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館内は年代別に分けられて展示
ナショナル・ギャラリーの建物はおよそ200年ほど前に建てられたものです。館内は、2階がメインの展示スペースとなっています。そのほかの階は、エントランスやカフェやショップ、特別展の会場となっています。とても広い館内ですが、コンパクトに鑑賞できるようにデザインされているところが秀逸です。
メインフロアは、主に4つのエリアに分類されていて、とても分かりやすい印象です。それぞれ1200-1500年代、1500-1600年代、1600-1700年代、1700-1930年代の絵画が展示されています。館内のさまざまなカフェやバーで軽食や休憩をとり、ゆっくりくつろげるので、柔軟に見学をプランニングできるでしょう。
ナショナル ギャラリー
イギリス / ロンドン / チャリング・クロス駅周辺
- Trafalgar Square, London WC2N 5DN, England
- +44 20 7747 2885
- 10:00 - 18:00
- 日・月
ナショナル・ギャラリーの入場料は無料
イギリスでは、国立のミュージアムの入場は、無料であることが多いです。ナショナル・ギャラリーも、常設のギャラリーのスペースには、入場料なしで入ることが可能です。特別展のギャラリーは、それぞれのイベントによって、金額が異なりますので、ホームページなどの情報を前もって調べておくことをおすすめします。
入館は無料でも、運営に貢献したいと思えるほど感動できる展示ばかりです。館内の各所には寄付箱が設置されていて、心に決めた額を寄付できるようになっています。ショップで、来館の記念になる小物や絵はがきなどが販売されているのを利用したり、カフェでくつろぐことでもギャラリーを支援できるので、来館の際は、ぜひ検討してください。
オーディオガイドで絵画の解説を聴きながら鑑賞
ナショナル・ギャラリーでは、展示されている絵画の解説を聴ける、オーディオガイドのサービスがあります。日本語のオーディオガイドもあり、80点以上の有名な西洋絵画について、日本語の説明を聴きながら、作者や描かれた背景に関する知識を深めていけるのも楽しみ方のひとつです。
このサービスは合計120分のオーディオガイドを聴けるようになっています。英語版のオーディオガイドなら、さまざまなテーマに基づいたナショナル・ギャラリーのツアーの仕方が提案され、いろいろな角度からこの美術館の展示物を楽しめるようになっています。
テーマとなる時代の絵画を集中的に解説しているツアーのオーディオや、イエス・キリストに関する絵画を各時代から集めたツアーのオーディオがあります。また、絵画から伝わってくるものを音として表現している斬新なアイデアのオーディオもあり、ナショナル・ギャラリーに展示されている絵画を何度でも楽しめるようになっています。
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ナショナル・ギャラリーで注目したい作品
ダヴィンチなどの1200-1500年
館内の最初のエリアである、1200年から1500年の作品のギャラリーで注目したいのは、モナ・リザで有名なレオナルド・ダ・ヴィンチの作品、「岩窟の聖母(がんくつのせいぼ)」です。ふたりの幼児が描かれていて、中央がイエス・キリスト、左側がバプテストのヨハネです。ふたりの区別が明確になるように、後代にヨハネの持ち物が書き加えられたとされています。絵画ファンなら、ルーヴル美術館にある同じ構図のダ・ヴィンチ作品との比較も楽しめるでしょう。
ミケランジェロなどのルネサンス時代
ルネサンス時代の巨匠といえば、ミケランジェロ。ふたつめのエリアでは、ミケランジェロなどルネサンス時代の絵画を堪能できます。ダヴィデ像など、彫刻作品が有名なミケランジェロですが、彼の絵画も見どころたくさんです。ナショナル・ギャラリーには、ミケランジェロの「聖母子像と聖ヨハネ」と「キリストの埋葬」が常設展示されています。いずれも未完成の絵画ですが、ミケランジェロが人物を描くときにはとても立体的に見えるように描くことがよくわかる作品たちです。
フェルメールの17世紀
1600年から1700年のあいだは、ルネサンス時代のあとに起こった、バロック期という文化の時代の画家たちが活躍しました。有名なのは、フェルメールでしょう。ナショナル・ギャラリーの3番目のエリアには、彼の時代のたくさんの画家たちの作品が展示されています。フェルメールの作品は、対になっている「ヴァージナルの前に立つ女」と「ヴァージナルの前に座る女」の2点が収められています。ヴァージナルはチェンバルやハープシコードとして今日知られている楽器です。それぞれの絵に写りこんでいる絵や、タイルのデザインなど、細かなところまでも注意深く見ておきたい作品ですね。
ターナー・モネ・ゴッホが活躍した時代
ナショナル・ギャラリーの最後のエリアは、もっとも近い時代の画家たちの作品が納められているエリアです。イギリスの新しい20ポンド紙幣のデザインになるターナーの「戦艦テレメール号」、印象派の代表格であるクロード・モネのスイレンの絵、ヴィンセント・ヴァン・ゴッホのかの有名なひまわりの絵など、絶対に見ておきたい作品たちが目白押しになっています。
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2時間で回ることも可能なコンパクト美術館
ナショナル・ギャラリーは、ざっくり見るだけだと2時間以内で見学できるようになっています。オーディオガイドのサービスも、120分のオーディオです。ギャラリー自体が、年代別にエリア化されているので、好きな作品の年代があれば、その年代のさまざまな画家の作品を鑑賞することだけに集中してみるということも可能です。
ナショナル・ギャラリーは地下鉄4駅アクセス
ナショナル・ギャラリーへは、地下鉄でアクセスできます。最寄り駅と呼べる駅がなんと4つもあり、とても便利なアクセスを誇っています。4つの中でもっとも正面入り口に近いのが、チャリングクロス駅です。レスタースクエア駅とピカデリーサーカス駅は、ナショナル・ギャラリーの建物の裏側からのアクセスとなります。
ピカデリーサーカス駅の周辺にはほかの観光スポットもあるので、地下鉄に乗って周遊する観光コースの方はこちらもおすすめ。エンバンクメント駅は、チャリングクロスよりさらにテムズ川よりに位置する駅ですが、4線の地下鉄が通っているので、観光コースによっては、この駅からのアクセスがよい場合も。ロンドンのどこにいたとしても、地下鉄に乗り込んだら気軽にナショナル・ギャラリーに行けるというのはうれしいですよね。
2大ミュージアム巡り
ナショナル・ギャラリーとあわせて行っておきたいのは、大英博物館でしょう。大英博物館は、世界最大級のミュージアムで、世界各地の民族のものが納められています。展示物のジャンルもとても多いので、1日ですべてを見学するのは不可能なぐらいです。ナショナル・ギャラリーからとても近いところに位置するので、2大ミュージアムをまとめてツアーするということも可能なのです。
大英博物館
イギリス / ロンドン / ウェスト・エンド
- Great Russell Street, London WC1B 3DG, England
- +44 20 7323 8000
- 10:00 - 17:30
オープントップの2階建てバスで行くナショナル・ギャラリー
ロンドンのよさを1日で体験できるオープントップの2階建てバスで行くツアーが人気です。ロンドン市内をバスで1日観光し、大英博物館やナショナル・ギャラリーなどのミュージアム見学も組み込まれているツアーです。芸術はそんなにしっかり見ないという人でも、楽しめるいろんなポイントが盛り込まれているので、あっという間に1日のツアーが終わってしまいそうです。
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