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【茨城】真っ赤なコキアの絨毯が広がる絶景! ひたち海浜公園「みはらしの丘」

紅葉シーズン真っ盛りの秋。身近な場所の紅葉で秋を感じたり、お気に入りの決まったところへモミジ狩りに行ったり、また旅行がてら遠方へ紅葉を楽しみに行く方もいることでしょう。でも、今回ご紹介するのは足もと一面に真っ赤な絨毯が広がるという、ちょっと変わった珍しい紅葉です。見渡す限り、真っ赤に彩られるその眺めはまさに絶景。足元に広がる紅葉とは? その絶景を楽しむことのできる場所と眺めを見てみましょう。

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更新日: 2023年11月21日

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「ひたち海浜公園」みはらしの丘

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「国営ひたち海浜公園」は茨城県ひたちなか市にある国営公園で、現在公園として利用されているのは全体の半分ほどですが、その総面積は東京ディズニーランドの約5倍にあたる350ヘクタールにも及びます。

園内には阿字ヶ浦が一望できる「砂丘エリア」、大観覧車や林間ジェットコースターなどのアトラクションのある「プレジャーガーデン」などいくつかのエリアがありますが、茨城県内でも花の名所として名高い「みはらしエリア」の「みはらしの丘」は、ひたちなか市内でもっとも標高の高い絶景スポットです。

真っ赤な絨毯の正体は

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実はこの真っ赤な絨毯の正体は「コキア」というヒユ科バッシア属の一年草で、「ホウキグサ(箒草)」とも呼ばれます。

昔は茎を乾燥させたものを束ねてホウキとして利用されていたり、成熟果実は「畑のキャビア」と呼ばれ、秋田県の郷土料理「とんぶり」の材料となるんです。秋になると茎もすべて真っ赤に紅葉するため、「みはらしの丘」は見渡す限り赤いじゅうたんが広がる絶景となります。

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春は真っ青に?

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実はこちらの「みはらしの丘」は、春は「ネモフィラ」が辺り一面を真っ青に染める幻想的な景色でも有名です。「瑠璃唐草」とも呼ばれる青紫色の小さなかわいらしい花が、4月下旬から5月中旬にかけて丘を覆い尽くすように咲きます。

春の柔らかな色の空と溶け合う一体化したような眺めが話題となって、ゴールデンウィークには多くの人が訪れます。そして秋に向かって「コキア」の色が変化するグラデーションの美しさも見逃せません。

鮮やかな緑から優しい赤へ

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Burningbush / Kochia scoparia / 箒木(ホウキギ)

夏の「コキア」は真っ青な空と真っ白な入道雲によく映える鮮やかな緑。モコモコとした苔玉のような形がかわいらしいですね。「みはらしの丘」からは園内や太平洋も一望することができるので、とても爽やかな眺めです。

そして季節が秋に移り変わっていくに連れて、「コキア」の紅葉が始まります。徐々に赤く変化していくその色合いは、緑と赤のグラデーションがとても優しい何とも言えない美しさです。

見ごろは10月中旬

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「コキア」が真っ赤に紅葉して「みはらしの丘」を真っ赤な絨毯に変える見ごろは、10月中旬です。2015年は3万2千本が植栽され、9月19日(土)~10月18日(日)は「きて、みて、さわって コキアカーニバル」が開催され、おいしいものが食べられたり各種イベントも行われました。

見ごろに行けばこんな光景も

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「コキア」が真っ赤に紅葉する見ごろは10月中旬ですが、その見ごろに訪れると白やピンク、薄紅など色とりどりに咲き乱れるコスモスと「コキア」の絨毯を同時に見ることのできるという、感動的な秋の絶景に出会うことができます。ふんわりと優しく揺れるコスモスと、目の覚めるような鮮やかな赤に染まった「コキア」のコントラストはため息の出るような美しさです。

国営ひたち海浜公園

茨城県ひたちなか市馬渡字大沼605-4
029-265-9001(ひたち公園管理センター)
【2015年度開園時間】3月1日~7月20日、9月1日~10月31日は9:30~17:00、7月21日~8月31日は9:30~18:00、11月1日~2月28日は9:30~16:30
月曜(祝日の場合は翌火曜)、12月31日、1月1日、2月の第1火曜日からその週の金曜日まで
一般(15歳以上)410円、65歳以上210円、小・中学生80円、6歳未満無料
http://hitachikaihin.jp/

いかがでしたか? 高く澄んだ秋の空に、真っ赤に映える「コキア」の絨毯。他ではなかなか見ることのできない珍しい紅葉の眺めです。しっとりと落ち着いたモミジ狩りも良いですが、真っ赤に染まった絶景の中を散策できる、ひたち海浜公園の「みはらしの丘」をぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。

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