このページではヨルダンにある世界遺産を紹介しています。ユネスコ世界遺産は「国や民族を超えて人類が共有すべき財産」と認められた遺跡や自然、景観を指します。文化遺産と自然遺産、複合遺産の3つがあります。世界遺産の多くは、地球の神秘や、人類の歴史を体感することができる観光名所になっています。ほかの地域では見られない絶景や、希少な生物が生息する自然環境、人類の歩んできた歴史・文明を知ることができる遺跡など、いずれも高い存在価値が認められたところばかりです。代表的な世界遺産には、ギリシャのメテオラ修道院群や、アメリカのイエローストーン国立公園、オマーンのバハラ城塞などがあります。日本では、法隆寺一帯の仏教建造物や、広島の原爆ドーム、“信仰の対象と芸術の源泉”として富士山などが世界遺産に登録されています。
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アンマン - 文化遺産,城・宮殿
砂漠の中の"離宮" ヨルダンに3つある世界遺産のひとつ。8世紀に、ウマイヤ朝の王が離宮として建設させたものと推測されている。世界遺産のイメージからすると、かなり小ぶりな城だ。しかしながら、砂漠の中で最も美しい城と言われている。城の内部にはフレスコ画があり、1970年代にスペインの考古学者グループによって、近年はフランスの援助で修復された。天体図や砂漠の動物、裸婦などの壁画を見ることができる。
ペトラ - 複合遺産,史跡・遺跡
犠牲祭壇は、ペトラ遺跡内にあり、エル・ハズネを抜け、ローマ円形劇場の手前にあるWhy Not Shopの横にある階段を上った先にあります。いけにえの儀式が行われたといわれる場所であり、祭壇にはいけにえの首を置く台などもあり、生々しい雰囲気を感じます。 急な階段を20分ほど登る必要があり、見るものもあまり多くないため、観光客によっては登るのをやめて通り過ぎてしまう人も多く見られますが、登った先にある犠牲祭壇からの眺望は素晴らしいです。犠牲祭壇へと続く階段は急なうえに、表面を砂でおおわれているため、滑りにくい靴は必須です。
ペトラ - 複合遺産
ヨルダンにある世界遺産ペトラ遺跡にあるシーク。入り口近くから、中心部にあるエル・ハズネ(宝物殿)へと導く、川の浸食によってできた岩の峡谷のことです。 長さは1.5㎞も続き、両側にそびえ立つ絶壁は90~180mもの高さがあり見上げると圧巻です。日が当たると、場所によって色が変わるのも神秘的です。シークを抜けるには30~40分かかりますが、シークの途中に2000年前の水路の跡やキャラバンの像、祈祷用の碑など歴史を感じる見どころスポットも満載です。 シークを抜けた先にエル・ハズネの姿が見えたとき、感動を覚えるでしょう。
ペトラ - 複合遺産
ペトラ バイ ナイトは、ペトラ遺跡で行われる、エル・ハズネのライトアップイベントです。20:00にゲートが開き、入り口から会場まで40分以上歩く必要があるため、昼間歩き回った人にとっては、少々足が辛いかもしれません。 エル・ハズネ前に係員がいて、地面に敷物が敷いてあるため、指示された場所に座り、見学します。キャンドルの光がぼんやり灯され、幻想的な世界が広がります。 ショーの途中でエル・ハズネがライトアップされると歓声が上がり、民族楽器の演奏や歌で盛り上げます。シンプルな演出であるため、満足度によって口コミ評価が分かれるところも。
ペトラ - 文化遺産
アル・ディール(修道院)は、ペトラ遺跡の一番奥にあり、エド・ディルとも呼ばれます。最奥にあるため、ペトラ遺跡を観光する人が一番に目指す場所ですが、行きつくまでの道のりは長くて険しく、かなりの労力を必要とします。 800段以上の石段を上ったのちに現れるアル・ディールは、高さ45m、幅50mの大きさを誇るヘレニズム様式の修道院です。外観はシンプルですが、大変美しく、ここまでたどり着いた達成感とともに感動すら覚えるでしょう。 アル・ディールからさらに頂上まで登ると、アル・ディールの後ろに砂漠が広がり、絶景が見られます。
ペトラ - 文化遺産,史跡・遺跡
ヨルダン観光のハイライトともいえるペトラ遺跡。アンマンからジェット(高級バス)を利用すればリーズナブルで早く着きます。 紀元前1世紀ごろから住み着いた古代ナバテア人がつくった街といわれており、1812年スイス人ヨハン・ルートヴィヒ・ブルクハルトによって再発見されました。 広大な敷地に広がるペトラ遺跡は見ごたえがたっぷりで、細かく観光スポットをまわるには1日では足りません。ゲートから入ったら、シークと呼ばれる岩の間を進み、荘厳なエル・ハズネを目にしたら、いくつかの墳墓群を抜け、ローマ円形劇場や列柱通り、凱旋門と続きます。一番奥にある修道院エド・ディルは必見、見る価値ありです。
ペトラ - 複合遺産
The Royal Tombsは、ペトラ遺跡にある墳墓群のことです。シークを抜け、エル・ハズネ(宝物殿)を過ぎたら、ローマの円形劇場があり、その向かい側の山の岩肌に掘られた岩窪墓群です。 そびえたつ山の岩を削って作られた墓は巨大で、壺の墓、シルクの墓、コリント式の墓、宮殿の墓、セクスティウス・フロレンティヌスの墓と順に並びます。墓というより、まるで神殿のようなこの遺跡は、中に入れるものもあり、内部にある大理石の模様や天井画などが見られます。壺の墓は上段まで登ることができ、眺望がすばらしいですよ。 ペトラ遺跡の中ではあまり目立たない存在ですが、目の前に広がる巨大な墳墓群は一見の価値ありです。
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