【茨城】大洗磯前神社へ参拝に行こう！神々しい日の出が拝めるアニメの聖地

856年に神が降臨し建立された大洗磯前神社を紹介！

文徳実録という記録によると、856年に大己貴命と少彦名命が降臨したことにより大洗磯前神社が建設されたといわれています。かつての兵乱でことごとく焼失してしまいましたが、1730年に現在の場所に再興されたというのがこちらの神社の概要です。江戸初期の建築様式を伝える貴重な建造物であり、県指定の文化財となっています。

街に立つ大きな鳥居はかつての境内の入口の目印だった

大洗磯前神社には鳥居がふたつあり、一の鳥居は県道をまたぐようにして立っています。この鳥居の概要としては、以前の木造の鳥居の老朽化が激しく、それを見た千葉市の医師が鳥居再建に尽力しました。鳥居の設計には著名な設計士も参加しており、1963年に完成し高さ15.6メートル、笠木の長さは約22.5メートルもある立派な鳥居となりました。

海へ向く鳥居は社殿への入口に

大洗磯前神社の二つあるうちの鳥居である、二の鳥居の概要は海に向かって構える第二の鳥居となっています。二の鳥居は境内の入り口に建っており、鳥居の向こう側に見える急な階段が印象的な風景です。この階段をのぼった先には、神門や拝殿があります。白い二の鳥居の奥には木が茂り、新緑の季節にはとくに緑とのコントラストが映える場所です。

岩礁に立つ真っ白の鳥居、ここへご神体が降臨された

大洗磯前神社の神磯の鳥居は、海上の岩の上に鳥居が建てられています。お天気のいい日には鳥居の間から朝日を見ることもできる、ご来光スポットでもありますし、日本で屈指の絶景スポットと言われています。またこの絶景は現代だけのものではなく、あの水戸光圀もここで絶景に感動し荒波と岩、そしてそこから見える月を題材にした短歌を詠んでいます。

きめ細やかな彫刻と鮮やかな色合いの本殿は文化財に指定されている

大洗磯前神社は美しい建物であることも有名で、随神門は大洗町の文化財に指定されています。そしてさらに拝殿は入母屋造り、本殿は一間社流造りとなっており、社殿の彫刻とともに江戸時代の初期の建築様式を垣間見ることができる貴重な建物。こちらは茨城県の重要文化財に指定されています。古い時代に思いを馳せることができるとても趣深い場所です。

神磯の鳥居からの初日の出は、宮司や神職が参拝する大変ありがたいもの

大洗磯前神社の神磯の鳥居は絶景を見られるスポットとしてだけでなく、ご来光スポットとしてもよく知られています。海岸が真東を向いているため、鳥居の間から美しい朝日を見られます。海と鳥居、朝日が重なって見られる光景は絶景です。そして初日の出はやはり特別で毎年元旦には、太平洋にのぼる初日の出に奉拝するそうです。

アニメ「ガールズ パンツァー」の舞台としてファンの聖地に

大洗はアニメのガールズパンツァーの舞台となっており、大洗磯前神社もアニメのなかに登場するためファンの間では聖地として有名。そのため聖地巡礼として参拝を楽しむ若い世代も増えています。神社内の絵馬にもアニメに関連したものがあるため、参拝だけでなくファンの集いを楽しむことができるファンにとっては最高の場所です。

大洗磯前神社にある「軍艦那珂の忠霊碑」も聖地になっている！？

大洗磯前神社には、軍艦那珂の忠霊碑があり、人気ゲームである艦隊これくしょんのファンの間では、これが那珂ちゃんのお墓と呼ばれており広く知られています。そのためゲームの関係者や全国各地からファンが訪れる聖地になっています。忠霊碑は拝殿から駐車場に向かう道の途中にあり、細かく軍艦の姿も石碑に刻まれているためファンでなくても一見の価値ありです。