【ペット】ハムスターの飼い方:種類・寿命・値段まとめ
更新日: 2024年10月11日
ハムスターは、犬や猫に続くメジャーなペットとして多くの人に飼われています。一度飼うとその可愛さのとりこになり長年飼い続ける人が多いと言われるハムスター。飼育スペースを取らず散歩なども不要、購入費も維持費もリーズナブルで、ペットを飼う手始めとしてハムスターを選ぶ人、一人暮らしのさみしさを紛らわせるために飼う人などにも人気です。
何よりも小さな可愛らしい存在が、心を癒す存在になることは間違いありません。毛に包まれた小さな体、短い手足を一生懸命動かしてえさを食べる姿、回し車を熱心に走る姿、つぶらな瞳でじっと見つめる表情など、いつまでも眺めていたくなる愛おしい存在です。
そんなメジャーなペットのハムスターですが、実際に飼うとなると生態や飼い方など分からないことが多いのではないでしょうか。そこでハムスターについて特徴や飼い方を詳しくまとめました。これさえ読めばすぐにハムスターを飼うことができますよ。
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ハムスターってどんな動物?生態を紹介!
ハムスターは、リスやビーバー、ネズミと同じげっ歯類に属していて、特にネズミにはよく似ていますが、ネズミはネズミ亜科、ハムスターはキヌゲネズミ亜科に分類されます。
穴を掘るのがとても得意で、野生のハムスターは、砂漠などの乾燥地帯に穴を掘って生息しています。2~3mの深さの穴に寝室や貯蔵庫、トイレなどを作るという、意外としっかりと巣を作るのが驚きです。ひまわりの種を食べるイメージがあるハムスターですが、野生のハムスターは種子のほか植物や昆虫も食べる雑食性。夜行性で、日中は穴の中で過ごしています。
かわいらしい印象ですが、単独で行動し激しい縄張り争いをする気性の激しさもあります。そのなかのドワーフハムスターだけはオスとメスで行動する珍しい種です。出産で一度に産む赤ちゃんの数は、ドワーフハムスターで平均4匹、ゴールデンハムスターで平均8匹。多い時は10数匹産むこともあります。生後1か月で大人の身体になり、2か月で繁殖可能になります。ペットとして飼う場合、オスとメスのつがいで飼うとどんどん繁殖するので注意が必要です。
性格は臆病で警戒心が強いのが特徴ですが、人間の1歳児くらいの知能があると言われ、十分飼い主を認識してなつきます。エサを手にのせて与えるところから始め、徐々に慣らしていきましょう。夜行性だから触れ合えないと思う人が多いですが、夕方から夜にかけて活動するので、十分触れ合う時間を楽しめます。
ハムスターの寿命はどのくらい?
ハムスターは自然界では捕食される側の生物であり、とても弱い立場にある生き物です。病気になり体が弱れば自分でエサを取ることもできなくなり、動きが鈍れば外敵に襲われる危険性も高まります。そのため、安全な飼育環境下にあるハムスターの方が、野生のハムスターより長生きする傾向にあります。
寿命はハムスターの種類によって異なりますが、ゴールデンハムスターで2年~3年、ジャンガリアンハムスターで2年~2年半、キャンベルハムスターで1年半~3年、ロボロフスキーハムスターで2年~3年、チャイニーズハムスターで2年~3年です。大事に育ててあげれば3年くらいは一緒にいられるでしょう。
体も小さく病気にも弱いハムスターと長く付き合うには、快適な環境でストレスを与えず、栄養バランスを考えてえさを与えることが大切です。かかりつけ医も見付けておくことをおすすめします。
ハムスターをペットショップで買うときの値段は?
何十万円もする猫や犬と違い、ハムスターは高い場合でも1万円以下で購入できます。子供でもお小遣いを貯めて飼うことができる点も、ハムスターの人気の理由のひとつですね。平均的な販売価格は1000円~3000円ほどです。
種類によって値段は異なり、ゴールデンハムスターは1000円~3000円、ジャンガリアンハムスターは1000円~2000円、ロボロフスキ―ハムスターは2000円~4000円、キャンベルハムスターは2000円~4000円、キンクマハムスターは1000円~2000円で販売されています。
カラーによっても値段が異なり、ノーマルのカラーよりもスノーホワイト、パイド、ブルーサファイア、コバルト、イエローライン、リアルブラックなど珍しいカラーの方が価格が上がる傾向にあります。
ハムスターの鳴き声は?動画で紹介
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ハムスターの種類は?
一口にハムスターと言っても、実は24種ものハムスターがいます。その中でもゴールデンハムスター、ジャンガリアンハムスター、ロボロフスキーハムスター、キャンベルハムスター、チャイニーズハムスターの5種はペットとして飼いやすく、ペットショップでもよく売られています。5種類のハムスターのそれぞれの特徴を紹介していきましょう。
ゴールデンハムスター
ハムスターの中で最もポピュラーなのがゴールデンハムスター。シリアやレバノン、イスラエルといった中東からアナトリア半島に生息しています。
オスはおよそ85g~130g、メスはオスより大きい95g~150g、個体によっては200g近くになるものもいます。体長はオス・メスともに20cm未満。
毛色は、白地に茶色の模様があるものがノーマルと言われる最も一般的なカラー。全体的に柔らかなアプリコット色のキンクマ、白地に薄い黒のブチ模様のダルメシアン、三毛猫のような模様のトリコロールも人気です。
穏やかな性格で飼い主を噛むこともほとんどなく、好き嫌いもなくよく食べます。賢くてトイレも確実に覚えさせることができるので、初心者にも飼いやすいハムスターです。
ジャンガリアンハムスター
ゴールデンハムスターと並んで定番人気のハムスターです。ゴールデンハムスターよりも小型なドワーフハムスターの1種。カザフスタン共和国、シベリアから中国北部が原産です。
体重はオスは35g~45g、メスは30g~40gほど、体長は7cm~12cmほどです。
茶色がかった体に背中に一本黒い筋があるのがノーマルカラー。全体的に白いパールホワイト、青みがかったグレーの体毛のブルーサファイアも2色も一般的です。
個体差こそあるものの、好奇心旺盛で喜怒哀楽がはっきりしているので、何を考えているのか分かりやすいのが人気の秘密です。他のハムスターに比べて社会性が高く、相性がよければ多頭飼いも可能です。おっとりしていて温厚で人にも慣れやすいです。
ロボロフスキーハムスター
世界最小のハムスターで、カザフスタン共和国、モンゴル、ロシアが原産。成体でも体長7cm~10cm、体重15g~30gと、ジャンガリアンハムスターの半分ほどの大きさしかありません。背中は黄茶色や焦げ茶色で、お腹は白い毛におおわれています。何ともキュートな、目の上に眉毛のような白い毛のパッチがあるのが特徴です。
他のハムスターと比べて警戒心が強く、かなりの怖がりなのでなかなか人には慣れませんが、人を噛むこともほとんどないので、ストレスを与えないようにかわいいしぐさを見守りましょう。一方で様子を見守っていると好奇心は旺盛で、トイレは覚えず、走りながらおしっこをする子が多くやんちゃな印象です。乾燥した過酷な環境下に暮らすハムスターなので、水分の多い野菜などはほとんど食べません。
キャンベルハムスター
日本ではジャンガリアンハムスターやゴールデンハムスターが主流ですが、ヨーロッパやアメリカではキャンベルハムスターが一般的に多く飼われています。日本では1994年頃からペットショップに並ぶようになりました。
ジャンガリアンハムスターの亜種で見た目もそっくりですが、背中のストライプが細くはっきりしていて、耳が大きく先がとがっているのが特徴です。ドワーフハムスターの一種で、体長6~12cm、体重30~45gほどです。毛色のバリエーションが豊富で、ノーマルやイエロー、ブルーフォーン、ブラックなど好みの色や模様の物を選べます。
比較的、気が強い一方で臆病な面もあるため、ふとした拍子にかまれてしまうこともあるかもしれません。焦らず様子を見ながら慣らしていきましょう。
チャイニーズハムスター
小さなハムスターであるドワーフハムスターの一種です。体長9cm~12cm、体重は26g~38gほどです。南シベリアから中国北東部に生息しています。
他のハムスターと比べて体や顔が細身で尻尾も長く、ネズミに近い外見をしています。茶色がかった体に背中に黒い一本筋が入っているノーマル、グレーがかったシルバー、グレーのまだら模様のシルバーパイド、希少なホワイトなどのカラーがあります。
おとなしく穏やかな性格で人にもよくなつき、ハムスターの中でも断トツで飼いやすい種類です。トイレも覚えるのでしつけもしやすいです。ただ、とても運動神経がよく、高低差のバランス感覚も優れているのが特徴で、高い所へもすいすい登っていってしまうので、他のハムスターに比べて脱走や高所からの落下に注意が必要です。
ハムスターの餌(エサ)は?
野生のハムスターは雑食性。何でも食べてしまうので栄養バランスを考えて与える必要があります。ひまわりの種を主食にするイメージがありますが、実はひまわりの種は脂肪分が多いので肥満や病気の原因になります。ハムスター用のペレットを主食にし、ひまわりの種はおやつとして1日3~5粒程度与えましょう。ハムスター用ペレットは、ペットショップやホームセンター、インターネットで購入できます。
にんじんやブロッコリー、かぼちゃ、さつまいも、とうもろこしなどの野菜もおやつに向いています。レタス、キュウリやトマト、ブドウなどの野菜・果物は水分を多く含んでいるので下痢の原因になりやすいので少な目にあげましょう。
たまねぎや長ネギ、チョコレート、アボカド、どんぐりは中毒症状を引き起こすので、
絶対に与えてはいけません。
ハムスターのおすすめエサ一覧
ハムスターの性格。ペットとしてなつくの?
キュートでおちゃめな姿を見せてくれるハムスターですが、飼い主に慣れてくれるかどうかは気になるポイントですね。
自然界では弱い立場にあるハムスターは非常に臆病で警戒心も強いため、犬や猫に比べたらなつきにくいと言えます。ただし、飼育する中で徐々に慣れさせていくことは可能。ケージの中の生活に慣れて自由に動くようになってきたら、ケージの外からエサを与えることから始めましょう。徐々に、ケージの中からエサを与えたり、手のひらにのせてみたり、手のひらでえさをやりつつ撫でてみたりとゆっくりステップアップしていくのがポイントです。
種類によっても性格が違いなつきやすさも異なります。ゴールデンハムスターやジャンガリアンハムスター、チャイニーズハムスターは穏やかでなつきやすく、ロボロフスキーハムスターやキャンベルハムスターは警戒心が強めでややなつきにくい傾向にあります。男女による違いもあります。オスは食いしん坊なのでエサを使って慣れさせやすく、メスは神経質で慣れるまで時間がかかる傾向にあります。
飼育環境でストレスを与えてしまうと狂暴になってしまうことがあるので、臆病なハムスターが安心して暮らせる環境作りも大切です。
ハムスターは臭い?うるさい?
小さな体でケージの中で飼育でき、集合住宅でも飼いやすいハムスターですが、気をつけたいのがにおいや鳴き声。においは、小さな体のわりに強めですが、部屋全体に広がるほどではありません。
においの原因は糞尿や体臭、エサの食べこぼしです。糞はすぐ乾燥するので臭いませんが、尿はにおいの原因になりやすいです。ケージ内に必ずトイレとトイレ砂を用意し、床材も綺麗な物に定期的に取り替えましょう。ハムスターは濡らすのは厳禁なのでお風呂も入れませんが、砂浴びする場所を用意しておけば、砂浴びで体の汚れを落とします。
体も小さくほとんど鳴きませんが、エサが欲しい時など飼い主に訴えかける時に「キュッ」、怒っている時には「ジー」と鳴き声を上げます。声よりも夜間の回し車の音が気になることが多いので、寝室と同じ部屋で飼う場合は、サイレントタイプの回し車を用意するのをおすすめします。
ハムスターをペットとして飼うために必要なもの
ハムスターは神経質で臆病。新しい環境に慣れるまでに時間がかかり、あれこれ環境が変わることはストレスになってしまいます。ハムスターを迎える前に、飼育グッズをしっかり用意しておきましょう。
ペットショップに行くと、ケージや回し車などがセットになったスターターキットも売られています。カラフルで見た目がかわいい長いトンネル付きのハウスや2階建て・3階建てハウスも売られていますが、思わぬ事故につながったり、清潔に保つことが難しかったりするので、シンプルなものがベストですよ。
1 ケージ
小さめサイズのドワーフハムスターには30cm×45cm×高さ25cmほどの大きさが目安です。体も大きく運動量も豊富なゴールデンハムスターやチャイニーズハムスターには、45cm×60cm×高さ30cmほどの大きめサイズを与えましょう。金網タイプは通気性が良いですが、よじ登って落下の原因になりやすいです。
プラスチック製の水槽タイプはかじったりよじ登ったりする心配はありませんが、湿気がこもらないよう気をつけましょう。
2 回し車
運動不足解消と健康のために必須のアイテムです。他の動物用の物では大きくて回しにくく、足を挟んで思わぬ怪我にもつながります。ハムスター用のものを用意しましょう。
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3 給水機
ハムスターが水を飲みたい時に飲める給水機は必須アイテムです。飲み口に金属ボールが入っていてハムスターが口を付けると水が出るタイプが一般的です。受け皿に水を入れての飼育は厳禁。体が濡れてしまうと病気の原因になったりおぼれてしまう原因になります。
ハムスターのまとめ
ハムスターは身体も小さく飼育スペースもコンパクト、鳴き声もにおいも気にならず、ペット初心者にも挑戦しやすいペットと言えます。慣れてくれるまではやや苦労するかもしれませんが、その分手のひらに乗ってくれた時の感動はひとしお。いつまでも眺めていたくなる、心を癒してくれるかけがえのないパートナーになってくれますよ。
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大切なペットの死は、長年付き添ってきた飼い主にはとても寂しい瞬間です。犬、猫であれば10年以上、小動物のうさぎ、ハムスター、モルモット、鳥類などはそれよりも短いですが大切に育てた我が子同然の存在です。そんな大事なペット達を亡くなってしまった後にも忘れないためペット葬儀でしっかり送り出してあげましょう。場合によっては骨壺に入れることもでき、毎日目の届く場所に飾ってあげると亡くなってしまった後でも毎日一緒にいるかのような安心感が得られるかもしれません。依頼なども思ったより煩雑ではない場合が多いので一度ご検討してみてはいかがでしょうか。
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