【ペット】ねずみの飼い方:種類・値段まとめ

ペットとして飼育するというイメージがあまり無いネズミですが、実は江戸時代から飼育されてきた日本人の伝統的なペットです。近年ではペット用に品種改良がおこなわれて様々な品種が存在し、個性豊かなネズミたちを飼育することができます。ネズミは人懐っこく飼い主の手に乗るなどのスキンシップが好きな性格です。小さな体がかわいらしく、ジャンプしたり走り回ったりする姿を眺めるだけでも愛くるしい動物です。

身体が丈夫で飼育しやすいためペット初心者にもおすすめ。ペットを飼うスペースが限られている場合も、コンパクトな生活空間で済むため安心して飼育ができます。今回は、ペットとして飼育するのにおすすめの品種や、実際の飼い方、飼育する際に気になることなどについて解説しています。

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ネズミってどんな動物?生態を紹介!

ネズミは哺乳類ネズミ目の動物であり、その種類は非常に多岐にわたります。世界各地に生息しており、日本にも縄文時代から生息していたとされる歴史の長い動物です。げっ歯類であるため前歯が伸び続けるという特徴があり、硬いものをかじることで前歯の長さを調節しています。

食事は主に穀物などを食べる草食ですが、場合によっては何でも食べるため雑食的な一面もあります。アニメなどではチーズを好んで食べるというイメージが描かれることが多いですが、実際もネズミによってはチーズを好む品種がいます。イエネズミと呼ばれる、ドブネズミやハツカネズミなどは一般家屋にも生息する場合があり、穀物などを食い荒らすことから害獣とされて忌避されていましたが、一方で江戸時代ごろからペットとして飼育されてきた動物でもあります。

現在では昔よりも多くの品種が日本に入ってきており、 ペットとして飼育される品種も多種多様です。 かわいらしい鳴き声とチョロチョロ動き回る小さな体、くりっとしたかわいらしい目が特徴です。毛の色や配色によってパンダのような柄をした品種や、ペット用として品種改良された品種などがあり、人気を集めています。

ネズミの寿命はどのくらい?

ハツカネズミやドブネズミなどのイエネズミたちの寿命は、基本的に1年前後と短いです。現在ペットとして飼育されることの多い品種ごとに見ていくと、デグーは野生では2年前後ですがペットとして飼育する場合には5年前後、パンダマウスやスナネズミは1~3年ほど、チンチラは10年から15年ほどです。

人間が飼育すると寿命が比較的長くなる品種もありますが、犬や猫などよりは短いものばかりです。長く付き合うためのコツとしては、 きちんと体調管理を行ってあげることです。 品種によらず、 ネズミは基本的に暑さ寒さに弱く、気温によって体調を崩してしまうことが多いので室温管理が重要です。 25度前後の室温が適温である場合が多いですが、品種によって多少の差があるので飼育する際はペットショップなどで確認をとることをおすすめします。

ネズミをペットショップで買うときの値段は?

ネズミの相場は品種によって異なりますが、ペットとして一般的な品種であれば1000円から10000円の間に収まることが多いです。デグーのノーマル種だと2000円から10000円ほど、スナネズミだと500円から2000円ほど、チンチラだと20000円から35000円ほどです。チンチラは希少種であるためやや高めのものが多いですが、そのほかの種だと それほど高くないというのが特徴 です。

ネズミの鳴き声は?うるさい?動画で紹介

ネズミは、大人になってからは警戒心が強いためあまり鳴き声を発しません。しかし、子供だとあまり警戒心がないため鳴くことがあります。一般的にイメージされる鳴き声は「チューチュー」というものですが、確かにそのような鳴き声で鳴くことが多いと言えます。他のペットのように、飼い主を求めて鳴くなどということはめったにありませんので、 基本的に鳴き声ははあまり気にならない 程度です。

ネズミの種類は?

哺乳類ネズミ目に属する動物の種類は非常に幅広く、1500種ほどが存在するとされています。実はハムスターなどもネズミ目の動物なのですが、ここでは一般的にネズミと聞いて想像されるようなものに焦点をあてて紹介します。日本国内でペットとして主流なのはハツカネズミやファンシーマウス、パンダマウスといった種類です。ペットとして飼育できる種としては他にもチンチラやデグーなどが存在します。

アフリカンピグミーマウス

世界で最も小さいネズミと言われているアフリカンピグミーマウス。その大きさはオスメスともに5センチ程度で10円硬貨に乗ってしまうほどの小ささです。体色は茶色がベースで、腹部のほうは白色をしており尻尾が細長いのが特徴です。小さな体ながら、驚くほどのジャンプ力を持っており時には真上に30センチほどジャンプすることもあります。

雑食であるため野生下では果物や種子、昆虫などを食べます。非常に憶病な性格であり、身体の小ささから考えても積極的なスキンシップは控えたほうが良いです。 手にのせて遊ぶということではなく、観賞用として眺めるのに適したペットです。 小さいために食事量も少なく飼育する際にはメリットですが、一方で小さすぎるため逃げ出した際が大変です。捕まえる際はネズミが驚かないよう気を付ける必要があります。

ハツカネズミ

イエネズミとしても広く知られるハツカネズミ。白い体に赤い目というイメージが強いですが、実際は茶色の体色がメインです。尻尾は細長く、体長は10センチ前後と小さめ。野生のハツカネズミは雑食であり植物から昆虫まで幅広く食べますが、飼育する際には ネズミ用の人工フードを与えるのがおすすめです。

人懐っこい一面があり、すぐになついてくれるほか学習能力も高めです。 繁殖力が非常に強く、オスとメスを同じケージで飼育するとすぐに子供ができるので、たくさん飼育できない場合はオスとメスは別で飼育するかどちらか一方を飼育するのが良いです。硬いものをかじる習性がありますので、 近くに電気コードなどを置かない ように注意してください。ただし、げっ歯類は硬いものをかじって前歯を調整しないと伸び続けて支障が出るため、 かじっても良い木などを与える必要があります。

ピグミージェルボア

トビネズミ科に属するネズミであり、小さな体に大きな足と細長い尻尾が特徴のピグミージェルボア。大きいものでも5センチ程度であり、体色はうす茶色です。食事は野生下では雑食ですが、 ペットとして飼育する際には小鳥用のフードなどを与える と良いです。日中と夜間の寒暖差が厳しい地方原産のため、 飼育する際も寒暖差をつけた環境にしてあげることが重要です。

昼間は基本的にあおむけで寝ていることが多く、睡眠時間を確保するためにもあまり 積極的なスキンシップは行なわない ようにしてください。手に乗せたり撫でたりして過剰に触りすぎると、身体の小ささなどもあって ストレスがたまりやすいので注意 してください。非常に小さく、チョロチョロと動いたり一生懸命エサを食べる愛くるしい姿が、 観賞用ペット としての人気を集めています。

ファンシーマウス

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ハツカネズミをペット用に品種改良して作り出されたファンシーマウス。カラーマウス全般を指しますが、狭義には最もポピュラーなアプリコットの種を指すこともあります。体長は10センチ前後とネズミの中では中型サイズで、 大きめの耳と細長い尻尾が特徴です。 食事はネズミ用の人工フードに加え、果物などを与えると良いです。

集団生活をする品種のため、複数で飼育してもあまり影響はありませんが、繁殖力は強いので数を増やしたくない際には注意してください。 人見知りしやすく、噛みつくこともあります。 ちょろちょろと動き、エサを食べる姿はとても愛らしく、適度にスキンシップをとってもストレスになりにくいため手にのせてあげることができます。身体も丈夫な部類なので、 ペット初心者でも比較的飼育しやすいネズミです。

パンダマウス

ハツカネズミを品種改良して白地に黒の模様がついたパンダマウス。その歴史は長く、江戸時代には日本人に飼育されていたと言われています。大きさは約7センチ程度と中型で、尻尾は細長いのが特徴です。食事は主にネズミ用の人工フードを与え、副菜として果物などを与えると良いです。 基本的な特徴や性格はハツカネズミと同じであり、人懐っこく賢い品種です。

スキンシップしてもあまりストレスにならないため、手にのせたり撫でたりできます。繁殖力はハツカネズミよりも強く、オスとメスを同時に飼育すると多くの子供ができます。たくさん飼育する予定の無い人は、オスとメスを別で飼育するか、どちらか一方を飼育することをおすすめします。歯のメンテナンスをしようとして電源コードなどをかじってしまうことがあるため、近くにはおかないこと、噛んでも良い木を与えることが大切です。

ネズミの餌(エサ)は?

ネズミは多くの種が野性下では果物や植物の種子、穀物から昆虫まで食べる雑食です。中には完全に草食の品種もいますので注意してください。ペットとして飼育する際には、 ネズミ用の人工フードであるペレット を主食として与えるのがおすすめです。ペレットは、ネズミに必要なプロテインや脂肪分、食物繊維などの栄養素が配合されており、手軽に栄養を補給させることができます。

品種によってはネズミ用フードではなく小鳥用フードを与えたほうが良い場合もありますので飼育する際には確認してください。副菜やおやつとして、果物や野菜を与えるとさらに栄養を与えることができます。ただし、ネズミには柑橘系の果物やネギ類を与えてはいけませんので注意してください。ペレット類はペットショップやインターネット上の通販サイトで購入できます。

ネズミの性格。ペットとしてなつくの?

ハツカネズミをはじめ、ペットとして飼育されるネズミは基本的に 人懐っこい性格 です。ハツカネズミやファンシーマウスなどは飼い主になれると手に乗ってきたり撫でてほしがったりします。一方で ネズミは憶病な一面があり、 大きな音や環境の変化に対して敏感です。びっくりすると人間に噛みついてしまうこともあります。品種によっては人見知りしやすく、慣れた飼い主に対しても噛みついてしまうネズミもいます。

5センチ程度の小型の品種に関しては、身体があまりにも小さいことに加え、非常に憶病である場合が多いため積極的なスキンシップはかえってストレスを与えてしまいます。できるだけ観賞するだけにしてあげたほうが快適に過ごすことができる場合もあるということに注意してください。

ハツカネズミやファンシーマウスは人懐っこいと同時に頭の良さも特徴であり、飼い主が教えると迷路を解くようになることもあります。仲良くなると遊び方も増えてきます。マウスは環境の変化を感じやすいため、ケージを清掃しすぎることや室温の変化でストレスをためてしまいます。なついてもらうためにはスキンシップも必要ですが、ストレスを与えない程度にとどめ、 落ち着いた生活をさせてあげることが重要です。

ネズミは臭い?

ネズミをペットとして飼育する際に気になる匂いの問題ですが、結論から言うとネズミは 気になるほどの匂いを発することは少ないです。 大人ネズミに場合、品種によってはホルモンの影響で甘い匂いがすることがある程度です。ただし、排泄物などは普通の動物と同じく嫌な匂いを発しますので掃除は重要です。対策はトイレの砂を消臭力があるものに変えることが挙げられます。

ネズミをペットとして飼うために必要なもの

ネズミを飼育する上で共通して必要なのは以下のアイテムです。

・ケージ
ネズミは体が小さく、脱走が得意です。そのため、 柵状のケージだと逃げられてしまう可能性があります。 ネズミ用のケージはインターネットショップなどで販売されていますが、アクリル製のケージがおすすめです。空気穴が多く開いていてネズミにストレスを与えず、掃除がしやすい造りのケージがいくつか販売されています。また、網や柵状のケージを選ぶとすれば できるだけ目の細かいものを選んでください。

・床に敷く素材
床材を敷いていないとネズミがジャンプして着地したり、遊具から降りる際に衝撃で足を痛めることが少なくありません。 クッション材としての床材はネズミの飼育にとって必要なアイテムです。 木を小さく薄くして作られた床材がポピュラーであり、柔らかいため体の小さなネズミにもストレスなく生活ができます。安価で購入できるという点もポイントです。

・回し車
ケージの中で生活するネズミに適度な運動をさせるうえで重要なのが回し車。 運動することによってストレスの解消にもなります。 軸なしと軸ありのタイプがありますが、長い尻尾が巻き込まれない軸なしタイプをおすすめします。

ネズミのまとめ

小さい体でチョロチョロと動き回る姿がかわいらしいネズミ。人懐っこい性格の品種が多く、手に乗ったり撫でてほしがったりとペットとしてとても愛嬌があります。飼育のしやすさも初心者向きであるため人気です。品種によってジャンプが得意だったり走り回るのが得意だったりと個性豊かなのも特徴です。犬や猫を飼うほどのスペースがないといった人にもおすすめです。

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