【沖縄離島】必ず一度は見ておきたい個性豊かな伝統の祭り５選

■黒島牛まつり

はじめに紹介する沖縄離島の個性豊かな伝統の祭りは「黒島牛まつり」。毎年2月に黒島で開催されるこのお祭りには、石垣島や本土からたくさんの人が訪れます。特に島おこしと畜産振興を目的にしたお祭りです。島民が200人なのに対し、牛が数千頭いるという島だけに、高級和牛･石垣牛の丸焼きや牛汁などが堪能でき、伝統芸能や、牧草積み競争や相撲大会、音楽ライブなどの催しもあります。大抽選会の一等賞には、牛一頭が贈られるとあって、子供から大人まで誰もが楽しめるお祭りです。

■種取祭

2番目におすすめする沖縄離島の個性豊かな伝統の祭りは「種取祭」。国の重要無形民俗文化財に1977年に指定された竹富島の種取祭。島内で最大のお祭りで、島民だけでなく、その親戚らも帰島し、大にぎわいとなります。お祭りはタネドリまたはタネドゥイとも呼ばれており、農作物の種が無事に育つことを祈願するものです。毎秋10日程をかけて催されるお祭りで、7、8日目の奉納芸能では70点を超える芸能が披露されます。行われない年もあるので注意してください。

■鳩間島豊年祭

続いておすすめの沖縄離島の個性豊かな伝統の祭りは「鳩間島豊年祭」。八重山諸島の鳩間島の最大のお祭りです。毎年旧暦の6月に豊作豊漁や島の繁栄を祈願しています。1日目は、一晩中、島の聖地に籠り神々に祈りを唱え、唄と踊りを捧げる"ユドゥーシ"と呼ばれる日です。2日目は“トゥーピン”といい、奉納芸能が行われ島内が最もにぎやかになります。3日目は“シナピキヌピン”と言い、観光客も共に綱引きを行うユニークな伝統があります。

■小浜島 結願祭

次に紹介する沖縄離島の個性豊かな伝統の祭りは「小浜島 結願祭」。八重山諸島の“てんぷす”（へそ）と言われる小浜島。結願祭（キチィガン）と呼ばれる祭りは、2007年に国の重要無形民俗文化財に指定されました。一年の豊作と健康の祈願、その成就を感謝し、翌年の五穀豊穣と無病息災も祈願する祭りです。メインは祭り2日目の“正日”（ショウニツ）。狂言や獅子舞、棒術、民俗舞踊など20にもおよぶ伝統芸能が奉納されます。