【イタリア】トリエステ駅周辺の観光スポットおすすめ12選！ロマンティックな国へ

トリエステ駅周辺でおすすめの観光スポットを紹介！

■トリエステ中央駅

トリエステ中央駅は、オーストリア＝ハンガリー帝国の統治下にあった1857年に、1400km離れたリヴィウから、ウィーン、ショプロン、クラクフを通りトリエステを結ぶ鉄道が開通した際に開業しました。
当時のオーストリア皇帝であったフランチェスコ・ジュゼッペが列席し、7月27日に開設式が行われました。
1878年には建築学者Wilhelm von Flattichにより再建され、現在の駅舎の姿になりました。構内にはドラッグストア、スーパーマーケットなどの商業施設が入り、バールで軽食を楽しむことができます。

■サンサバのリシエラ市民博物館

アドリア海に面したイタリア北東部のトリエステは第一次世界大戦までオーストリア＝ハンガリー帝国の支配下にあったことから、その影響を受けた文化や歴史的な建造物が多く残る街です。
ご紹介するサンサバのリシエラ市民博物館（Civico Museo della Risiera di San Sabba）は、ナチスの占領時代（1943〜1945年）に使われていた強制収容所。元々米の精製工場であったこの建物内には焼却炉があり、1944年には3,000人を超える人々が犠牲になったと言われています。
現在この施設は博物館として一般公開されており、ナチスの行った悲惨な行為を伝えています。

■Kleine Berlin

Kleine Berlinは、イタリアのトリエステにある、第二次世界大戦時に使用された地下防空壕跡です。1943年にトリエステはアドリア海沿岸作戦地域の舞台となったこともあり、ドイツ軍によって多数の軍事防衛施設が整備されました。
この防空壕は主にトリエステの裁判所地域で生活する兵士や市民従業員を守るために建設されました。この防空壕はイタリア側によって建設されたエリアとドイツ側によって建設されたエリアの2つが統合された造りとなっており、異なる構造を見学することが可能です。現在は戦争の歴史を伝える見学施設となっており、観光客はトンネル内やシェルター部分などを見学することができます。

■ファロデッラヴィットリア

ファロデッラヴィットリアは、イタリアのトリエステにある建築作品です。トリエステ湾の近くに広がる集落に位置しており、別名で勝利の灯台とも呼ばれています。高さは約68メートルとなっており、世界でも有数の巨大な高さを誇る灯台のひとつとされています。
この灯台はトリエステの彫刻家であるアルジュリオ・ベラームによって設計されたものであり、1918年の戦争の終結に合わせて建造されました。完成したのは1927年で、ヴィットリオエマヌエーレ3世の就任式に合わせて披露されました。途中、7年の修復期間を経て1986年にリニューアルオープンしており、観光客は内部へ入ることができます。

■トリエステ湾

トリエステ湾は、イタリア国土が面しているアドリア海の最奥部に位置している湾です。この湾はヴェネチア湾の一部ともなっており、イタリアほかスロヴェニアやクロアチアといった他国にも囲まれているのが特徴となっています。トリエステ湾の面積はおよそ550平方キロメートルとなっており、水深は比較的浅く、トリエステをはじめ多数の都市が面しています。
現在のところ、トリエステ湾周辺の海流は反時計回りの向きとなっており、アドリア海内でも最も流れが強いとされています。湾からは美しい眺めを望むことができ、海岸線沿いの散策も観光客に人気があります。

■旧市街 (トリエステ)

旧市街はイタリアのトリエステにあります。トリエステは人口約25万人の湾岸都市です。旧市街へは鉄道が車でのアクセスがオススメです。旧市街にはエスプレッソで有名なillyの本社があります。旧市街の大運河を眺めながらゆっくりコーヒを飲むのもオススメです。アドリア海を背にした大運河の右側にはサン・スピリドーネ教会があります。新古典主義建築の１つで、５つの青いドームがあるのが特徴です。
海岸通り沿いには、イタリア統一広場があります。イタリア統一広場は、ムッソリーニが演説したことのある場所です。市街地の中心部にはサン・ジュストの丘があり、港を一望できます。その隣にはサン・ジュスト大教会があります。サン・ジュスト教会では初期キリスト教時代の貴重なモザイク装飾や絵画、彫刻を見ることができます。バラの美しい大きな窓は必見です。