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ペトラ遺跡、毎日のように何か新しい発見
ペトラ遺跡のある地域は紀元前1200年頃に人が住み始め、紀元前1世紀の頃から、貿易で栄えていた場所でした。そのため、この地を支配していたナバテア人は、栄華を誇り、権力を持つようになり、大都市を作り上げました。ところが、その後大地震が起きて、ペトラは崩壊してしまいます。誰も住まなくなったペトラは忘れ去られた都市になってしまいました。
その後、1812年にスイス人探検家ルートヴィヒ・ブルクハルトによって発見され、ヨーロッパに紹介されました。そして、20世紀に入っていから本格的な発掘調査が始まったのです。しかもその調査は未だ継続中。その過程でまた新たなる遺跡が見つかっています。
100年以上もの間発掘調査をしているにもかかわらず、現在存在を確認したものが全体のわずか30パーセントだと言われています。公開されて観光客に見せている遺跡も、全体の1パーセント程度だということ。想像を超えて、広大な遺跡なのです。
映画『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』の舞台になって以来、観光客がたくさん来るようになりました。多くの遺跡が専門家にしかわからないような破片であったり、建物の土台のみであったりで、知識がかなりないと楽しめない遺跡群が多いなか、ペトラ遺跡は完全な建物が揃っているために、まったく考古学の知識なしでも楽しめるのが魅力です。
ペトラ遺跡を歩いてみよう!
ペトラ遺跡の入り口は?
実は本当の街の入り口というのはまだはっきりしていないのですが、現在、東側から入って行く設定になっています。そこにはシーク(Siq)と名付けられた細い岩の割れ目があります。シークというのは、岩に亀裂が生じてできた隙間で、場所によってはわずか2メートル程度細い隙間です。ペトラに人が住み、都市であった時代には、シークに沿って、水路が作られていたと言われています。この約1キロメートルの細い隙間のような岩と岩の間にできた通路を進んで行き、出口に光が見え、風景が広がります。
アル・カズネ(Al-Khazneh)は一番人気
隙間を通って外に出て目にするのが、このアル・カズネと名付けられた宝仏殿です。もちろん普通に見ても圧倒される存在なのですが、岩の間に突然出現するという、映画の世界そのものの演出です。砂岩を掘って作られているので、光によってカラーが変わり、雄大な時間の流れを感じます。ほぼピンクに見えることもあり、時間によって表情を変えるのが魅力です。
夜になると、ロウソクに囲まれ、このようにますます幻想的になります。もともとのデザインは、柱の横にあらゆる装飾を施されていたようです。長い年月で侵食され、どのような形であったかわかりませんが、来世に関係するモチーフが掘られていたであろういうことです。
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エド・ディル(Ad Deir)人気があるけど、静かな場所
アル・ハズネから、しばらく歩くとエド・ディルが見えてきます。アル・ハズネからエド・ディルの間には、階段も800〜900段くらいあり、かなり体力が必要です。しかし、エド・ディルが現れると疲れも吹っ飛ぶように感じるでしょう。レッドローズカラーと呼ばれる砂岩の色で、光によってできる影と混じり合って立体的な美しさをもつ建物です。
おすすめの時間帯は、夕方、日の沈む時間帯です。さらにピンクになって、忘れられない光景になります。ナバテア人によって紀元1世紀に建造されました。エド・ディルは修道院という意味ですが、この建物は神殿として作られたものです。大きさも威圧するくらい大きく、高さ45メートル、幅50メートルもあります。横から見ると、小高い山をくり抜いて作られたのがよくわかります。
2009年に公開されたアメリカ映画『トランスフォーマー/リベンジ』(Transformers: Revenge of the Fallen)の撮影にも使われました。
バラエティに富んだ岩窟墳墓
岩窟墳墓は合計なんと500にもなるそうです。主な墳墓は、宮殿の墓、コリントの墓、壺の墓、シルクの墓などです。王様の墓を見下ろせる岩山があって、人気ですが、実際に登る人はかなり少ないようです。やはり、登る量が多いので、普段トレッキングなど歩くスポーツをしていないとかなりハードなようです。
アンフィテアトルム、ローマ人の足跡
シアターに当たるテアトルムが付いているので錯覚をしやすいのですが、テアトルムとは全く別のものです。中央に砂を置き、周りを囲むように観客席になっています。そして、真ん中で演じられるのは劇ではなく、闘技です。ローマに長い間支配を受けていた地域だけに、ローマの風習が見られる遺跡が多く存在します。例えば、ローマ時代のことを扱った映画の中でトラと人が戦うような場面があります。そういう見世物的討議をアンフィテアトルムで行なっていたそうです。
ペトラ遺跡の入場料は?
ペトラ遺跡は人気があるせいか、10年前に比べると入場料がかなり上がりました。一人当たり50JODです。1JODは、変動が多少ありますが、日本円にすると155円くらいです。つまり8000円くらいです。ヨルダンの物価からすれば高額に感じるかもしれませんが、この収入でさらに発掘が進んで、美しい建物が出てきたらいいですね。
ペトラ遺跡内で商売をしている人々
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ペトラ遺跡内は広く、歩く量も多いので、ラクダや馬車を提供してくる人たちが多いです。ラクダに乗る機会も少ないので乗ろうかと思う人も乗る前にちゃんと値段交渉をして、納得の行く値段で乗るようにしましょう。
商売をしているのは、ラクダの人ばかりではありません。レストランも2件あります。ユネスコ世界遺産の遺跡の中で、レストランをしてもいいのかどうか知りませんが、競争がないのでかなり高いです。ビールが16JODになります。ベジタリアン・メニューもあります。
そして、また、ペト遺跡内に土産物屋さんもたくさんあります。カラフルな手作りしたもの、露店で売っています。ワディムーサで、どのくらいの値段か調べましょう。しかし、時間の限られた旅行の場合、こういうお土産やさんや乗り物のラクダ、そして持ってきてくれる食べ物などを利用して、時間を有意義に使いましょう。
ヨルダン観光局おすすめレストラン
ペトラ・キッチン(Petra Kitchen )
ペトラ・キッチンは、伝統的なヨルダン料理をシェフと一緒に作れるレストランです。クラスはいつも大盛況です。オリーブオイルやにんにくを使うので、地中海料理に限りなく近い料理です。そのほか、ひよこ豆やお米などをよく使うので、健康的なメニューを用意しています。
サンドストーンレストラン(Sandstone Restaurant)
地元料理を出すカジュアルな雰囲気のレストランです。ペトラ遺跡から出て、すぐにあるので、気軽に立ち寄れます。チキンをこんがり焼いて、サフランご飯を添えた料理が地元料理です。よく運動しているミノ引き締まったチキンを使っています。それから、話題性のあるメニューとしてはケバブを使ったハンバーガーがあり、観光客に人気です。
サンドストーンレストランSandstone
- petra str Wadi Musa,Ma`An,Jordan
- +962 7 9088 2879
- +962 7 9088 2879
- 不定休
ペトラ遺跡へのアクセス
日本からヨルダンへの直行便はありません。中東のどこかで乗り換えなくてはないrません。最近人気のあるエルミーツ航空の場合は、ドバイで乗り換えます。日本からドバイまで約10時間。そして、アンマン行きに乗ります。
アンマンからペトラへはバスで約3時間。アンマンのバスターミナル、サウス・バス・ステーション(South Bus Station)で、バスに乗り、ワディムーサ(ペトラ)に行きます。
ペトラ遺跡は人気観光地ですから、ツアーを探せばたくさんあります。ツアーの方が効率的に回れますから、ツアーがおすすめです。ゆっくりペトラ遺跡を見て回れるように、ワディムーサで一晩寝ましょう。
・ビザ:日本人の場合は、空路、陸路で入国の時に無料で1ヶ月友好のビザを与えられます。条件は有効期限が6ヶ月以上残っているパスポートを持っていることです。
ペトラ遺跡のあるヨルダンの気候
ヨルダンは一年を通して温暖で、太陽が輝き、快適です。春はとても美しい時期なのですが、雨が多くなります。砂漠地帯は夜寒くなることもあるので、いつもジャケットは必須です。
夏の日中は太陽が強すぎて、歩き回ることができませんが、夜になると湿気がないためにスッキリ涼しくなります。旅行の時は薄手のウィンドブレーカーを1枚持っていくと便利です。
ペトラ遺跡のまとめ
ペトラ遺跡は広大で、1日ではとても回りきれません。時間が少ないときは、しっかり計画を立てて無駄なく回るようにしましょう。せっかくヨルダンまできたのですから有意義に時間を使い、できればエド・ディルまで行って欲しいです。できれば王家の墓まで行きましょう。かなり歩かなくてはいけないということだけ頭に入れておいてください。
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