おすすめ旅行を探すならトラベルブック(TravelBook)

ホテル・航空券の料金比較・予約サイト

【フランス】世界遺産「レユニオン島」の観光ガイド:カラフルに彩られた山と海の高級リゾート地

「レユニオン島(Réunion)」は、インド洋に浮かぶ小さな高級リゾート地です。日本ではまだまだその知名度は低いものの、ヨーロッパではフランスを中心に、世界中のセレブ達が集まる場所として人気です。島には独特の形を持つ渓谷や絶壁、そして何より澄んだ海辺が広がっていて、小さい島ながらもたくさんの表情を持ち合わせています。気候も暖かいことから、まさに楽園と言うに相応しい島でしょう。自然はどれも手つかずの状態で残っているので、ここでしか見られない種類のカメレオンやウミガメ、サンゴ礁や色とりどりの花々が見られ、カラフルな光景を魅せつけてくれます。 レユニオン島は火山によってできたという歴史も持っていて、ここにある2つの火山と鋭い3つの圏谷が2010年に「レユニオン島の尖峰群、圏谷群および絶壁群」として世界遺産に登録されました。日本からは少しアクセスが大変ですが、だからこそ行きたいこの穴場スポットの魅力をお伝えします。

続きを読む

更新日: 2023年11月21日

広告

本ページではプロモーションが含まれます
当サイトでは施設やサービス(以下、サービス等)の掲載にあたり、ページタイトルに規定された条件に合致することを前提として、当社編集部の責任においてサービス等を選定しおすすめアイテムとして紹介しています。

なお当サイトではユーザーのみなさまに無料コンテンツを提供する目的で、オンライン旅行代理店やレストラン予約サイトが提供するアフィリエイト・プログラムに参加し、サービス等の紹介を通じた手数料の支払いを受けています。掲載の順番はサービス等の提供会社により支払われる報酬も考慮されている場合があります。

■レユニオン島ってどんなところ?

レユニオン島は面積が2512平方kmほどの、ちょうど神奈川県と同じくらいの大きさの島です。リゾート地として有名なマダガスカルとモーリシャスの間に位置し、これらの島々と合わせて訪れる人も多いようです。島自体はアフリカに近いのですが、「フランスの海外県」という立ち位置で、フランスと同じ法律制度が敷かれています。レユニオン島はもともとは無人島だったのですが、1507年にポルトガル人が発見し、1640年にはフランス人が上陸してフランス領としました。その頃には奴隷制度によって貿易が発展したということもあり、現在でも白人系、東アフリカ系、インド系、中国系とさまざまな人種が混在する国際的な島となっています。

また多くの自然が残る島としても名高く、島の中にはそんな自然を堪能できるよう150以上のトレッキングコースが設けられています。サトウキビやバニラの栽培も有名で、道々で広大な畑を見ることもできるでしょう。

■治安は?言葉は?観光はどうやってすればいい?

日本ではあまり馴染みのない島なので、観光に不安がある人も多いかもしれませんが、基本的には高級リゾート地なので安全です。島人は観光客にも優しく、治安もいい方だと思ってください。ただ、公用語はフランス語ですが、日常ではレユニオン島の先住民たちから作られたクレオール語という言葉を使っているので、看板の表示などは不便な点が多いかと思います。道行く人はあまり英語はしゃべれません。ホテルやレストランのスタッフたちは英語が通じるので、観光の疑問はホテルなどで解決しておくといいでしょう。

気候は冬でも暖かいですが、年間を通じて集中豪雨に見舞われる日もあるので、雨具は持ち歩くようにすると便利です。西部は比較的晴れの日が多いですが、島の東部は雨が降る日が続きやすいです。ちなみに、通貨はフランスと同じくユーロです。

■レユニオン島観光名所1:「ピトン・デ・ネージュ山(Piton des Neiges)」

Cirque de Cilaos, July 2016

レユニオン島の最高峰となるのがこの「ピトン・デ・ネージュ山」です。200万年前から活動をはじめた火山で、この山によって台地が押し上げられレユニオン島が生まれました。約3万年前以降、噴火は起きていないので頂上付近まで登ることもできます。体力に自信があればこの3069mの山の頂上を目指してみるのも一つの旅の楽しみです。山を取り囲むように渓谷が広がり、頂上から見る景色もさることながら、道中で見られる雨によって削られたという独特の険しい景観も、ここでしか出会えない光景です。

■レユニオン島観光名所2:「ピトン・ドゥ・ラ・フルネーズ山(Piton de la Fournaise)」

https://commons.wikimedia.org

レユニオン島の象徴であるもう一つの山がピトン・デ・ネージュ山の南に位置する「ピトン・ドゥ・ラ・フルネーズ山」です。「ピトン・ドゥ・ラ・フルネーズ山」はいまだ火山活動が活発に行われていて、現在でも年に3、4回の噴火が見られます。別名で火山を意味する「ル・ヴォカン」とも呼ばれるほどですが、現在はそこまで大きな活動はしていないので、「フォーマイカ・レオ」という山の火口を望むことも可能です。標高は2631mでハイキングを楽しむ人も多く見られ、噴火によって生まれた漠然とした荒野は、私たちに自然と真剣に向き合うきっかけをくれることでしょう。

標高2100m付近までは車で行くことができ、そこから火口まで行くには、2時間ほど歩きます。

広告

■レユニオン島観光名所3:「ピトン・マイド山(Piton Maïdo)」

IMG_8642/Ile de la Réunion/Indian Océan/Cirque de Mafate vu du Piton Maido/Piton des Neiges au fond/

レユニオン島を埋め尽くすカルデラ地形を臨むなら、「ピトン・マイド山」に登ってみましょう。頂上近くまでは車で行くこともでき、そこから20分ほど行けば標高2190mの展望台に辿り着きます。「ピトン・マイド山」から見る凸凹のカルデラ状の山は、どこか粗くて力強く、その周りを優しく包み込む雲との対比に心が高ぶります。サン・ポール地区やレポールの街並まで一望できるので、レユニオン島を独り占めしたような気分になれます。

歩道は舗装されているので歩きやすいですが、頂上には大きな石も転がっているので、歩きやすい靴を履き、サンダルなどは避けたほうが無難です。

■レユニオン島観光名所4:「シラオス圏谷」等、3つの圏谷群

険しく美しい不思議な渓谷群

Cirque de Cilaos, July 2016

ピトン・デ・ネージュ山によって生み出された、「シラオス圏谷」や「マファト圏谷」、「サラジー圏谷」といった3つの圏谷群もレユニオン島に来たならマストで訪れるべきポイントです。圏谷とは氷河によって削られた渓谷の事を言い、ノコギリで削られたかのような地形が不思議な美しさを魅せつけています。この3つの名所はトレッキングコースを辿って一気に回ることができます。

「シラオス圏谷」は見るべき絶景の一つ

Cirque de Cilaos, July 2016

トレッキングコースを回ると最初に入る「シラオス圏谷」は、その中でも1番見るべきスポットです。尖峰群が周囲を囲うようにして立ちはだかり、自分のちっぽけさに驚いてしまうことでしょう。次に見られる「マファト圏谷」はプレート同士がぶつかり合って開けた地であることが分かるように、鋭くとがった圏谷が特徴です。貴重な植物や鳥を見ることもでき、バードウォッチャーたちの絶好のウォッチングエリアにもなっています。そして最後に辿り着く「サラジー圏谷」は断崖絶壁の間を流れる輝く滝がキラキラと輝きを放っています。最後にここで心を休めるといいでしょう。

IMG_8642/Ile de la Réunion/Indian Océan/Cirque de Mafate vu du Piton Maido/Piton des Neiges au fond/

■レユニオン島観光名所5:「グランドギャレットフォール(Cascade de Grand Galet)」

IMG_8883/Réunion Island/Cascade de Grand Galet / Grand Galet water Falls

レユニオン島は降水量が多いので、“滝の聖地”と呼ばれるほど多くの滝が見られます。中でもこの「グランドギャレットフォール」は、ランジュバン川の上流にある滝群で一番の滝の見どころです。階段状の岩肌に数本の滝が流れていて、絶え間なく爽快な音を立てています。一年を通して水が枯れることはないので、年中見られる嬉しいスポットです。太陽の光をたっぷり吸収した深い青色をした滝つぼも、見ているだけで癒されます。

■レユニオン島観光名所6:「サン・ジル(Saint Gilles)」

La plage de l'Ermitage

広告

レユニオン島西部にある、島で一番のリゾート地が「サン・ジル」です。ここは島で唯一砂浜のある場所で、青空と透き通るような海、そして白い砂浜の美しさは想像を絶する自然美です。サーフィンやダイビングを楽しむこともできますが、一番のおすすめは水族館でしか出会えない海の生き物を間近で見られるシュノーケリングです。カラフルな魚はもちろん、なんとカメまでがあなたの目の前を横切っていきます。

それぞれのアクティビティは浜辺のショップやホテルで申し込みが気軽にできます。サーフィンをする場合はサメがいることから遊泳禁止になっているところもあるので、注意してください。

GCMP_sample_photo_3054

■レユニオン島観光名所7:「ボワ・ルージュ(Bois Rouge)」

https://commons.wikimedia.org

レユニオン島は多くのサトウキビが生産されることでも有名ですが、なんとその製糖の様子を「ボワ・ルージュ」という工場で見られます。サトウキビを使った料理やデザートを提供しているレストランも島内には多く、そのほとんどの砂糖はこの「ボワ・ルージュ」から来ていると言っても大げさではありません。出来上がった砂糖は黄金色に輝き、芳醇な香りを伴います。日本にもなかなか入ることのないこの希少な「ボワ・ルージュ」のサトウキビの砂糖は、ここで買うことができるので、ぜひお土産にしてください。

レユニオン島のサトウキビ生産の歴史は1668年から受け継がれ、今日まで島の経済を支えてきました。ここを見学するとリアルな島の姿に出会えた気になれるでしょう。

Canne à sucre de l'île de la Réunion

! /item/75643

■レユニオン島観光名所8:「サン・ドニ(Saint Denis)」

La Réunion

ショッピングを楽しみたいなら、島北部にある首都の「サン・ドニ」地区に足を運びましょう。ここにはたくさんのお店が軒を連ね、手作りの籠バッグやカラフルな小物のディスプレイが通りを賑わわせています。これらの多くはマダガスカルから輸入したものですが、メイン通りにある市場にもマダガスカル産の珍しい果物や野菜が並んでいて、見ているだけでも面白いです。

また多くの人種がいる島であることが分かるように、道々にはカトリック系の教会があると思えば中国寺院やヒンドゥー寺院が立ち並ぶという、珍しい光景にも出会えます。島の郷土料理は玉ねぎやセロリ、ピーマンを炒めたものにフランスとイタリア料理の要素が加えられた「クレオール料理」というものですが、国際的な島だけあって、本場の味を提供する多国籍な味が堪能できます。多くのレストランがあるのもこの「サン・ドニ」です。

■「レユニオン島」への行き方・アクセス

難易度:★★★☆☆(ヨーロッパの各都市から直行便が出ています)

日本からレユニオン島まではバンコクで乗り継ぐのが便利です。その他、ヨーロッパ各都市からも飛行機で行くことができます。パリからは飛行機で約12時間です。レユニオン島のローラン・ギャロス国際空港(Aéroport de La Réunion Roland-Garros)に着いたら中心部のサン・ドニまで、31番のシャトルバスで行くことができます。

バス運賃:約15ユーロ

■「レユニオン島」の情報をGET

La Digue Island Lodge + Anse La Reunion

「レユニオン島」のさらに詳しい情報は、下記のHPを参考にしてみてください。

フランス観光開発機構(日本語)

レユニオン島公式サイト(英語)

観光のおすすめ記事

詳しく

【フランス】モンティニャック・ラスコー周辺にあるおすすめ観光スポット!情報はこちらから

その他の観光地 - 洞穴・鍾乳洞,文化遺産

ラスコーは、フランスの西南部のドルドーニュ県のヴェゼール渓谷にあるモンティニャック村の南東の丘の上に位置している洞窟です。 先史時代の洞窟壁画があることで有名で、アルタミラ洞窟壁画と並んで先史時代の美術作品として知られており、「洞窟壁画の最高傑作」として知られています。洞窟画は、2万年ほどの歴史を持ち、世界遺産にも登録されている大変価値のあるもので、その絵を一目見ようと、世界中からたくさんの観光客が訪れる人気の観光スポットになっています。 今回は、そんなラスコー周辺の見どころについて紹介します。

詳しく

【サン=マルタン=ド=ヴァールヴィル】ユタビーチ周辺の観光スポットおすすめ8選!充実した旅行を!

その他の観光地 - ビーチ・砂浜,モニュメント・記念碑,史跡・遺跡

ユタビーチは、第二次世界大戦で連合軍が決行したノルマンディー上陸作戦により上陸を果たしたビーチです。 このビーチには上陸博物館が建てられており、博物館前には上陸用舟艇が展示され、周囲には砲台が、北西にはトーチカも残され、当時の戦いの様子が刻まれています。館内にはB26戦闘機の展示やドキュメンタリー映画の上映が行われ、歴史を学べるのがポイント。 また、ユタビーチは西側の上陸ビーチですが、東側のオマハビーチ、ゴールドビーチなどにもそれぞれ博物館などが建てられています。今回は、そんなユタビーチ周辺の見どころについて紹介します。

詳しく

【フランス】人類最古の絵画! ヴェゼール渓谷でラスコーの壁画を見る

その他の観光地 - 世界遺産

ヴェゼール(ベゼール)渓谷は、フランスの南西部にあり、先史時代の遺跡が点在しています。遺跡群は、距離にして40kmほど続き、先史美術の宝庫となっています。そのうち、重要性の高い遺跡が選定され、「ヴェゼール渓谷の先史時代史跡群と洞窟壁画群」として、1979年世界文化遺産に登録されました。なかでも有名なのが「ラスコーの壁画」で、人類最古の絵画とされています。先史時代の人々の高度な絵画技術を例証するものとして、今も注目されています。 (写真:ヴェゼール渓谷の洞窟壁画群 ©UNESCO/Francesco Bandarin)

詳しく

フランスのおすすめ世界遺産!名所観光地一覧

フランス - 世界遺産

フランスの世界遺産の中でも人気の高いおすすめの観光スポットを紹介します。 フランスはヨーロッパのなかでも特に人気の高い国ですね。世界の食通をうならせるフランス料理やワイン、チョコレート。オシャレの発信地としてのパリも見逃せません。美術館も多く、絵画や芸術を見るために訪れる方も多くいます。かつての宮殿やお城が美術館として使われていたり、そのまま展示施設となっていたり、場所によっては宿泊もできます。 そしてそれらは、ただ美しいだけでなく「世界遺産」に登録されていることも多く見ごたえ抜群です。景観が美しい「モンサンミッシェル」をはじめ、美しい建築様式の教会や修道院、景色が美しい場所や歴史を感じられる場所が数多くあります。

詳しく

【パリ】ルーブル美術館の楽しみ方のコツ・便利情報まとめ

1区 (ルーブル - シャトレ) - 美術館

セーヌ川のほとりに建つルーブル美術館は、パリで最も人気の高い観光スポットです。モナ・リザなど誰でも知っている有名な作品が多数展示されているため、アートに興味のない人でも楽しめます。 アート好きな人なら数日通っても飽きないほどの膨大な収蔵量を誇りま、美術品だけでなく、考古学的に価値のある遺物も収蔵されており、ヨーロッパを超えてエジプトやオリエンタルなど幅広い文化に触れることができます。 元は宮殿だけあって華やかな建物も魅力的ですが、非常に広いので、お目当ての作品を観るためには見学の前にしっかり計画を立てましょう。こちらの記事ではルーブル美術館の人気の展示物や、見学の際の便利情報、お得なチケット情報をまとめたので、ぜひ来館前の参考にしてください。

詳しく

【世界遺産】アミアン大聖堂、フランス屈指のゴシック建築の傑作

アミアン - 文化遺産

アミアン大聖堂は、フランスの北部ピカルディ地方のアミアンという都市にあります。この町は「北の小さなヴェネツィア(ベニチア)」と称されるほどの美しい運河の町です。 1981年、ユネスコの文化遺産に登録された「アミアン大聖堂」は、町でひときわ大きな存在感を示しています。「アミアンのノートルダム」とも呼ばれ、フランス最大の大きさを誇るこの大聖堂の規模は、パリのノートルダムの約2倍です。 中世以来、織物業などで繁栄してきた町の豊かさを象徴してきました。パリから電車で1時間ほど、日帰りで行けるおすすめの町です。

詳しく

【フランス】超定番の観光名所をご紹介!確実に訪れたいおすすめスポット一覧

フランス - 観光名所

ヨーロッパの中でも観光客に人気が高いフランス。世界遺産の数は世界でも第4位を誇り、花の都パリはもちろんのこと、モン・サン・ミシェル、ヴェルサイユ宮殿など、一度は訪れてみたい名所が数多くあります。ルーブル美術館やオルセー美術館など、著名な美術作品を間近で見学できるのも、歴史ある芸術大国ならではです。誰もが認める美食の国でもあり、正統派フランス料理をはじめ、各地の郷土料理やワイン、スイーツなど、グルメ三昧も楽しみのひとつ。あまりに魅力があり過ぎて、どう旅行を組み立てればいいのか分からないという方も多いと思います。そこで、フランス観光で超定番のおすすめ観光名所を紹介します。

詳しく

奇跡の聖水とは?カトリックの巡礼地にある「ルルドの泉」!その起源や場所などを紹介

ルルド - 観光名所 ,散歩・街歩き

フランスとスペインの国境、ピレネー山脈の麓にある町「ルルド」。人口はわずか1万5千人の小さな町ですが、年間600万人もの観光客が訪れます。ルルドの町にはどんな病をも治す奇跡の泉が溢れる「ルルドの泉」があり、聖母マリアが現れた場所と言い伝えられています。そのためカトリックの巡礼地として信者はもちろん、不治の病を患った人々が日々跡をたちません。聖地ルルドには美しい教会や魅力的な観光スポットが点在し、見どころ目白押しです。ルルドの奇跡の泉の起源やおすすめの観光スポット、アクセス方法などを紹介していますので、次の旅行の参考にしてみてくださいね。

広告

広告

のおすすめホテル

フランスへの旅行も
航空券とホテルをセットでお安く予約!

フランスの 航空券+ホテルを探す

トラベルブックの今週のおすすめ

広告

運営会社