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【フランス】シュノンソー城|神秘的な美しさを誇る川の上のお城

シュノンソー城は、フランスのロワール地方にある古城です。フランスの庭とも呼ばれることのあるロワール地方。300以上の古城が存在するこのエリアは、景観がとても優雅で美しく、世界遺産に登録されています。シュノンソー城は、その世界遺産に登録されているエリアの中にある城のひとつで、城自体が川にかかる橋の上に建てられているところが話題を呼び、人気の観光地となっています。美しい佇まいを誇るシュノンソー城の建物としての構造は、地下1階と地上3階の建物です。この城には、その奇妙な歴史にまつわるそれぞれのストーリーを持ついろんな趣の部屋が20以上あり、楽しませてくれます。

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更新日: 2024年4月29日

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「6人の奥方の城」と呼ばれる美しく悲しい歴史

もともとは製粉所としても使われていた邸宅があったところに、シュノンソー城が建てられました。水上にあるのは、製粉所時代に水車を運用していたこととも関係があるようです。シュノンソー城の歴史は、1500年代にフランス国王の侍従が城を建てたところから始まります。建築の指揮を執ったのは、その妻で、女性の視点でデザインがなされ、優美な外観と内装になっています。興味深いことに、この城の主は、その後も6代続けて女性でした。国王や政治家などフランスの歴代のキーパーソンたちにゆかりのある女性たちが、それぞれの時代にこの城を与えられ、それぞれの好みに合わせて部屋を使うという歴史をたどることになりました。シュノンソー城ひとつだけで、いろんな時代の趣のある内装を楽しめるようになっているのはこの歴史の成り行きによるものです。

その後、第一次世界大戦の際に、時の城主はシュノンソー城を病院に改装し、戦時の必要に答えました。第二次世界大戦の際には、シュノンソー城にまたがる川がドイツ軍の占領地の境界となっていたため、フランス側のレジスタンスの秘密通路として使われることにもなりました。

シュノンソー城は大人ひとり14ユーロで入れる

シュノンソー城は、現在個人の所有物となっていますが、一般に公開されています。シュノンソー城の入場料は、大人が14ユーロ、18歳から27歳までの学生が11ユーロ、子どもが11ユーロ、7歳未満は無料となっています。大きくて美しい城を管理するのに莫大な費用がかかると思われますが、リーズナブルな入場料を支払うことで、管理に協力できるというのもうれしいですよね。

シュノンソー城の見どころ

橋の上につくられた舞踏会の会場

橋の上という細長いスペースが、舞踏会にも使われるようなギャラリーになっています。川の幅いっぱいに建てられたこの部屋は、全長60メートルもあります。橋の上ですから、幅はそんなに取れず、たったの6メートル。橋上のこの部屋に設けられた18の大きな窓からはたくさんの陽の光が差し込みます。ギャラリーの両サイドには美しい装飾が施された暖炉が置かれています。大きな舞踏会が数多く開催されていたシーンを思い描きながら見学するとよいでしょう。第二次世界大戦時には、シェール川がドイツ軍の占領地域の国境となっていたことがあり、この回廊が非占領区域に逃げ出すための通路として使われたという、歴史のひとこまを垣間見ることもできます。

ふたつの庭園から見えるそれぞれの景色

シュノンソー城には、城の北側にある敷地に、大きなふたつの庭園があります。城から北側を眺めて、右手にあるのがふたりめの女城主カトリーヌ・ド・メディシスがつくった庭園。庭園の中央には噴水があるのが特徴で、きれいに植えられた花壇越しに、白い古城が後ろに美しく映えます。反対の左手に見える庭園は、最初の女城主ディアーヌ・ド・ポワティエがつくった庭園です。こちらの庭園の方が規模が大きいです。川の氾濫を考慮し石で補強された一段高くなったテラスのようになっています。この庭の花壇は毎年植え替えが行われており、美しい景観を見せてくれます。

それぞれの住人たちが暮らした部屋

最初の女城主でフランス国王アンリ2世の愛人であったディアーヌ・ド・ポアティエの部屋には、後にふたりめの城主になる恋敵のカトリーヌ・ド・メディシスへの恨みが込められています。カトリーヌにこの城を乗っ取られる前に、この部屋に「H」と「C」の組み合わせのロゴをたくさん刻みました。見せかけはアンリ2世とカトリーヌをあらわしているように見えますが、しかしそれは、「H」と「D」の文字をあしらったもので、アンリ2世が自分のためにくれた城であることを暗に主張していたのです。部屋の調度品も見事な細工が施されているので見どころいっぱいです。

そのふたりめの女城主であるカトリーヌ・ド・メディシスの部屋も公開されています。ルネッサンス時代を思い起こさせる天蓋付きのベッドがインパクトありです。たくさんの彫刻家具や聖書の登場人物であるサムソンの物語に関するタペストリーも見どころのひとつです。

その他にも、アンリ2世の父親で、この城に数回しか訪れていないはずのフランソワ1世の部屋や、後代のルイ14世が過ごしたとされる部屋なども公開されていて、フランス王室ファンにはたまらない見学になりそうです。

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たくさんの部屋をまわっても数時間で見学できる

20以上の見学ポイントとしての部屋や庭園がありますが、それぞれをじっくり見ていったとしても数時間で見学することが可能な規模です。庭園はとても大きいですが、そんなにくまなくじっくり見るというスポットでもないです。でも、城の外観をきれいに撮るスポットを探すのにちょうどよいかもしれません。フランスでも特に人気の高い古城ですが、この地方の他の名高い古城とセットにしてめぐっていくツアーや、パリ観光からのオプショナルとしても便利に使える観光スポットといえるでしょう。

シュノンソー城へはパリから2時間程度の列車の旅

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シュノンソー城へのアクセスなら、フランスの新幹線TGVに乗って、サン・ピエール・デ・コール駅で他の電車に乗り換え、シュノンソー城の目の前にある駅まで向かえます。パリ出発から2時間以内でシュノンソー城に着けるので、オプショナルツアーとして日帰りでも立ち寄れるぐらいの感覚で覚えておけば、パリ旅行のときに役立てられるでしょう。

レンタカーでのアクセスもおすすめ

鉄道での移動は言語の面でも乗り換えがあるのも、不安に感じることがあるかもしれませんね。そんなときは、レンタカーでのアクセスを検討しましょう。レンタカーなら、自分たちのペースで旅行をコントロールできます。また、ロワール地方の他の古城めぐりもたくさんしたいという旅行プランなら断然レンタカーの方が機動力が高まることでしょう。

シュノンソー城

フランス / ロワールの古城周辺

Chateau de Chenonceau, 37150 Chenonceaux, France
https://www.chenonceau.com/en

ロワール地方の古城めぐり

シュノンソー城の近辺にはたくさんの有名な古城があります。シュノンソー城から半径100キロ程度のエリアに指定されている、世界遺産の登録エリアには、合わせて100以上の古城があり、とても美しいフランスの歴史的な建築物を何カ所も見学できます。

シャンボール城

シャンボール城は、ロワール地方の中でも特に大きなお城です。高さ56メートルで、400以上の部屋がある巨大な城は迫力満点で、スケールの大きさに驚くばかりです。戦闘を全く意識していない造りの城で、時代錯誤なほどに華麗な装飾が施されているのも見どころのひとつです。

シャンボール城

フランス / ロワールの古城周辺

le Chateau, 41250, Chambord, France
https://www.chambord.org/fr/

シュヴェルニー城

シュヴェルニー城は、狩猟犬と漫画の舞台として有名な古城です。100匹以上の狩猟犬が城主によって飼われていて、実際に狩りに出かけたりもするようです。また、「タンタンの冒険旅行」という日本語にも訳されているベルギー漫画のモデルとなっていて、漫画にちなんだイベントも行われています。城内もきれいに管理されていて、歴代城主の肖像画などを鑑賞できます。

シュヴェルニー城

フランス / ロワールの古城周辺

1 Avenue Chateau, 41700 Cheverny

ロシュ城

ロシュ城は、岩山の先端に建てられた砦のような城で、ジャンヌ・ダルクが訪れたことがあることや絶世の美女といわれるアニエス・ソレルが住んでいたことで人気があります。

ロシュ城

フランス / ロワールの古城周辺

37600 Loches

アクセスに難ありなのでツアーで連れて行ってもらうのが楽!

シュノンソー城は人気の高い城ですが、鉄道でのアクセスもそれほど便利ではなく、レンタカーをするにしても免許の問題があります。しかし、ツアーならバスなどで現地まで安全に連れて行ってもらえるのに加えて、他の魅力あるロワール地方の古城にも案内してもらえます。シュノンソー城とロワール古城めぐりなら、ツアーで楽しみましょう。

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