茨城県は、東に長さ190kmも続く美しい海岸、内陸には緑豊かな山々など豊富な自然に囲まれた観光スポット満載の地です。もはや定番の人気観光地「国営ひたち海浜公園」や「袋田滝」、また国内2位の面積を誇る「霞ヶ浦」の湖などが有名です。その他にも、「鹿島神宮」などを代表とする歴史的建造物や、最先端の技術を体感できる「JAXA筑波宇宙センター」、特産品・工芸品作り体験など見どころが盛りだくさんです。年間を通して多彩なイベントも行われており、さくら祭りや花火大会、イルミネーションなど、どのシーズンでも楽しめるのが魅力のひとつでもあります。そんな茨城県で行っておきたい定番の観光スポットを紹介します。ぜひ、茨城へ訪れる際は、参考にしてみてください。
阿見東ICから車で3分。高速道路から見える迫力満点の牛久大仏の正式名称は、牛久阿弥陀大仏。高さは120mあり、青銅製立像の中では世界一高い仏像です。胎内には写経体験ができる広間の他、大仏様の胸部には展望台があり、地上85mからの景色が楽しめます。園内には浄土式庭園である本願荘厳の庭や猿のショーや小動物との触れ合えるふれあいガーデンテラスなどもあります。
「西の富士、東の筑波」とも言われている筑波山。夕陽に照らされると山肌が紫色に見える山「紫峰」とも呼ばれています。男体山と女体山の2つの頂があり、ケーブルカーやロープウェーを利用して上ることが可能。山全体が筑波山神社の境内として取り扱われることから、信仰の山として昔から多くの人々に親しまれてきました。年間通して登山やハイキングが楽しめる山としても人気です。
筑波スカイラインの終点にある標高542mのつつじヶ丘駅と、標高877mの女体山駅とを繋ぐ、筑波山ロープウェイ。ゴンドラの大きな窓から、四季折々の自然の景色や関東平野の街並みを見ながら約6分の空中散歩が楽しめます。冬の期間のみ夜間営業も行われており、澄み渡った空気の中で関東平野の壮大な夜景が見られます。
約3,000年もの歴史を有する筑波山神社。関東の霊峰である筑波山を御神体とし、境内は山の中腹となる海抜270mの場所にあります。御祭神は二神で、男体山山頂に筑波男大神(伊弉諾尊(いざなぎのみこと))、東側の女体山山頂には筑波女大神(伊弉冊尊(いざなみのみこと))が祀られています。御神徳は縁結びや夫婦和合、開拓や交通安全、厄除けなどです。
90犬種500頭以上の犬に出会える、つくばわんわんランド。いろいろな犬と触れ合える広場や生まれたばかりの犬が見られる展示館、そして日頃訓練された犬たちによるステージショーや白熱のレースなどが楽しめます。そして、たくさんの猫がいる猫ハウスも。高さ11m・世界最大級の木造犬展望台や大型遊具が設置されている広場もあり、子供も遊び回れるスポットです。
自然樹林や洞峰沼を活用して生まれた、研究学園都市ならではの公園。つくば市内に20haも有する総合公園で、ソーラーシステムを利用した温水プールや体育館、テニスコートなどのスポーツ施設があります。敷地内は豊かな緑が溢れており、散策をするのにぴったり。洞峰沼周辺には整備されたウォーキング・ジョギングコースや、景観を見ながら一息つけるカフェもあります。
1985年につくば市で開催された科学万博の跡地に作られた公園。シンボル的存在として有名なのは、見る角度によってニュートン、ガリレイ、アルキメデス、エジソンの4人の科学者の顔が浮かび上がる「科学の門」というもの。園内には広々とした芝生広場や散策やジョギングが楽しめるぽっちゃん池、イチョウ並木や桜並木などがあり、自然の中でのんびり過ごすのにおすすめの場所です。
金沢の兼六園、岡山の後楽園と並び、日本三名園の一つに数えられている偕楽園。江戸時代、水戸藩の第9代藩主であった徳川斉昭が造園したもので、陰と陽の世界観を表した作りになっていると言われています。園内には柿葺きの好文亭などの建築物や孟宗竹が1,000本以上植えられている竹林、約100品種3,000本も植えられている梅の木々など、見どころ満載です。
水戸市制100周年を記念し、1990年に開館した水戸芸術館。クラシック音楽演奏に適した設備を有するコンサートホールATM、どの席からも演者の表情が楽しめるように設計されたACM劇場、そして9つの展示室がある現代美術ギャラリーと、3部門それぞれの施設を有しています。展望室もある高さ100mのシンボルタワーやミュージアムショップ、レストランやカフェもあります。
英国法人が設計を行い、建材は英国から輸入するなどした本格的な英国式の庭園。園内には英国式の建物やたくさんの花が咲き乱れる「秘密の花苑」や「フォリー」と呼ばれる英国風の立派な門など、ここでしか見られない景色や建造物が点在しています。映画「テルマエ・ロマエ」のロケ地としても知られており、まるで海外旅行をしているかのような気分が味わえます。
水戸市北西部にある、水戸市森林公園。143haもの広大な敷地を有し、アカマツ林やミズバショウ群生地、湧水や溜池など、豊かな自然に触れられます。リアルな恐竜の実物大遊具がたくさんある広場や、放牧されているヤギがいるふれあい牧場、そしてそば打ちや豆腐作りなどの体験イベントが実施される森の交流センターなどがあり、様々な楽しみ方ができる公園です。
偕楽園のすぐそばにある、ひょうたんの形をした周囲約3kmの湖。湖畔にある園路は整備されており、ウォーキングやジョギングを楽しむ人がたくさん訪れ、市民憩いの場となっています。湖の周辺には白鳥や黒鳥など様々な種類の野鳥が生息していることでも有名。まるで湖の上にいるかのような感覚が味わえる親水デッキもあります。
国内最大級規模の土の城、水戸城。鎌倉時代に馬場氏が建てた館が由来となっており、江戸氏、佐竹氏、徳川氏と城主が移り変わってきました。1609年の火災や1945年の戦災によって多くを焼失しましたが、土塁や堀、藩校弘道館や薬医門は現存。現在は整備計画が進められており、2020年には土塁に立てられた城門として日本最大級と言われる大手門が復元完成しました。
茨城県の歴史に関する資料が保存・展示されている茨城県立歴史館。博物館と文書館の機能を併せ持っており、美術工芸品だけでなく古文書なども多く収蔵されています。広大な敷地の中には移築された直屋型の農家建築や明治時代に建築された洋風の小学校、イチョウ並木をはじめとする木々が生い茂っており、散策も楽しめます。
市民憩いの場として親しまれている、千波湖を中心とした世界有数の広さを誇る都市公園です。大型遊具が設置されているレクリエーション広場や、待ち合わせ場所として使用されることもある徳川光圀公(水戸黄門)像、カフェなどがあります。貸しボートやレンタサイクルなどもあるので、大人も様々なアクティビティが楽しめます。
水戸藩の第9代藩主であった徳川斉昭が創設した、日本最大の規模を誇る藩校。剣術や槍術などの武芸だけでなく、儒学や天文学、医学や製薬学なども実施されており、まさに江戸時代の総合大学とも呼べる教育機関でした。正門、正庁、至善堂は国の重要文化財、旧弘道館は国の特別史跡に指定されています。約60種800本の梅の木が植えられており、偕楽園と並ぶ梅の名所でもあります。
水戸市にある茨城県庁は、25階建て。その最上階・地上約100mの所に展望ロビーがあります。関東平野を一望でき、天候が良い日は牛久の大仏や太平洋まで見渡せます。展望ロビーには天井までガラス張りの開放感抜群のカフェがあり、物販コーナーやテイクアウトコーナーも併設。午後10時まで営業しているので夜景が楽しめます。
香取市の香取神宮、神栖市の息栖神社と共に東国三社と呼ばれている鹿島神宮。武の神として信仰を集める武甕槌大神(たけみかづちのおおかみ)が御祭神で、創建は紀元前660年と言われる由緒ある神社です。東京ドーム15個分もある境内には、神の使いとされる鹿がいる鹿園や水底一面を見渡せるほど透き通った湧水の池・御手洗池などがあるので、散策するのもおすすめです。
阿見東IC直結で、アクセス抜群のアウトレットモール。国内外のブランドショップが約150店舗並んでおり、お得な価格でショッピングが楽しめます。周囲は緑に囲まれ、アメリカ西海岸をイメージして作られた開放的な雰囲気。子供向け遊具が設置されたプレイグラウンドや飲食店も充実しているので、家族で一日中過ごせるスポットです。
四季折々の花が一面に広がる美しい景色が人気を集めている、国営ひたち海浜公園。特に必見なのは、春に咲くネモフィラと秋に紅葉を迎えるネモフィラです。東京ドーム約43個分もの広い敷地内には、サイクリングコースやバーベキュー広場、大型遊具のあるエリア、25種類以上のアトラクションが楽しめる遊園地などがあり、何度訪れても楽しめるスポットです。
856年創建の歴史ある神社。御祭神は福の神様として知られる大己貴命・少彦名命の2柱で、家内安全や海上交通の守り神と信仰されてきました。神が降り立ったと言われる地に作られた神磯の鳥居は、海の中にある岩礁の上。荒々しい波が打ち付ける中にそびえ立つ鳥居の姿は、まさに絶景。境内には大洗海洋博物館もあり、港町である大洗の歴史と海の生物について学べます。
サメの飼育種類数は57種類と日本一を誇る水族館。日本最大級のマンボウ専用水槽や80種20,000匹の魚が泳ぐ大水槽など、見どころ満載です。中でも人気を集めているのは、イルカ・アシカオーシャンライブ。ガラス張りの海をバックに、イルカやアシカの迫力満点のショーが見られます。子供も楽しめるような工夫が随所にされており、家族で訪れるのにもおすすめのスポットです。
大洗港に隣接する、高さ60mのタワー。展望室は高さ55mの所にあり、太平洋の大海原や天候の良い日には富士山や筑波山などが見られるという360°のパノラマ絶景が楽しめます。通常営業中は夜景も楽しめるので、デートにもピッタリのスポット。1階にはマリンシアターやお土産コーナー、高さ50mの2階には喫茶店もあります。
大洗磯前神社の鳥居の一つである、神磯の鳥居。神社の御祭神2柱が降り立ったとされる神聖な場所、海の中にある岩礁の上にあります。鳥居越しに見る朝日が特に絶景だと有名ですが、夕陽が沈む景色や月の光に照らされる景色、そして荒天時の荒々しい波が鳥居へ打ち付ける景色も見逃せません。神社への参拝と合わせて立ち寄りたいスポットです。
日本三名瀑の一つにあげられる、袋田の滝。高さ120m幅73mの巨大な滝で、4段に分かれて流れ落ちることから「四度(よど)の滝」とも言われています。季節によって見られる景色が大きく異なり、冬には滝全体が白く凍結する氷瀑へと変わります。11月から1月は滝がライトアップされ、日中とはまた違った趣ある景色が楽しめます。
奥久慈県立自然公園内にある、日本最大級の歩行者専用吊り橋。竜神ダム湖の上にかかっており、全長375m、水面からの高さは約100mもあります。橋の途中には3か所ののぞき窓があり、スリル満点の体験も可能。橋の上からは自然が織りなす四季折々の大パノラマが楽しめ、吊り橋のスリルと絶景とで非日常体験が満喫できます。
日本最強のパワースポットとの呼び名もある御岩神社。古くから信仰の山とされてきた御岩山にある神社で、神仏の習合色が色濃く残る「神仏を祀る唯一の社」でもあります。御祭神は国之常立神、大国主神、伊邪那岐神や伊邪那美神など22柱、そして御岩山総祭神としては188柱を祀っているため、この神社へ参拝するだけでほぼすべての日本の神様へお参りすることが可能です。
茨城県中部に位置し、黄門様で有名な水戸市。調布から130kmの場所にあり、都心から気軽に出かけることができます。宿泊施設も豊富で、日帰りの家族旅行やデートにぴったりの街です。日本三名園の偕楽園(かいらくえん)や、桜の名所の千波湖、歴史ファンにはたまらない徳川ミュージアム、アジサイが美しい水戸八幡宮、幻想的な紅葉のライトアップを見られる水戸東照宮など、大人から子どもまで楽しめるスポットばかり。納豆とんかつ、水戸藩ラーメン、スタミナラーメンなどのソウルフードもたくさんあるのでたっぷり楽しむことができます。水戸市に出かけたら一度は行っておきたい定番の観光地を5か所紹介します。
北関東最大級の規模を誇る茨城県の大洗海岸には、海にちなんだ施設や観光スポットがたくさんあります。美しい夕日が見られると評判の砂浜は、夏は多くの海水浴客やサーファーたちでにぎわいます。さまざまな海の生き物たちに出会えるアクアワールド大洗水族館、関東で唯一の明太子テーマパーク「めんたいパーク大洗」、全面ガラス張りでデートスポットとしても最適な「大洗マリンタワー」など、海岸の町らしい施設が盛りだくさんです。ほかにも、潮風に吹かれながら買い物を楽しめる「大洗リゾートアウトレット」など、年齢性別を問わず興味をそそられるスポットにあふれています。大洗を訪れる前に知っておきたい、おすすめ観光スポットを10か所紹介します。
茨城県南部に位置しており、つくばエクスプレスの開通により都心から1時間足らずでアクセスできるようになったつくば市。人工衛星やロケットに触れることができるJAXAの施設、筑波宇宙センターをはじめ、プラネタリウムつくばエキスポセンター、遺跡のライトアップ平沢官衙遺跡など、知的好奇心を満たしてくれる場所がたくさんあります。登山で有名な筑波山や、広大な敷地で約3000種を栽培している植物筑波実験植物園など、自然に触れ合うこともできます。学習意欲を刺激されるスポットに、足を運んでみませんか。研究学園都市として成長を続ける、つくばの定番観光地5選を紹介します。
A茨城への交通手段は、飛行機、電車、バスなどが一般的です。東京駅から水戸駅までは、特急電車を利用して約1時間13分でアクセスすることができます。また、高速バス利用で東京駅からつくば駅までは、約1時間5分でアクセスが可能です。大阪から茨城へは、飛行機を利用して約1時間8分のフライトでアクセスが可能になっています。
A茨城旅行の費用は、出発地や宿泊日数、宿泊するホテル、訪れるシーズンなどによって大きく異なります。東京発で鉄道利用、1泊2日の水戸旅行のフリープランの格安ツアーならば、7,000円から用意されています。これに観光費用と食事代、お土産代などをプラスして20,000円ほどが必要と考えておくと良いでしょう。
A茨城旅行は、観光目的であれば、1泊2日で楽しむ人が多いようです。自然豊かな景色を楽しめるスポット、ゴルフや海水浴などのレジャーを楽しめるスポット、歴史スポットなどがあり、目的に合わせて日数を考えるのもおすすめ。ゴルフなどをしてリゾートを楽しみたいのであれば、2泊や3泊してゆっくりと過ごすのもおすすめです。
A茨城は、四季を通じて観光を楽しむことができる場所です。春や秋の気候の良い季節には、歴史スポットや自然スポット巡りを楽しむことができ、暑い夏は海水浴を楽しむことができます。また、冬には、アンコウ鍋のシーズンを迎え、美味しい海鮮グルメを楽しむのに最適。目的に合わせて訪れるシーズンを選ぶのがおすすめです。
A茨城で比較的人が少ないシーズンは、冬休みが終わった1月中旬から2月や梅雨の6月頃です。1月中旬から2月は、アンコウ鍋のシーズンになっており、アンコウ鍋や、どぶ汁などを味わうことができます。また、アンコウ以外にも牡蠣などの海鮮が美味しい季節なので、グルメ目的であれば大変おすすめです。温泉などと合わせて、ゆっくりと満喫することができますよ。
A茨城の観光スポットといえば、外すことができないのが、日本三大名園のひとつである水戸の偕楽園。また、古くは万葉集にも読まれている筑波山や大洗海岸などの自然の美しいスポットもそろっています。さらに、美しい海と四季折々の花々の景色を楽しむことができるひたち海浜公園も人気の観光スポットのひとつになっています。
A茨城への旅行は、基本的には東京などと変わらない服装で訪れることができます。北関東に位置していますが、太平洋沿岸特有の穏やかな気候で、冬でも雪が積もることはほとんどありません。自然の中などの散策を楽しむのであれば、履きなれた靴と動きやすい服装で訪れるのがおすすめです。筑波山は山といっても険しい登山ではないため、ハイキングの服装で十分です。
A茨城旅行では、特に必要な持ち物などはありませんが、梅雨の時期などに訪れるのであれば折り畳み傘などの雨具を用意していくのがおすすめです。また、茨城には、海はもちろんのこと、川や湖なども合わせて人気の釣りスポットも多いので、釣りが好きな人ならば、釣りのための道具などを持っていくとより楽しむことができますよ。
A茨城の名物グルメといえば、全国的に有名な水戸納豆や干し芋があります。その他にも、メロンをはじめとするフルーツや野菜などの農産物、常陸牛などの畜産物、新鮮な海鮮まで食の宝庫になっています。米どころでもあり、地酒も楽しむことができます。また、冬の時期には、アンコウ鍋やどぶ汁が人気で、全国から多くの人が訪れています。
A茨城では、コロナウイルス感染症拡大防止対策を徹底しています。観光スポットでは、密を避けるために、人数制限をおこなわれていたり、飲食店では営業時間短縮がおこなわれています。事前にホームページなどで確認してから訪れるのがおすすめです。マスク着用やアルコール消毒の徹底、会話を控えめにするなどして安全に旅行を楽しむようにしましょう。