【ロシア】まるで童話の世界！ 60匹の猫が住む「エルミタージュ美術館」

更新日: 2024年4月27日

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エルミタージュ美術館とは？

エルミタージュ美術館は、ロシアのサンクトペテルブルクにある国立美術館です。大英博物館、ルーブル美術館と並び、世界三大博物館と言われています。

そんなエルミタージュ美術館を構成するのは、「小エルミタージュ」「旧エルミタージュ」「新エルミタージュ」「エルミタージュ劇場」、そして「冬宮」の5つの建物。中でも、現在本館になっている冬宮は、ロシア帝国ロマノフ朝時代の王宮です。

豪華な王宮が美術館となっているのも、その歴史に秘密があります。エルミタージュ美術館の始まりは、ロシア女帝エカテリーナ2世が王宮内につくった、個人的な美術コレクションの鑑賞スペース。コレクションが増える度に建物も増築され、最終的には国立の美術館として一般公開されるようになったそうです。

そのため、展示品はもとより、建物自体も歴史的、芸術的価値が高く、世界遺産にも登録されるほどなんです。

おとぎ話に出てきそうなほど美しい館内

もともと宮殿だった建物は、当時の面影を感じさせる、豪華で優美なつくりになっています。外観も内装も、まるでおとぎ話に出てくる宮殿のように美しいので、展示品と合わせてじっくり見ておきたいものです。

こちらはメインエントランス。
入り口からまるで宮殿のような雰囲気が漂っていますね。

展示品に負けないくらい、展示室自体も美しいです。

エルミタージュ美術館には猫がいる?!

エルミタージュ美術館は、世界遺産にも登録される歴史ある美術館ですが、館内にはなんと60匹以上の野良猫がいるんです！

猫たちの正体は、実はエルミタージュ美術館の警備員。グループに分かれて、それぞれ特定の場所でネズミなどから展示品を守る警備活動をしています。

その歴史は美術館同様かなり古く、 1745年エカテリーナ女王の頃に遡ります。その後もロシア帝国のさまざまな歴史変動に揉まれながらも、猫たちはずっと、エルミタージュ美術館の貴重な展示品を守ってきたのですね。

みんなに愛されるエルミタージュの猫

エルミタージュ美術館の猫たちは、美術館の職員はもちろん、サンクトペテルブルク市民の皆に愛される存在です。美術館の従業員たちは猫たち全員の名前を覚えていますし、猫たちのエサはすべて市民たちからの寄付で成り立っています。街の人たち皆から愛されるエルミタージュの猫たちには、サンクトペテルブルグに行ったら必ず会っておきたいですね♪

1年で1番盛り上がる?! エルミタージュの猫の日

いつ訪れても楽しめるエルミタージュ美術館ですが、少し違った雰囲気を楽しめるのが「エルミタージュの猫の日」です。毎年春に訪れるこの日には、猫たちに敬意を表すさまざまなイベントが開かれます。

ゲームやコンテスト、展示会のほか、普段は立ち入ることができない猫たちが暮らす地下の見学ツアーなど、エルミタージュ美術館が一年で一番盛り上がる日と言っても過言ではありません！もし機会があるなら、ぜひこの日にエルミタージュ美術館に訪れてみたいものですね。

エルミタージュ国立美術館

ロシア / サンクトペテルブルク

: 38 Palace Embankment, Saint Petersburg, 191186

: 10:30〜18:00、日祝1030〜17:00

いかがでしたでしょうか？まるで宮殿のような美しいエルミタージュ美術館。しかもカワイイ猫たちがたくさん住んでいるなんて、童話の世界のような場所ですよね♪ ぜひその豪華な建物と、数々の貴重な展示品、そして猫たちに会いに行ってみてくださいね。

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