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金沢21世紀美術館:市民にも開かれたSNS映えする美術館

地上一階に施設のすべてがある、総ガラス張りの円形の建物が金沢21世紀美術館です。「まちに開かれた公園のような美術館」を建築のコンセプトとしている金沢21世紀美術館は、1980年以降の現代アートを中心とした作品を数多く収蔵しています。 親子や子どもたちで遊べるキッズスタジオやアートライブラリーなど、美術のことがよくわからない初心者でも気軽に楽しめるつくりになっており、近隣の住民からの評価も高く来場者が絶えません。 また、インスタレーション的な美術品が多く、TwitterやFacebook、Instagramなどでもよく取り上げられています。旅行客やアートに興味のある人のためだけでなく、街の人、近くの人にも身近な作りを目指している美術館、それが金沢21世紀美術館です。

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更新日: 2023年12月4日

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「金沢21世紀美術館」の概要&魅力

金沢21世紀美術館は、体験型作品や部屋全体の空間を活かしたインスタレーションという美術品が非常に多く、現代アートを収めた美術館です。「まちに開かられた公園のような美術館」のコンセプトどおり、金沢市内の学校や商店街とも連携し、シンポジウムやワークショップなども数多く行われ多くの観客を集めることに成功しています。

演劇や公園などもできる小ホール、シアター21やアトリエとしても活用できるプロジェクト工房、さらに併設された茶室などアートを楽しむだけでなく、参加するというのも1つの視点でもあります。JR金沢駅からバスで10分ほどと立地もかなりよく、観光スポットとしても注目の金沢21世紀美術館の魅力に迫ります。

「金沢21世紀美術館」の見どころ:展覧会ゾーンと交流ゾーン

金沢21世紀美術館は、館内が大きく2つに分かれています。有料の展覧会ゾーンと無料の交流ゾーンです。展覧会ゾーンでは、セクションを細かく区切りながら必ず何かやっているという形で敷地を上手く使っています。

金沢21世紀美術館は、現代アートを中心とする美術館であるというコンセプトの元、まだ無名であったり、或いは若く評価が定まっていない気鋭の作家を中心としたイベントを多くおこなうのが特徴です。評価が定まっていないということは、展覧会をやるハードルは高いもののお金という面では安価で開催できる場合が多く、次々と展覧会を開催できるというメリットがあります。

金沢21世紀美術館は、このメリットを最大限に生かし多くの展覧会を開催し続けています。

交流ゾーンでは、子どもたちのためのスペースであったり、アトリエなどアートに関係する人たちが作業場として活用できるスペースがあったりと、多くの人がそこで楽しめる工夫がなされています。こうした工夫が来場者の心をとらえているのは間違いないでしょう。

「金沢21世紀美術館」の見どころ2:有名なアート作品の紹介

金沢21世紀美術館には、非常に有名でSNSなどでも話題となった作品がいくつかあります。

スイミング・プール(レアンドロ・エルリッヒ作)

非常に有名なレアンドロの作品で、通称レアンドロのプールと呼ばれています。プールを介して地上と地下で人が出会えるように見えるこの作品は、TwitterやFacebookなどのSNSで面白い現象として話題になりました。

ブルー・プラネット・スカイ(ジェームズ・タレル作)

1辺5.6mの正方形に天井が区切られている作品である、プルー・プラネット・スカイは無料の交流ゾーンあることもあって、多くのブログなどでも紹介されている人気の作品です。空を切り取るというコンセプトのこの作品からの写真は非常に見栄えが良く、SNSなどでも数多くの写真がアップされています。

雲を測る男(ヤン・ファーブル作)

美術館の屋根の上にある彫刻。何か非常に詞的な作品として、多くの人が注目しています。コンセプトはアメリカの映画から取られており、自由と死、労働と自然科学、そして何よりも「雲を測る」というその視点は、ギリシャ神話のシーシュポスを思い浮かべさせる作品といえるでしょう。

「金沢21世紀美術館」の見どころ3:コンセプトと建物

金沢21世紀美術館は、収蔵している美術品や展示物だけでなく、この美術館が作られたコンセプトや建築物の面白さも注目の的となっています。

美術館のテーマ

金沢21世紀美術館は「新しい文化の創造」と「新たなまちの賑わいの創出」の2つを目的として開設されており、特に新しい時代のアート振興に力を入れている美術館です。それは、現代アートやコンセプチュアルアート、インスタレーションなどをふんだんに利用している姿勢からも伝わってきます。

他にも4つのサブテーマを持ち、美術館と町の共生も目的としています。この4つのサブテーマとは、「世界の「現在(いま)」とともに生きる美術館」「まちに活き、市民とつくる、参画交流型の美術館」「地域の伝統を未来につなげ、世界に開く美術館」「こどもたちとともに、成長する美術館」であり、地域と未来のための美術館という姿勢が分かるでしょう。

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■美術館のテーマ

建物のコンセプト

元々美術館は、様々なコンセプトに基づいて美術館そのものを作っています。これは、美術館自体が美術品を収蔵・展示するためのものではなく、むしろその美術品の価値を高めるための空間であるとされているからです。

金沢21世紀美術館もそうした流れに逆らうことなく、独特のコンセプトを打ち出しています。それが「まちに開かれた公園のような美術館」という建築コンセプトであり、誰もがいつでもどんな場面でも活用でき、そしてその人の人生の記憶に残る様な美術館を目指しているのです。

サブテーマとして「多方向性=開かれた円形デザイン」「水平性=街のような広がりを生み出す、各施設の並置」「透明性=出会いと開放感の演出」の3つが打ちたてられており、施設全体が1階部分のみで出来上がっていることや、ガラスを多く活用し透明性と開放感を生み出すようなつくりになっているのも、こうしたテーマに沿った試みとなっています。

ぜひ、こうした建物の作り自体にも注目してみてください。

ロゴマーク

金沢21世紀美術館の建築テーマや建物のコンセプトなどはそのままロゴマークにも表れています。特に、外側に開かれ決められた入口の無い開放された美術館というイメージが体現されているといっても過言ではありません。そしてシンプルで様々な活用が考えられる金沢21世紀美術館のロゴマークは、様々に活用されその中で意味を見出されるように予め予定されているデザインです。こうした、一種の遊びとも言える細部まで細やかに配慮されているのも、金沢21世紀美術館の禿頭といえるでしょう。

「金沢21世紀美術館」施設紹介

金沢21世紀美術館には、食事の場所やカフェなども併設されています。

カフェレストラン "Fusion21"

まずはこちらのカフェレストラン、"Fusion21"。「美術館で第二の感動」がコンセプトのこちらのレストランは、鏡張りで自然光がたくさん入ってくる非常に明るいレストラン。

ワイワイと食べるのもよし、落ち着いて食べるのもよし、あるいはちょっとした休憩がてらのお茶どころとして使うのもよしといった、人気のあるレストランです。
メニューは、単品もあればブッフェも用意してあるため、お子さんでも気軽に入れるでしょう。定休日は月曜日なので、しっかり確認してくださいね。

茶室

続いて紹介するのは茶室。金沢21世紀美術館には茶室があります。加賀藩ゆかりの茶室として有名で、通常一般公開されているため、いつでものんびりとした時間を過ごすことができるでしょう。美術館で新しい美を堪能した後は、茶室で時代を超えた悠久の美を味わうというコースは贅沢すぎるかもしれませんね。

ミュージアムショップ

美術館に来たらきれいなカタログや写真集は欲しくなりませんか。金沢21世紀美術館の良さを詰め合わせたお土産が買えるのが、このミュージアムショップ。1階と2階に分かれており、カタログやフォトカードなどの美術館ならではの商品があるのが1階、特別展などの期間ごとに様々な物品を扱っているのが2階です。

アートライブラリー

美術館にある美術品についてより詳しく知ってみたい。そんな人のために、金沢21世紀美術館には一種の図書館のような勉強スペースが設けられています。金沢21世紀美術館の展示物の多くは現代アート。現代アートはコンセプチュアル・インスタレーションでかつ象徴的なものが多いので、勉強することでよりアートを楽しめるという特徴があります。ただ美しいだけではない、不思議な広がりに出会うことができるかも。

■ 託児室とキッズスタジオ

子供連れでも美術館に訪れることができるような配慮がなされています。託児所は、事前に予約すれば、美術館の敷地外で買い物などをしても大丈夫。キッズスタジオは、開放時間や日にちは決められていますが、親子で楽しめるイベントが随時行われています。いろんな意味で配慮された美術館といえるでしょう。

「金沢21世紀美術館」へのアクセス

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金沢21世紀美術館は、JR金沢駅からバスを使うのがおすすめです。このバスは路線バス・城下まち金沢周遊バス・兼六園シャトルと、土日祝日のみ運行しているまちバスの4つが整備されています。特に周遊バスは、少し時間がかかりますが、金沢の観光名所をゆっくりと回ってくれるためお得でのんびりとした旅行を楽しむことができるでしょう。
小松空港からはまずはバスで金沢駅まで出てきてください。そこからバスなどを活用するのが上手いやり方です。
車の場合は、北陸自動車道から。金沢西IC・金沢東IC・金沢森本ICのそれぞれから20~25分ほどとどのICを活用してもあまり時間的には変わりません。

「金沢21世紀美術館」の周辺観光情報

金沢21世紀美術館にいったら、ついでに訪れたいスポットを3つ紹介します。

■兼六園

江戸時代の代表的な庭園で日本三名園の1つとして非常に有名なのがこの兼六園。園内には池や滝、そして四季折々の花々がちりばめられており、散策スポットとしても多くの人で賑わっています。日本最古の噴水など見るべきポイントがたくさんある名園です。加賀百万石の粋を今日に伝える重要スポットといえるでしょう。

■金沢城公園

加賀藩の藩主、前田家の主城として機能していた金沢城は現在では公園として解放されています。貴重な動植物などもおり、多種多様な石垣として有名で、多くの人々をひきつける、金沢随一の観光スポットとなっています。四季のイベントも豊富にあるため、ぜひ金沢に遊びに来る折には確認してみるといいでしょう。

「金沢21世紀美術館」のまとめ

市民に開かれた美術館、それが金沢21世紀美術館です。現代アートの収蔵やその展示だけでなく、市民のコミュニティの中心としても支持されている非常に珍しくまた価値の大きい美術館といえるでしょう。多くの人に愛されている美術館へ、金沢観光へ訪れた際はぜひ足を運んでみてください。

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