このページでは中近東にある文化遺産を紹介しています。文化遺産とは世界遺産の種類の1つで、人類の文化的活動によって生みだされた建造物群や遺跡、記念物のことです。歴史や民俗学、芸術的な価値が高く、後世へ残すべきものが登録され、各国政府や国際機関によって保護・保存の対象となっています。人類の創造的才能が表現された傑作や、歴史上重要な時代の証拠となる建築様式や建築物群、技術の集積が認められた事例が多く、世界有数の観光名所が登録されています。有名な文化遺産はインド・イスラーム文化の代表的建築であるタージ・マハルや、古代ローマ文明が存在した希少な証拠とされるスペインのヘラクレスの塔などで、日本では法隆寺地域の仏教建造物や原爆ドーム、富士山などが登録されています。
関連するテーマ 旧市街・古い町並み 広場・公園 市場・夜市 モダン建築 史跡・遺跡 寺院・教会 城・宮殿 モニュメント・記念碑 複合遺産 文化遺産 自然遺産 砂漠・荒野 洞穴・鍾乳洞 森林・ジャングル 滝・河川・湖 草原・平原 山・渓谷 海岸・海 ビーチ・砂浜
カテゴリ
エリア
広告
1〜22件を表示 / 全22件
タブリーズ - 文化遺産,市場・夜市
タブリーズのバザールは、イランのタブリーズにある世界最長のバザールです。中東最古の歴史をもち、2010年にはユネスコの世界遺産に登録されました。 タブリーズは、絹のみちとも呼ばれるシルクロードの途中に位置しており、ヨーロッパとアジアを結ぶ交易地となってきた場所です。またバザールとは屋根がついているアーケードのことで、15世紀に建てられたレンガ造りの建物が一つながりにならんでいます。 さまざまなものが取引されており、香辛料から食料品、靴や装飾品、宝石、じゅうたんなどがエリア別に分かれている特徴を見せています。
イスファハン - 寺院・教会,文化遺産
イスファハンの金曜モスクは、イラン中部イスファハンにある最古のモスクです。8世紀に造られたジャーメ・モスクは、イスラム教徒が金曜日に集団礼拝を行う場になっており、金曜モスクと呼ばれ地元の人々に親しまれています。 建物は何度も増築され、現在の形になっています。中庭の周りに4つのイワンと2つの大きなドームを持つ姿はイスラム建築様式の原型ともいわれ、2012年には世界遺産にも登録されています。建物全体にタイルやアラベスク文字などさまざまな時代の装飾が見られ、イスファハンの中でも興味深い建造物のひとつです。 イスファハンの中心のイマーム広場には徒歩で簡単にアクセスできるので、周辺観光やショッピングなども楽しめます。
イスファハン - 広場・公園,文化遺産
イスファハンのイマーム広場は、イラン中部イスファハンの中心にある広場です。 2層の回廊に囲まれた中央に、北南512メートル、東西159メートルの長方形の広大な広場があります。マスジェデ・イマーム、マスジェデ・シェイフ・ロトフォッラー、アリー・カプー宮殿などが四方にあり、別名・王の広場とも呼ばれる場所です。1979年にはその美しさから世界遺産に登録されています。 多くの歴史的建造物の中に、大きなバザールがあり、観光客が集まるショッピングスポットになっています。イスファハンの特産品である絨毯やピスタチオのお店から、装飾品、日用品などさまざまなお店が軒を連ねています。レストランやカフェも多いので、ゆっくりと観光を楽しめます。
アンマン - 文化遺産,城・宮殿
砂漠の中の"離宮" ヨルダンに3つある世界遺産のひとつ。8世紀に、ウマイヤ朝の王が離宮として建設させたものと推測されている。世界遺産のイメージからすると、かなり小ぶりな城だ。しかしながら、砂漠の中で最も美しい城と言われている。城の内部にはフレスコ画があり、1970年代にスペインの考古学者グループによって、近年はフランスの援助で修復された。天体図や砂漠の動物、裸婦などの壁画を見ることができる。
ヤズド - 広場・公園,文化遺産
ヤズドのドラットアバッド庭園はヤスドの中心にある、1750年頃にモハマド・タギ・カーン・バフギによって建てられた庭園です。1965年に国立公園に認定、2011年にユネスコの世界遺産に登録されています。 広大な敷地を誇るティンには、ステンドグラスの装飾が美しいカリム・カーン・ザンドの邸宅やイランで最も高いとされる約34メートルの風車塔があることでも知られています。 また、邸宅の周りでは、オレンジやザクロ、ローズなど四季折々の草花を見ながら散策が楽しめます。敷地内にコーヒーショップがあり、ドリンクや軽食を楽しみながらゆっくりとくつろげます。庭園前の工芸品店でイランならではの手作りアイテムをお土産に買うこともできます。
ニズワ - 文化遺産
バハラ城塞は、オマーン最古の砦で、1987年にユネスコの世界遺産に登録されました。 バハラ城塞は、12~15世紀にオマーン中心部を支配したナブハーニ朝の都として築かれたものとされ、ナブハーニ朝は1624年にヤアーリバ朝が興るまで続き、ヤアーリバ朝が都をニズワに遷す、少し前にバハラ城塞は破壊されたと言われています。 その後ほとんど顧みられることはなく、世界遺産に登録された時にはぼろぼろの状態。30年以上の歳月をかけて、注意深く修復作業が行われて安定、2004年には危機遺産リストから外れました。 要塞、オアシス、周囲を取り囲む13kmの市壁は、ナブハーニ朝の権力を示しています。約110m×115mの要塞からは、オアシスの都市バハラの街を一望できます。
ヤズド - 文化遺産,旧市街・古い町並み
ヤズド旧市街はイラン中央部、イスファハンの南東270 kmの砂漠地帯にあります。ヤスドはシラーズ国際空港から車で約7時間のところに位置しています。 ヤスドの街は日干しレンガで作られた住宅やモスク、寺院、神殿などの伝統的なペルシア建築が並びます。建物に風よけのためのタワーを作るなど、砂漠気候に合わせた独特な建築スタイルから、ペルシャ語でウィンドキャッチャーの街と呼ばれています。2017年にはヤスドの歴史地区がユネスコの世界遺産に登録されています。 旧市街のほとんどの場所は、徒歩で簡単にアクセスできるので観光に最適。レストランやショップ、ホテルも多く集まっているので、数日滞在してゆっくり観光を楽しむこともできます。
ペトラ - 文化遺産
アル・ディール(修道院)は、ペトラ遺跡の一番奥にあり、エド・ディルとも呼ばれます。最奥にあるため、ペトラ遺跡を観光する人が一番に目指す場所ですが、行きつくまでの道のりは長くて険しく、かなりの労力を必要とします。 800段以上の石段を上ったのちに現れるアル・ディールは、高さ45m、幅50mの大きさを誇るヘレニズム様式の修道院です。外観はシンプルですが、大変美しく、ここまでたどり着いた達成感とともに感動すら覚えるでしょう。 アル・ディールからさらに頂上まで登ると、アル・ディールの後ろに砂漠が広がり、絶景が見られます。
ペトラ - 文化遺産,史跡・遺跡
ヨルダン観光のハイライトともいえるペトラ遺跡。アンマンからジェット(高級バス)を利用すればリーズナブルで早く着きます。 紀元前1世紀ごろから住み着いた古代ナバテア人がつくった街といわれており、1812年スイス人ヨハン・ルートヴィヒ・ブルクハルトによって再発見されました。 広大な敷地に広がるペトラ遺跡は見ごたえがたっぷりで、細かく観光スポットをまわるには1日では足りません。ゲートから入ったら、シークと呼ばれる岩の間を進み、荘厳なエル・ハズネを目にしたら、いくつかの墳墓群を抜け、ローマ円形劇場や列柱通り、凱旋門と続きます。一番奥にある修道院エド・ディルは必見、見る価値ありです。
広告