なお当サイトではユーザーのみなさまに無料コンテンツを提供する目的で、オンライン旅行代理店やレストラン予約サイトが提供するアフィリエイト・プログラムに参加し、サービス等の紹介を通じた手数料の支払いを受けています。掲載の順番はサービス等の提供会社により支払われる報酬も考慮されている場合があります。
■軍事と交易で大都市に
カイロの歴史は、7世紀にイスラム帝国が侵攻し、フスタートという都市を築いたことに始まります。フスタートはエジプト支配の拠点であり、重要な役割を果たしました。やがて10世紀に入るとファーティマ朝がフスタートを征服し、ミスル・アル=カーヒラ(勝利者の軍事都市)を建設します。カーヒラの英語読みがカイロです。
このころに多くの宮殿やアズハル・モスクも建設されています。そして12世紀、アイユービ朝のサラーフ・アッディーンによりエジプトの政府機能がカイロに集積され、13世紀~16世紀のマルムーク朝時代に、十字軍などの侵入を避けるとともに、交易で繁栄を極めました。
■モスクを訪ね歩く
カイロは世界最大級のイスラム都市らしい、人々の喧騒の中に優美さとエキゾチックさをもった街です。見どころは多く、時間をかけてゆったりと巡りたいところです。
まず訪れるならばイスラム地区のモカッタムの丘にある城塞、シタデルがおすすめです。1176年に建てられたシタデルには軍事博物館などがありますが、何より市内を見渡すビューポイントとして人気です。またシタデルにはムハンマド・アリー・モスクとスレイマン・パシャ・モスクがあります。
モスクへ実際に行くのであれば、イブン・トゥールーン・モスクがおすすめです。9世紀に建設されたカイロに現存するモスクとしては最も古く、広い敷地とらせん状のミナレットをもつことで知られています。また、スーク(市)でショッピングを楽しむのもおすすめです
広告
■バザールで買い物を
イスラム地区を離れ、今度はオールド・カイロ(コプト地区)でも歴史散策を楽しめます。ギリシャ正教の教会や、ユダヤ教のシナゴーグなどのほか、バザールのハーン・アル=ハリーリも見どころのひとつとなっています。このバサールは14世紀のスルタン、バルクークの時代に開かれた市場で、宝石類や装飾品、金属細工、民族衣装、工芸品などがところ狭しと並べられています。
■空港からカイロ市街へのアクセス
難易度:★☆☆☆☆(駅をおりれば世界遺産到着)
リムジンバス、レンタカー、タクシー
所要時間:25分
カイロ国際空港(Cairo International Airport)から10月6日橋(6th of October Bridge)経由で約25分です。市内はメトロ(地下鉄)がありオールド・カイロへの移動に便利です。料金は1ポンドです。
■カイロの歴史地区を満喫するツアー
【プライベートツアー】ギザの3大ピラミッドとエジプト考古学博物館<終日/専用車+日本語ガイド/昼食付/チップ込/カイロ発>
一生に一度は見たいピラミッドを午前中に見学、午後は20万点以上の至宝が展示されているエジプト考古学博物館をじっくり見学。エジプト料理のランチやバザール巡りも含まれる、カイロ発ツアーの決定版です。
【プライベートツアー】ギザの3大ピラミッドとエジプト考古学博物館<終日/専用車+日本語ガイド/昼食付/チップ込/カイロ発>
- 催行日:金曜を除く/料金:USD104~/問い合わせ:VELTRA/日本語:OK
カイロ歴史地区/Historic Cairo
- Cairo Egypt
- 9:00~17:00(ムハンマド・アリー・モスク)
- 無休
- 料金:施設により異なる/※名称は、データ部分のみユネスコ日本サイトの表記に合わせています
広告
観光のおすすめ記事
【エジプト】世界遺産「メンフィスとその墓地遺跡」観光ガイド:三大ピラミッドとその歴史に迫る
カイロ - 文化遺産,史跡・遺跡
エジプトの「メンフィスとその墓地遺跡」は、ナイル川西岸にある墓地遺跡群から成る世界遺産です。 エジプトを象徴するギザの3大ピラミッドを含め、古代エジプトの王たちが築き上げた神殿やピラミッド、そして石像などが登録されています。それぞれのスポットは離れた場所にあり、しっかりと観光するためには数日かかるほど広大で、そのスケールに圧倒されるでしょう。 今回は、エジプトの代表的な世界遺産「メンフィスとその墓地遺跡」について詳しく紹介します。
【エジプト】人々を魅了してやまないピラミッド!そこに描かれている壁画の特徴や神話の神々とは?
エジプト - 観光名所
世界の四大文明のひとつに数えられるエジプト文明。研究が進んだ現代でも、その文明の背景には多くの謎が残されており、考古学ファンにとってはたまらない内容のひとつとなっています。そんなエジプトではピラミッドをはじめ、多くの遺跡において壁画を見ることができ、その壁画には当時のエジプト人の生活習慣や宗教概念などが記されています。この記事ではそんなエジプト壁画の特徴や歴史といった概要から、壁画に登場する神々などについても詳しくご紹介。これを読めばあなたもエジプト壁画に詳しくなれること間違いありません。ぜひこれを読んで、エジプト旅行の計画の参考にもしてみてくださいね。
【世界遺産】ナイル流域のヌビア遺跡群で、世界遺産のルーツを探る
アスワン - 文化遺産
ナイル川が流れるヌビアにもまた、古代エジプト文明の貴重な遺跡があります。点在する遺跡群のうち、なかでも有名なのが新王国時代第19王朝の王であったラムセス2世が建てたアブ・シンベル神殿です。神殿にあるラムセス2世の座像は、エジプトを訪れたことのない人もきっと目にしたことがあるはずです。ヌビアではそれらの遺跡群が、見るものを圧倒します。 しかし貴重な遺跡群でも、時代の波のなかで一度は喪失の危機がありました。国際規模で救済キャンペーンが行われ、世界遺産の設立に大きく関わることとなったのです。国際的な努力が実り、無事に喪失をまぬがれ、ヌビアの遺跡群は1970年に文化遺産に登録されました。 (写真:ヌビア遺跡群 ©UNESCO/Emmanuel Pivard )
【世界遺産】エジプトの古代都市テーベで、ツタンカーメンの謎に迫る
ルクソール - 文化遺産
古代のロマンが漂うナイル川添い、ルクソールの近郊に太陽神アメン=ラーの古代都市テーベと、その墓地遺跡があります。1979年に世界遺産の文化遺産に登録されました。 1000年あまりの長い間、エジプトの首都として栄華を誇ったいにしえの都です。かの有名なルクソール神殿や、ツタンカーメン王の墓もここにあります。今もなお研究が続けられ、考古学的には高い注目を浴びている場所です。考古学者になった気分で、地図を広げながら、ファラオ(王)にまつわる数々の謎に迫ってみたいものです。
【エジプト】アスワンでおすすめの観光スポット8選!エジプトを満喫!
アスワン - 観光名所
アスワンは、ナイル川の東岸に位置している南エジプトの玄関口として知られている都市です。アブ・シンベル神殿の観光の拠点として知られており、世界中からたくさんの観光客が訪れる人気の街になっています。ナイル川のほとりには豪華客船が多数停泊しており、クルージングを楽しむことができます。川からの絶景を眺めながら食事を味わう優雅なひと時を過ごすことができ、おすすめ。また、グルメも充実しており、高級レストランから気軽なカフェまで豊富にそろっています。中でもナイル川で獲れた魚などを味わうことができるレストランや水上レストランは、観光客に大変人気となっています。 今回は、そんなアスワンでおすすめの観光スポットを紹介しますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
【エジプト】シナイ山の見どころや行き方を紹介!合わせて行きたいおすすめスポットも
シナイ半島 - 観光名所
エジプト領内のシナイ半島の南部にあるシナイ山は、標高2285mの山でキリスト教徒を中心に多くの人が巡礼に訪れる聖地です。イスラエル人の指導者モーゼが、神から「十戒」(じっかい)という10の戒めを授かったと言い伝えられている場所です。 また、キリスト教だけでなくユダヤ教、イスラム教の聖地として多くの人が訪れます。
【エジプト】ハルガダでおすすめの観光スポット14選!世界遺産を巡ろう!
ハルガダ - 観光名所
なかなか気軽に訪れることはできないものの、一度は訪れてみたい海外旅行先として名前が挙がるのがエジプト。テレビなどでもおなじみの世界最大の石造建築物・ピラミッドにスフィンクスをはじめとする素晴らしい古代遺跡に出合うことができるだけでなく、たくさんの見どころがあり、世界中の人たちを魅了し続けています。 ここでは、そんなエジプトの観光スポットをはじめ、気になる治安や物価、言葉など、エジプト旅行に役立つ様々な情報をご紹介。この記事を読めば、エジプト旅行がより身近になること間違いなしです。
【エジプト】シナイ半島の観光スポットおすすめ10選!充実した旅行を!
シナイ半島 - 観光名所
シナイ半島は、エジプト東部に位置しており、イスラエルとスエズ運河に挟まれています。中東戦争では激しい戦いが繰り広げられ、長くイスラエル領になっていましたが、1982年にエジプトに返還されてからはリゾート地として知られるようになり、世界中からたくさんの観光客が訪れています。また、南部には、モーセが十戒を授かったことで有名なシナイ山があり、登山スポットとして人気。宗教的なスポットをはじめとする観光スポットに美しい海、砂漠がそろう魅力ある街になっています。リゾートホテルにレストラン、バーなども豊富で、優雅な時間を過ごすことができます。 今回は、そんなシナイ半島でおすすめの観光スポットを紹介しますので、ぜひ参考にしてみて下さい。