サンタ・クローチェ教会周辺旅行のポイント
どんな街?
サンタク・ローチェ教会のあるフィレンツェはイタリア・トスカーナ州の州都。美術館やルネサンス様式の歴史的建造物などが建ち並ぶ、“芸術の都”として世界的に知られています。町自体はこぢんまりしており見どころが凝縮しているので、観光しやすいのも魅力の1つです。
見所は?
フィレンツェのランドマークと言えば、サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂(ドゥオーモ)です。ルネサンス様式の荘厳なファサードはもちろん、ドーム内部の天井画は圧巻。世界遺産「フィレンツェ歴史地区」にも含まれています。
おすすめのグルメ
フィレンツェの名物グルメは数々ありますが、中でもビステッカ・アラ・フィオレンティーナと呼ばれるTボーンステーキは定番です。炭火で焼き上げた肉を塩のみで味わうダイナミックな料理で、トスカーナ郷土料理の中でも人気となっています。
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サンタクローチェ教会周辺でおすすめの観光スポットを紹介!
■サンタ・クローチェ聖堂
サンタ・クロ―チェ聖堂は、フィレンツェの東側に位置するフィレンツェ最古の広場サンタ・クロ―チェ広場にある教会です。サンフランチェスコ派修道院付きの教会として建てられた、世界最大のサンフランシスコ会の教会です。1228年に現在の地に小さな建物が建てられたのがはじまり。現在の建物は1443年に完成したものです。手の込んだ圧巻の装飾が素晴らしいファサード(正面玄関)は、1863年に完成。
ミケランジェロやガリレオ・ガリレイ、マキャベリなどのイタリアの有名人の墓276基があることから「イタリアの栄光のパンテオン」とも呼ばれています。
■サンタクローチェ広場の噴水
サンタクローチェ広場の噴水は、サンタ・クロ―チェ広場のシンボル的存在です。1673年に芸術家であり建築家でもあるピエール・マリア・バルディによって設計されたもので、大きさもあり遠くからでも見つけることができます。白の大理石が施された噴水は、八角形の台座に円盤型の像が置かれた印象的な造形。ライオンの顔や貝殻型のボウルなどの装飾も見事です。
サンタ・クロ―チェの広場を囲むように大聖堂やレストラン、革製品の店や様々なショップが軒を連ねているので、周辺散策も合わせて楽しめます。大聖堂前の階段に腰かけ広場の噴水を眺めて一休みする人も多くいます。
■サンタクローチェオペラ博物館
サンタクローチェオペラ博物館は、サンタ・クロ―チェ聖堂の付属博物館です。アンドレア・オルカーニャの『最後の審判』(断面)、ドナッテロの『聖ルイ』、チマブーエの『磔刑像』などが展示されています。中でも外せないのが、タッデーオ・ガッディの『最後の晩餐』。かつて修道院の食堂だった空間に残る壁画です。18世紀から19世紀にかけて行われた宗教抑制によって、多くの教会同様に美術館へと転じたサンタ・クロ―チェ聖堂。唯一関係者しか立ち入れない食堂にのみイエスを描いた壁画を施したのです。
多くの画家によって描かれた『最後の晩餐』の中でも最も古い1334年頃描かれたものです。
サンタクローチェオペラ博物館
イタリア / フィレンツェ / サンタ・クローチェ教会周辺
- Piazza di Santa Croce 16, 50122, Florence, Italy
- +39 395 524 4619
美の宝庫!一度は行きたいヴァチカン美術館
イタリアを訪れたら必ず訪れたいのが世界遺産・バチカン市国のバチカン美術館です。
500年にもわたって歴代教皇によって収集された美術品が収蔵されているバチカン美術館。年代やテーマごとに展示された美術品は、絵画や彫刻、地図など多岐にわたります。大小合わせて25もの美術館・博物館群で構成されたバチカン美術館は、世界有数の規模を誇り短時間で見て周るのも至難の技。そんな美術品の中でも必見なのが、ミケランジェロの『最後の審判』のあるシスティーナ礼拝堂。長さ40mの天井には一面にミケランジェロが描いた巨大なフレスコ画もあります。
ピサの斜塔に登って傾きを体感!
ピサの斜塔は、1173年に着工され、高さ約55メートルの大理石で出来た八層の塔で、建築中に地盤が沈下し傾斜したまま工事が続けられたため完成したのは14世紀後半。現在も傾き続けており、南に70センチ程傾いています。ガリレオ・ガリレイが落下の実験を行ったという伝説もあり、今でもイタリアで1,2番目を争う観光名所となっています。ツアーによっては、ピサの斜塔にあがることができるものもあり、実際にその傾きを体感してみるのもおすすめです。
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■ダンテアリギエーリの記念碑
ダンテアリギエーリの記念碑は、サンタ・クロ―チェ聖堂内の右手にあります。ダンテアリギエーリは1300年代の詩人です。『神曲』は特に有名です。1829年に建てられました。多くのフォレンツェの著名人が眠るサンタ・クロ―チェ聖堂ですが、フィレンツェを永久追放されたダンテはラヴェンナで死去したためフレンツェに戻ることはありませんでした。そのためお墓の形をした記念碑が建てられたのです。空の棺の上に座っているのがダンテ、下で泣いているのが擬人化された「詩」と「イタリア」です。
広場にはダンテの記念像も建てられているので合わせて鑑賞するのがおすすめ。
■パッツィ礼拝堂
パッツィ礼拝堂は、サンタ・クロ―チェ聖堂の南側、「最初の回廊」にある礼拝堂です。メディチ家との抗争に敗れたことで知られるパッツィ家。この礼拝堂はパッツィ家が栄華を誇っていた14世紀に建設されたものです。外観は6つの柱とエレガントなポルティコ(屋根のあるポーチ)が印象的。ドーム型の屋根は内部から見上げると幾何学的な美しい装飾が施されています。礼拝堂によく見られる荘厳で重厚感ある装飾とは異なり、シンプルで洗練された雰囲気を醸し出しています。
後に処刑されてしまうパッツィケの末路を偲びつつ鑑賞すると、感慨深いです。
■カサブオナローティ
カサブオナローティは、西洋美術史上に多大な影響を与えたローマ出身のミケランジェロの家です。サンタクロ―チェ地区のアンギラーラ通りやギベッリーナ通りに計5軒の家を所有していたミケランジェロ。ミケランジェロの死後は子孫が棲んでいましたが、19世紀にはミケランジェロの美術館となりました。1600年代のミケランジェロのコレクションの他、考古学コレクションも豊富です。
ミケランジェロの出生と洗礼の証明書など、ミケランジェロの足跡をたどることのできる資料も展示されています。知る人ぞ知る美術館なので、いつも比較的すいていてゆっくり鑑賞できます。
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■ヴェルディ劇場
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ヴェルディ劇場
イタリア / フィレンツェ / サンタ・クローチェ教会周辺
- Via Ghibellina 99, 50122, Florence, Italy
- +39 055 212320
- 10:00 - 13:00, 16:00 - 19:00
■ホーン博物館
ホーン美術館は、サンタ・クロ―チェ聖堂近くにある美術館です。有名なウフィッツィ美術館のそばにありながら、ホーン美術館は知る人ぞ知るこじんまりした美術館です。15世紀末に建てられた建物は、建設当初はクロナカ設計の邸宅でした。20世紀になりこの3階建ての建物を買い取ったのがイギリス人の美術史家ハーバート・ホーン。最も有名な展示品といえば、ジオットの『聖ステファノ』です。
完成から500年以上たった今もなお鮮やかな色彩を留めています。1996年のフィレンツェの大洪水に遭った壁画も所蔵されています。作品に残る大洪水の爪痕は当時を偲ばせます。
■パルジェッロ国立博物館
パルジェッロ国立博物館は、シニョリーア広場から徒歩8分ほどの場所にある国立博物館です。元々13世紀に宮殿として建設された建物を1865年から博物館として使用していて、建物自体も見ごたえがある博物館として知られています。フィレンツェは芸術家の著名な作品が所蔵されているのが特徴です。
ミケランジェロの代表作である『バッカス像』や『聖母子像」、『ダヴィデ=アポロン像』、ヴェンベヌート・チェッリーニの『コジモ・デ・メディチ胸像』などそうそうたる作品が展示されています。フィレンツェの象徴とも言われるバルテッロの『ダビデ像』も迫力満点です。
パルジェッロ国立博物館
イタリア / フィレンツェ / サンタ・クローチェ教会周辺
- Via del Proconsolo 4, 50122, Florence, Italy
- +39 055 064 9440
- 日 - 土 8:15 - 17:00
フィレンツェの基本情報はこちら
日本とイタリアの時差
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イタリアの為替
※2024年4月27日の為替価格です
イタリアで英語は通じる?よく使うイタリア語も押さえよう!
イタリア人にとって、英語は日本人と同じで「勉強して身につける」言語で、誰もが英語を話せるわけではないのも日本と同じです。ただし、空港や駅、主な観光スポットやホテルでは英語で用が足せます。英語のパンフレットや地図なども手に入ります。観光客目当ての土産物屋やレストランでは、英語どころか簡単な日本語が通じたり日本語のパンフレットやメニューがあったりします。初心者の行動範囲であれば、英語で用を足せれば困ることはありません。とは言っても挨拶(Buon giorno)やお礼(Grazie!)、依頼(Per favore)、おいしい(Buono!)、素晴らしい(Bravo/Brava)くらいは口にできるようにしておいたほうが円滑なコミュニケーションがとれるでしょう。
実際どれくらいかかる? イタリア旅行の予算を解説
パッケージツアーでは、安い時期で20万円代、高い時期には60万円を越す場合もあるでしょう。飛行機やホテルのランクを上げれば100万円を越します。飛行機とホテルをインターネットで予約する場合は、時期やホテルのランクにこだわらず経由便でも構わなければ10万円代から20万円前半で手配できる場合もあります。直行便は割高です。ホテルを単独で手配する場合は、1泊の料金はスタンダードクラスで10,000~20,000円、スーペリアクラスで20,000~32,000円、デラックスクラスで32,000円~が目安です。そのほか、現地での交通費や観光スポットへの入場料、食費、お土産代などで1日あたり1万円から1万5千円くらいはみておいた方がよさそうです。
イタリアの治安は大丈夫?気をつけるべきエリアや治安
残念ながら日本と比べるとイタリアは治安がいいとは言えません。マフィアの闘争は映画の中の話で、日本人が巻き込まれることが多いのは、スリや置き引き、詐欺などです。現地の人より無防備な観光客を狙うので、ローマ、ナポリ、ミラノ、フィレンツェ、ベネチアなど有名な観光地での被害が多いです。荷物は身体から離さないことです。空港では置き引きやスリ、無認可のタクシーに注意して下さい。駅や地下鉄の車内は混雑している時間帯が危ないです。ナポリのような南イタリアの夜間は特に危険度が高いです。比較的安全といわれるフィレンツェでも夜間の一人歩きはやめましょう。昼間でもいかにも観光客、と言った行動は避けるようにして下さい。