が学べるなど、子供連れの家族もみんなで楽しめるアクティビティも用意されています。アクティビティは定員数に限りがあるため、当日申し込むよりも事前にオンライン購入しておく方が確実です。

お土産に嬉しい！王室グッズが購入できるバッキンガムパレスショップ

華やかな王冠などが描かれた王室グッズは、公式のロイヤルショップでの購入がオススメ。ロイヤルショップの一つであるバッキンガムパレスショップは、ヴィクトリア駅からバッキンガム宮殿に向かう途中にあり、駅から徒歩約6分、バッキンガム宮殿からも徒歩約5分のレンガ造りの建物が並ぶ場所にあります。ショップではジュエリーや食器など高級なものから、紅茶やお菓子など家族や職場へのお土産にも適したギフトも選べます。店舗でもオンラインショップでも購入することが可能。ギフトの配送には国際宅配サービスも利用できるようです。オフィシャルロイヤルギフトショップは、クイーンズギャラリーやウィンザー城などにもありますが、店舗によって営業時間が異なるため事前に公式サイトを調べておいた方が安心です。

一番古い王立公園、セント・ジェームズ・パーク

セント・ジェームズ・パークは、ロンドンで最も古い王立公園です。バッキンガム宮殿の隣にあり、衛兵交代式で有名な広場やヴィクトリア女王記念碑もあります。公園内にはカフェがあり、美しい湖や噴水を眺めながらゆっくり過ごせます。ダックアイランドコテージの隣で毎日午後2時半から3時の間にペリカンの餌付けが行われ、見学することが可能。セント・ジェームズ・パークはロンドンの中心地にあり、地下鉄やバスなど多くの公共交通機関を利用できます。開園時間は午前5時から深夜までです。

ダイアナ元皇太子妃の居住地としても有名だったケンジントン宮殿

ケンジントン宮殿は、ヴィクトリア女王など、多くの王室の邸宅として使用されてきました。ダイアナ元皇太子妃が居住していたことでも有名です。現在では、ウィリアム王子とキャサリン妃の邸宅として使われているため、見学できるエリアや期間は限られていますが、ヴィクトリア女王の歴史やロイヤルコレクションなどが展示されているので一見の価値があります。美しい庭園も観光客に人気です。チケットは当日窓口でも、事前にオンラインでも購入することができます。

歴史を感じるウィンザー城

女王エリザベス2世が週末を過ごしているウィンザー城。900年以上の歴史がある古い城で、衛兵交代式も行われます。ウィンザー城内にあるセントジョージ礼拝堂は、ヘンリー王子とメーガン妃の挙式が行われたことでも有名です。観光する場合、開館時間から午前中が最も混雑するようです。チケットは公式サイトから事前にオンライン購入し、できるだけ午後に見学することをオススメします。

アフタヌーンティー付きのオプショナルツアーがオススメ

ロンドン現地オプショナルツアーには、バッキンガム宮殿と衛兵交代式の見学がセットになったものが多くあります。オススメはアフタヌーンティー付きのツアー。バッキンガム宮殿で優雅な雰囲気を味わい、衛兵交代式の見学をした後に、ラグジュアリーホテルでの上品なアフタヌーンティーが楽しめるツアーは人気があるようです。

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