【12月】福島ツアー・福島旅行

なみえ焼きそば

福島県双葉郡の浪江町で昔から親しまれてきた「なみえ焼きそば」。通常の3倍はある極太の麵と旨味たっぷりの濃厚なソースが特徴で、具はモヤシと豚肉のシンプルなものが一般的です。しっかりした食べ応えと腹持ちの良さが、地域の労働者たちに愛されてきました。一味唐辛子をトッピングするのも通に人気の食べ方です。

円盤餃子

福島名物のひとつ「ふくしま餃子」は、白菜やキャベツといった野菜をたっぷり使った餡が特徴です。20～30個の小ぶりな餃子がフライパンの丸い形に添って並べられることから「円盤餃子」とも呼ばれます。これは戦後から続く一般的な提供スタイルで、ジューシーな肉汁と野菜の甘みを感じる餃子はビールに合うと評判です。

喜多方ラーメン

喜多方ラーメンは福島県喜多方市のご当地ラーメンです。「平打ち熟成多加水麺」とよばれる太めのちぢれ麵が特徴で、飯豊山の自然に育まれた良質な伏流水を使っており、水分を多く含んだコシのある麺を楽しめます。味は醬油ベースが基本ですが、味噌や塩などもあり、店によって多彩なバリエーションが見られるのも魅力です。

会津のわっぱ飯

「わっぱ飯」とは曲げわっぱの弁当箱を利用して提供される東北地方の郷土料理です。曲げわっぱとは木の板を丸く曲げて作った弁当箱のことで、保湿性や抗菌性に優れるわっぱの特性が活かされています。福島県では特に会津地方でよく見られ、ご飯の上に山菜などの山の幸をのせるのが一般的。素朴で味わいのある逸品です。

白河ラーメン

「白河ラーメン」は江戸時代から蕎麦処として知られる白河ならではのご当地ラーメンです。白河の伝統的なそば打ち技法を応用して生まれた「ちぢれ麺」が特徴。スープは豚骨や鶏ガラなどを主体として醤油ベースに作られたものが一般的です。チャーシューやネギ、メンマなどさまざまなトッピングも楽しめます。

いかにんじん

いかにんじんは福島地方で食べられている伝統的な郷土料理です。細切りにしたスルメイカと人参を醤油・ざらめ・みりんなどで作る甘辛いタレに漬けたもので、栄養豊富なうえ日持ちすることから冬の常備食としても親しまれてきました。店によって味付けはさまざまですが、甘辛いタレはご飯にもお酒にもあうと評判です。

ねぎそば

「ねぎそば」は福島県南会津郡の人気観光地、大内宿の名物グルメです。会津の「高遠そば」は辛味大根のおろし汁に焼き味噌で味付けしたつゆを使うのが特徴で、「ねぎそば」はこの「高遠そば」にネギを丸々一本添えて提供されます。お箸代わりにネギを使うのが正しいスタイル。もちろんネギは香味として丸かじりも可能です。

ソースカツ丼

福島の郷土料理「ソースカツ丼」では、丼に盛ったご飯にキャベツを敷き、その上に甘めのソースを絡めたトンカツをのせます。味噌や醤油づくりが盛んな会津地方で誕生し、今では県内各地の飲食店で提供されている人気の一品です。キャベツとソースを使用するのが特徴で、カツに使う豚肉の部位などは店によって異なります。

クリームボックス

福島県郡山市のソウルフード「クリームボックス」は、厚切りのパンにミルク風味の真っ白なクリームをたっぷりのせた菓子パンです。市内のパン屋や売店などで必ず見かけるほど、地域の人にはなじみ深い一品。店によってクリームやパン生地などが異なるので、食べ比べも楽しめます。